ZENT進学塾の坂口です。

先日の武田による国語の授業風景です。
今回は入試問題で実際に出題された文章を
使用して、読解演習を行っています。
国語の入試問題は小説や随筆だけでなく、
論説文も多く出題されます。
記号論やアイデンティティー論など理解するだけで
ひと苦労する問題も少なくありません。
生徒達は全員、真剣に武田の話を聞き、
解き方のポイントなどを学習しています。
文章を読むためには熟語の意味やことわざなど、
様々な知識を持っている必要があります。
対義語や類義語、接続詞の使われ方などから
筆者の思考を読み、答えさせる問題もあります。
以前から武田も<ブログ>などで話しているとおり、
入試問題を解くことのみならず、母国語を理解し
考える力を育むというのは非常に大切なことです。
最近は日本語の代わりに、英語教育がどんどん
推進されているように感じます。
例えば、2017年度から高校で使われる教科書。
<こちら>のニュースでは。英語以外の教科で
英文の問題などを記述した教科書が増えるとのお話も。
それに合わせて、塾業界でも英語教育に力を入れるところが
ますます増えるのではないかと個人的に思っています。
実際、国語を実施しない塾などもあるぐらいです。
しかし、その反面と言うべきか、本来の母国語である
日本語の水準が下がってきている様に感じます。
もっと言ってしまえば、日本語(言葉)を知らないため、
説明が理解できなかったり、説明できなかったり。
会話なども、二人の間でちぐはぐになってしまったり。
こういったことが頻繁に起こっている様に感じます。
日本語でもうまく説明できないようなことを
英語で説明できるようになるはずがないので、
英語に力を入れ過ぎるのも考えものです。
何事もバランスよくやっていきたいものですね。
では、また次回の更新で。