数学についてです。
たまに、突然変異みたいに数学がやたらと得意な子いますよね。
そういう子に、どういう指導をしていくべきなのか。
小学校のうちから中学範疇までドンドンこなせてしまう
中学校に上がってからは高校レベルをこなせてしまう
こういう子はいます。
中学生にして、
三角関数いけますよ
微積も全然こなせますよ
こういう子。
こういう子に、どういう指導をすべきなのか。
いけるのだから、どんどん先のカリキュラムを広く浅く進めてしまうべきか。
私の考えでは、それはNOです。
ある一定のところまでは先に進めてしまうのもありだと思います。
例えば、中学範疇までとか。
けれど、高校範疇に踏み込むのは少し待った方がいいと思っています。
それよりは、中学範疇までで解ける問題で
恐ろしく難しいレベルを与えた方が良いだろうと思います。
理由は
使えるツールが限られた状態でいかにして問題を処理するか
という能力を高める方がよいと感じるからです。
先のことをやってしまうと、使える道具が増える
それはもちろんいい事なのだけれども
敢えて遠回りをしてみるとか
あるいは、高校生ならこうやって解くけれど、中学生ならこうやって解くよ
ちなみに、中学生的な解き方の方がスマートだよ
なんてこともたくさんあるからです。
そうやって、難しいレベルのものに手足を縛った状態で戦うという術は
身に着けておいて損はないからです。
出来る子がいると、どんどん先へ進めてしまうのでついつい教えたくなってしまいます。
けれども、そこをちょっと我慢して
今持っている知識だけでこの難問を処理してみろ!
という課題の出し方をしたほうが
後々いろんな解法が浮かぶようになるのではないかな?
と感じています。
もちろん、そういう問題を選定できる講師の力量は必要なのだけれども。
え?
私?
当然、そういう指導をしていますよ。
先へ進めることもありますけれど。
私にはそれが出来るだけの力量がありますから(笑)