流動化する雇用の中で | ZENT進学塾

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近年、転職は当たり前のこととなりました。

 

終身雇用、年功序列はもう崩れたと思ってよいでしょうね。

 

転職したことでプラスの結果になったという声も多くみられるようになりました。

 

こうした声が多くなると、どうしても、緩すぎる考えの人が出てきてしまう。

 

気軽過ぎる転職。

 

ちょっと待遇に不満だから転職。ちょっと嫌なことがあったから転職。

 

というように。

 

 

ここは自分にあった場所ではなかったのだ。自分にはもっと適切な場所が存在している。

 

転職がごくごく当たり前となってしまうと、そういう考えにのっとって、カジュアルに転職していく人も増えるでしょう。

 

 

しかし、それではまずい。

 

こういう人は大体、常に現状を嘆き、非難し、原因を自分以外の外側に求めがち。

 

キャリアを積み上げてわけでもないのに、すぐに転職を考える。

 

そして、次のところでも同じように嘆く。

 

 

何かを勝ち取るには、自分で実力をしっかり持たねばならない。

 

その実力をつけるような努力をせず、ただただ現状を嘆くような根無し草のような転職。

 

権利は与えられて然るべきものであると考えいるような子どものような存在。

 

 

そうはなってほしくないですね。

 

自分を発揮する場所やキャリア、そして権利というものは、自分の努力のたまものとして勝ち取るものであり、それをしないならば、権利なんて主張すべきではない。

 

と、私は思っています。

 

 

ぜひぜひ、高校入試という経験を通して、努力して勝ち取るという経験をしてほしいと思います。

 

そういう経験をしていれば、上記のような根無し草のような人にはならないで、「積み上げる」ということが出来る人になれると思うので。

 

 

積み上げたが故の何かを持ち合わせていない人はきっと、何者でもない。

 

 

人はある日突然、社会に放り出されます。

 

幼いうちは、周りの大人が叱ってくれるし教えてくれる。

 

けれども、せいぜいそれは20歳そこそこまで。

 

20歳くらいからは、誰も教えてくれないし、誰も叱ってくれなくなる。

 

その時に、自分の生に自分で責任をもって、自分で考えて歩めるか。

 

それはきっと、こういう経験の有無によるのではないかと思います。

 

勉強にせよ、部活の大会にせよ、なにか別の活動でもいいけれど、なにか一つ、心の底からやり切ったと思える経験と、その経験から得られる何物かが、キミを何者かにしてくれるはずです。