WonderFox DVD Ripper Pro インストールとDVDバックアップ | パソコン・テクニカル

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WonderFox DVD Ripper Proとは

 

コピープロテクションの解除機能を実装した

簡単操作の DVDリッピングソフト

 

WonderFox DVD Ripper Proはコピープロテクションの

解除機能を実装した有料のDVDリッピングソフトです。

DVDから数回のクリックでMP4やMKVなどの動画ファイルを作成できます。

アプリケーションは無料でインストールが可能ですが

試用版にはリッピングに15分の上限があります。

 

WonderFox DVD Ripper Proサイト

 

対応OS

Windows 11/10/8/8.1/7/Vista

 

WonderFox DVD Ripper Pro のインストール

 

WonderFox DVD Ripper Pro のインストールは 日本語化された

セットアップウィザード形式でアドウェアやサードパーティ製

アプリなどのバンドルはないです。

 

ダウンロードページにある「無料ダウンロード」をクリックして

インストーラーをダウンロードする。

 

 

 

ダウンロードしたインストーラーを起動しユーザーアカウント制御の

ダイアログが表示されたら「はい」で許可。

 

 

言語選択は「日本語」で「OK」をクリック。

 

 

セットアップウィザードが開始するので「次へ」。

 

 

 

使用許諾書が表示されるので確認して問題なければ「同意する」をクリック。

 

 

インストール先はデフォルトのままで「インストール 」。

 

 

インストールが完了したら「完了」でセットアップウィザードが終了します。

 

 

WonderFox DVD Ripper ProのDVDバックアップ

 

WonderFox DVD Ripperはプロファイルが用意されているので

基本操作は「DVDのセット」「出力ファイルの選択」

「実行」の3ステップ

 

バックアップをするDVDディスクをドライブにセットして

DVDディスク」をクリック。

 

 

ISOファイルやDVDフォルダを取り込む場合は各メニューから指定。

 

 

DVDの内容が表示され本編が「メイン動画」としてチェックされる。

今回はフルでバックアップを行う為、全てチェックを入れての検証です。

 

 

多重音声は音声のドロップダウンリストから 出力する音声を選択。

 

 

MP4以外のファイル形式で出力する場合は

出力フォーマット」に表示されているファイルアイコンをクリック。

 

 

登録されているプロファイルが表示されるので出力するファイル形式を選択。

※多彩なプロファイルに対応してるので便利です。

 

 

「1:1 Quick Copy」では無圧縮 (ロスレス) 出力ができる

フォーマットを選択できる。

 

 

ファイル形式を選択。

 

※画質をスライダーを移動して設定を行いたいが

ISOのデフォルト設定では標準 (スライダーが中央) の状態で

高質や低質の設定が行えずエンコードの設定が行える

箇所の表記が無い状態。

 

 

設定ができたら「保存先」の項目で「」をクリックして

ファイルの保存先を指定。

 

 

 

出力設定ができたら「RUN」で出力処理が開始されます。

 

 

継続」で出力開始

 

 

出力が7.73GBの状態で出力される。

 

 

メインだけバックアップを行っても10GB以上ありました。

 

【改善点】

 

エンコード(圧縮)が行えない。

ISOファイルで全部にチェックを入れてもメインだけ選んで

設定をクリックしても設定が行えない状態

DVD 4.7GBサイズにエンコードが行える項目が

何処を探しても見当たらないので。

「1:1 Quick Copy」でエンコードが行える機能が欲しいです。

 

 

編集ついて

 

WonderFox DVD Ripperにはリッピングの範囲選択やエフェクトなどの

編集機能も実装しているが動作が不安定になるため使用は非推奨です。

 

 

編集を行う場合はタイトル右にある「Edit」をクリック。

 

 

編集画面では「コントラスト」「グレースケール」「ぼかし」などの

エフェクトが用意されており指定した エフェクトの効果が

付加されてリッピングされ、動画の一部分のみを

リッピングする場合は エフェクトの下にある

シークバーで 始点・終点を任意に変更できます。

 

※選択できるエフェクトは1つで複数のエフェクを同時に選択する事は出来ません。

 

 

ライセンスキーの購入と登録

 

WonderFox DVD Ripperのライセンスキー購入は

日本語に対応しており決済も日本円になっています。

 

ライセンスキーを入手したら

 

 

WonderFox DVD Ripper Proの上部にある「登録」をクリック。

 

 

ライセンスキーを入力して「登録」クリックすると

フル機能を使用できるようになります。

 

【超簡単】DVDをISOに変換する方法まとめ

 

 

