【2017】学習の質の違い (中学校・家庭・塾) | ZENT進学塾

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こんにちは。

ZENT進学塾の坂口です。

 

今回は中学校・家庭・塾という学習の場において

どのような質の違いがあるのか整理しましょう。

 

 

■ 中学校 = 新しいことを習う場所

例えば、数学でマイナスという概念を習ったり、

英文法や英単語を新たに学んだり。

中学校は、主に新しいことを習う場所です。

学力の上限値を伸ばす場所とも言えます。

 

 

左:現状の状態

右:学校で新しいことを習った状態

 

上記の赤い部分が新しく習った内容。

これが既存の学習内容に積み上がり、

学力の上限値が日々上昇していきます。

 

 

 

■ 家庭 = 学力を向上させる場所
 

中学校で新しいことを習い、上限値は増えました。

しかし、実際の学力が伸びたわけではありません。

実際に学力が伸びる場所は家庭となります。

 

 

 左:学校で新しいところを習ったばかりのとき

 右:習った場所を家庭で復習したとき

 

青い部分が学力となります。大人も子どもも

新しいことを習った後は、必ず反復が必要です。

復習することで授業内容が定着し、学力が伸びます。

 

中学校では、この定着のために宿題を出しています。

しかし、宿題だけでは学習が不十分なことも多く、

教科書やノートなど自主的な学習を求められます。

 

子どもが小学生・中学校低学年のうちは

両親の補助が必要となる場合があります。

 

例えば、

宿題のノートを確認したり、単語や漢字、教科書の

内容を覚えているかのテストを実施するなどして

『やった』でなく『覚えた』状態かを確認しましょう。

 

 

 

■ 塾 = 問題を解決する場所

 

塾は大きく2つに分かれます。

 

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進学塾

 受験を視野に学習する塾で、基本が出来ており

 学校より高度な学習するのに適した塾です。

 受験を意識しているため、得点できるよう

 同じ問題の反復練習なども行われます。

 

補習塾

 なんらかの問題により、家庭学習が不十分で

 学校の授業がわからなくなった子に適した塾です。

 学校の授業の解説や関連問題の復習がメインで、

 一緒に宿題をやってくれる塾などもあります。

 

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以下の図を見てください。

 

 

中学校ではカリキュラム通りに授業が進むので

日々学力の上限値(赤)は増えます。

家庭学習もしているので、学力(青)も伸びています。

 

しかし、上限値と比較すると学力の上昇幅が少なく

授業を理解するための基礎学力がいずれ足りなくなり、

学校の授業がわからなくなる場合があります。

 

塾はこの状態を改善する、医者のような立ち位置です。

ご家庭での学習姿勢などをヒアリングし、実際の授業を見て、

問題個所を改善することで学力向上につなげるからです。

 

学校の授業についていけないのであれば補習塾、

志望校への学力向上が必要なら進学塾といった具合に、

目的・用途によって適した塾を選ぶのが重要であり、

学習の質は塾・校舎によって様々です。

 

 

 

■ まとめ

 

中学校は新しいことを学び、家庭は復習し定着させる。

塾は両者間で発生した学習に関する問題を解決する。

 

これがそれぞれの学習に対する質の違いです。
それぞれできること、できないことがあるので連携して

学力向上を促すのが理想形となります。

 

では、また次回の更新で。