塾報記事より抜粋(多少変更) | ZENT進学塾

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キミたちがこれまで、一番世話になったのは一体誰か。

塾の先生? あるいは、学校の先生? 

 

違います、絶対に。

 

キミたちが一番世話になったのは、他の誰でもなく、キミたちの親です。

 

ここに通うにもお金がいる。他の習い事にしたってそう。部活だって、なんやかんやお金がかかる。

でも、お金払うのは親なのに、親自身はその払った分の何かが得られるわけではありません。

 

得られるのは、キミたちの成長っていう、間接的なもの。

教育費というのはちょっと特殊なもので、基本的にお金ってのは、払った人がその金銭に対する対価を得えます。

けれど、子育てはそうではありません。

子育てってそういうもんだろ? って言っちゃえばそれまでなのですが。

 

親は、キミたちを塾へ送り出す。そして、帰ってくるのを待つ。ただ、これしか出来ないんです。

この、ただ待っていることしかできないってもどかしさがキミらに分かりますか? 

しかも、帰ってきたと思ったら、出来が悪かったのか何なのか知らないけれど、機嫌が悪かったり落ち込んでたりします。

さらに、帰ってきたと思っても、ほとんどゆっくり話も出来ないことが多い。

ご飯食べねばならんしお風呂も入らねばならんし、なにより寝なきゃいかん。

なんにもしゃべらない人だっていますよね? 思春期ってそんなもんです。

 

だから親は、キミらの状況がどんな感じなのかもあまり分からないんです。

状況もわからないのに、ただただ待つ。結構キツイですよ。どんなに不安か。

点数で可視化できているキミたちよりもたぶん、不安です。

キミたちは、点数から考えてあと何点とか、この一問のミスのせい! とかわかります。我々からもこうしときなという指摘を受けて、何をしていくべきかもわかっています。

けれど、親はそうではありません。

 

別にお金に限りはしません。

 

キミらは、周りの人たちはもちろんだけれども、圧倒的に親の支援を受けて、助けを借りて、そうやってここまで育ってきています。

 

新年の抱負を中三に書いてもらいました。

我々に恩返しって書いてくれている子がいます。

それは本当にありがとう。

そう思ってくれることをとても嬉しく思います。

でも、我々はキミたちとともに、この塾を選んでくださった保護者の方々に恩を返す立場にあります。

キミたちが感じるその恩は、親と、これまでキミたちを支えてくれた我々以外の大人に向けてあげてください。

 

誰のための受験か? 

紛れもなくキミたちのための受験です。けれど、キミたち「だけ」ではありません。

これまでキミたちを支え、応援してくれた人たちに、キミの成果をみせ、喜ばせてあげるための受験です。

そういう人たちに、「合格」という二文字をプレゼントしてあげてください。

 

受りましょうね。絶対に。

 

私は、受験というのは受かってナンボだと思っています。

勝負事ですからね。当然立つことが最大の目標です。

けれども、偏に、ここまで書いてきたような意味が私の中では多くを占めています。

 

あと少し。

やれることを懸命に。