上位校における基礎とはいかなる領域か | ZENT進学塾

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基礎的なことをしっかりと。
 
とは言っても、そのレベルを見誤ってはいけません。
 
解けるのなんて、当たり前。
 
文字通り、秒で解くんです。
 
 
以下の二つを見ましょう。
 
 
一つ目は、中3の最初に習う多項式の乗法。
 
二つ目は、中2の内容のみで構成されているテスト形式のプリントです。
 
 
で、基礎力がしっかりついているとはどういう世界観か。
 
一つ目は、いわゆる乗法公式を使うものをランダムに配置してあります。
 
解けるのは当然。
 
では速度は?
 
 
一問あたり、3秒です。
 
 
ということで、一枚1分強です。
 
2分かかったら遅い。
 
思考速度にペン速が追いつかない。
 
この程度の学校の定期テストレベルのものなら、この水準までいって、やっと、当たり前です。
 
 
2枚目は、これよりは難易度は上がります。
 
総合問題形式ですので、何を使うのかを瞬時に判断していかないといけません。
 
模試などで総合問題形式に慣れていない子には、ハードルは高いでしょう。
 
しかし、それでもこのプリントならば、
 
 
アベレージ1問あたり1分〜1分半で処理です。
 
 
問題文を読む時間を考えると、このプリント一枚で15分〜20分
 
20分かかったら遅い。
 
 
秒で解くというのは、延髄反射で解くということです。
 
ある一定水準の問題、パターン化されている問題は、反射で解くんです。
 
反射で解くというのは、解き方を自動化し、脳の容量を空けるということです。
 
パターン化するとそれしか解けないとか、応用問題ができないとか揶揄されますが、そういうしょぼい次元の話ではありません。
 
しっかりと理解し、考えるまでもなく解けるという状態にするということです。
 
パターン化されているような問題をいちいち考えているようでは難関校の問題は解ききれないし、その問題に脳の容量を使っている場合ではありません。
 
だから、ある程度自動化し、点をとり、その上で、そういったパターン化では対応しきれないような問題をじっくり考えるのです。
 
そのために、文字通り音速で、光速で、よくあるパターンの問題は処理できるようにしていかねばなりません。