開成という存在 | ZENT進学塾

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以前、私立高校の変化について書きました。

https://ameblo.jp/z-e-n-t/entry-12543153235.html

 

ちょっと補足というか、続きというか、願いといか、そんなお話

 

高校募集をどうするかという問題は、非常に重要な事です。

 

私学のトップである開成高校にとっても、重要課題と考えていいでしょう。

 

先日の記事からすれば、開成は相当な信念のもとに高校募集を継続していると言えるように思います。

 

合理的に考えれば、カリキュラムの違う高校入学を受け入れ続けるより、中学入試の枠を拡大するほうが開成の利益になるでしょう。

 

しかし、開成はそれを今のところしていません。

 

何故か。

 

前向きな解釈をすれば、開成側はいまだ、高校入学組の価値を認めているのだと思います。

 

後ろ向きな解釈をすれば、私立トップ校としての誇りが高校募集停止を許さないのかもしれません。

 

 

開成高校の名前の由来は「開物成務」という四字熟語です。

 

伏義の著作とされる『易教』にある言葉です。

 

「物を開き務めを成す」と読みます。

 

人間性を開拓、啓発し、人としての務めを成す

 

のが、開成の理念です。

 

閉じた環境ではなく、開かれた環境の方が、より人間性は広まるでしょう。

 

だから、開成は開成たるために、開かれている必要があるのかもしれません。

 

いえ、そうであってほしいんです。私は。

 

開成の合格辞退が増えているとか、そんな記事を見ますが、

 

私は、私学のトップとしてこれからも君臨し続けてくれる事を祈っています。