コロナの影響を受けて、公立中学校ではコロナ関連はすべて出席停止扱いとなり、欠席扱いにはならないのだとか。
コロナ関連というのは、感染したとか、濃厚接触者の疑いありとか、そういうレベルではなく「コロナ怖い」でいいとか。
そんなんでいいのか? と思うのですが、この状況だともはや仕方がないのかもしれないとも思いいます。
学校の先生方も諦めているでしょうし、「そんなもん理由になるか!」なんて言えやしませんよね。
学校の先生方の苦労、苦悩もお察しいたします。
そんな事情もあってか、当塾でも学校へは行かずに休んでいる子もいます。
コロナ関係なく3学期は学校行かない子もいますよね。私はそういうのは好きではありません。
気持ちはよく分かります。
私は、学校は行きなよと思っているのですが、この感染爆発状態、変異種の存在、受験などなど、様々なことを考えると学校のような大人数が集結してくる場は非常にリスクが高い。
もし私が受験生だったら、絶対に行きません。
ある学校の先生は面談で「私の子だったら行かなくていいって言っちゃうと思う」と口にしたとか。
ですよねって感じです。
もし感染しようものなら、濃厚接触者となろうものなら、受験自体受けられなくなる。
ここまで何のために…となるならば、そのリスクなんて絶対にとれないですものね。
まぁ、こんな状況ですので家にいるよりは…という理由で、当塾は最近11時から12時の間に開けています。
自習に来る生徒たちのために。
学校はコロナ怖いって言って休んでおきながら、塾には来るのよねっていう矛盾は目をつぶることにしましょう。
問題なのは人数だってことですしね。
さて、こんな感じで学校は「コロナ怖い」といえば休めてしまう。
となると、公教育は一体どうなってしまうのでしょうね。
もはや、「学校ってとりあえず行くよね?」という考えは通用しなくなってくる。
学校行く時間が無駄じゃね? と感じている層も多くいます。特に出来る子たちは。
これは以前から問題になっていたことですが、学校の授業では入試問題に対応できない。(学校の授業の批判がしたいわけではありません。)
であるならば、入試に必要な科目はもう学校がしなくてもいいんじゃないか? と思ってしまっても仕方がないですよね。
それは塾でやればいい。
学校は、塾に行っていない子達のためにそれをやる授業時間を組めばよい。
そして、学校は、基本的にはそれ以外の美術や音楽などと、学業以外の何かを行う場としてしまった方がよいのではないか。
私は結構本気でそう思っています。
例えば、学校自体は基本的に朝から給食までの4時間。週4日。
そこで4科目とボランティア活動やらをやる。
五科目は受けたい人のみ休みになっている2日や、5限以降にやる。
塾でやっている人は、別に受けなくても良い。
市町村から塾代の補助が出るといいですよね。
子育ては最大の国の投資であるべきです。
なんなら、我々のような人間が、学校で授業をやっても良いでしょう。教員免許は?という問題はおいておくとして。
クラスを細かく分けて、それぞれの先生が得意なレベルの授業を受けたい生徒が受ける。
学期ごとの定期テストは東京都の学力調査テストを利用する。
そうやって点数で内申も決めてしまえば、不公平な内申もつかないでしょう。
部活も組み込もうと思えばどうにでもなります。
週4日になれば、登校日を学年によって分けたりできるので分散登校にもしやすいですよね。
いろいろ荒い素案ではあるけれど、私でさえ、頭の中でこうやってぼんやりと新しい公教育の形を考えている。
民間の私が考えているのに、学校サイドはそういう可能性を考慮しているとは、今のところあまり見受けられない。
そりゃあそうか。学校側はたとえそういう話が出ていたとしても、軽く漏らしてしまうわけにはいかないですからね。
けれども、コロナがここまで猛威をふるい、今年1年もきっとコロナにふりまわされる1年になる。
もしかしたら来年、再来年も…
となったときに、さすがにこのままの学校教育で続けていけるわけがない。
すでに、コロナで1学期がなかったせいじゃね?と思われるような様々な綻びを私は感じています。
以前からさんざん言われていた様に、公教育は変わらねばならないところに来ているのでしょう。
その解の一つがデジタル化だという見方もありますし、それはそれで必要なことだとは思うのだけれども、デジタル化で解決するようなことではなく、もっと構造そのものを変えていかねばならないのだろうと考えています。
ま、何が言いたいかって、私に学校で上位志望者向けの授業させてってことです(笑)