【良い点】

多彩なプロファイルに対応しスマートフォンに

対応したファイルに変換が行える事

多彩な用途に使えて便利です。

 

【悪い点】

ISOファイルを選択した際に

エンコード機能が対応してない点

ISO形式でもエンコードに対応してると

もっと重宝します。

 

 

 

 

※DVDコピー・リッピングを行うユーザーへ

 DVFコピー・リッピングで逮捕されない様に。
 なぜなら、コピーコントロールと呼ばれる一種のコピーガードを
 回避してDVDコピーに対する刑事罰が存在しないからである。
 違法ではあるが、あくまでも民事上で著作権者に対する
 損害賠償請求権と差止め請求権が発生するのみなのです、
 民事不介入の原則に伴い、警察は介入できないのである。
 発覚したとして、DVDをコピーした事で発生する著作権者への
 損害額の支払いと、コピーした現物の
 差し押さえが行われて終わりである。
 市販品を複製して売れば、不正競争防止法により
 5年以下か500万円以下の罰金などの罰則があるという。
 ところで、ネットで公開などせず、自分自身や家族など限られた
 範囲内で利用するために著作物を複製することは、
 当然違法行為となるが、ばれるどのよう
 罰を当てるかとはっきりしないが、
 これまでグレーゾーンです。
 
 

著作権法とリッピングやキャプチャの違法性

DVD/BDのコピー・リッピング や動画ダウンロードなどの違法性

 

 日本の著作権法では第30条で著作物の私的使用での
 複製を認めているが同時に技術的保護手段の回避
 禁じているためアプリを使用して
 DVD/BD・動画サイト・動画ストリーミングサービスなど
 保護されているコンテンツを複製
 ダウンロードするのは違法です。

 

私的使用の複製 – 技術的保護手段の回避

 

 

技術的保護手段はコンテンツのコピーを防止する

コピーガードのことで、DVD/BD・地デジの番組・動画サイト

動画ストリーミングサイトなどで使用されている。

 

※コピーガードのないものに関しては 私的使用の複製は合法。

 


 著作権法は 権利者(被害者)が告訴しない限り起訴できない
 親告罪で、コピーガードを回避したリッピングや
 ダウンロードは違法だが刑事罰はない。
 

 

 

 

著作権法 30条 2 項 – 私的使用のための複製の例外

 


二 技術的保護手段の回避
(第二条第一項第二十号に規定する信号の除去若しくは改変
(記録又は送信の方式の変換に伴う技術的な制約による除去又は改変を除く。)
行うこと又は同号に規定する特定の変換を必要とするよう変換された著作物、
実演、レコード若しくは放送若しくは有線放送に係る音若しくは影像の復元
(著作権等を有する者の意思に基づいて行われるものを除く。)を行うことにより、
当該技術的保護手段によつて防止される行為を可能とし、
又は当該技術的保護手段によつて抑止される行為の結果に障害を
生じないようにすることをいう。
第百二十条の二第一号及び第二号において同じ。)により可能となり、
又はその結果に障害が生じないようになつた複製を
その事実を知りながら行う場合
 

 

 


 技術的保護手段は著作権法 第二条 ( 定義 )で
 電子的方法磁気的方法
 その他の人の知覚によつて認識することができない方法で
 著作権を侵害する行為の防止・抑止する手段 と
 定められており、
 機器が特定の反応をする信号を記録・送信する方式や
 機器が特定の変換を必要とするよう
 コンテンツを変換して記録・送信する方式となっている。
 
 

 

DVD/BDのリッピング

 

DVD-Video には APS / UOPs / RipGuard / Fake vts protection

 / Bad sector protections など 多くのコピーガードがあり、

Blu-ray Disc は AACS / BD+ 、4K UHD BD は AACS 2.0 など

メディアによって技術は異なるが、

コピーガードで保護されているコンテンツは 一般的な視聴環境下で

複製ができなくなっており、アプリケーションや機器を使用した

コピーガード解除は 著作権法 30条 2 項 に抵触する違法行為になる。

 

CSS –アクセスコントロール – 

 


 DVDには実質的にコピーガードの役割を担っている
 CSSという
 アクセスコントロール技術が施されており、CSS は
 アクセスコントロールでコピーガード技術ではないという
 観点から
 2012年10月以前はCSSを解除しての
 DVDリッピングについては
 グレーゾーンとされていたが、2012年10月施行の
 改正著作権法で
 アクセスコントロール技術を施したDVD やゲームソフトの
 リッピングの
 違法化が盛り込まれ、グレーゾーンとされてきた
 DVDのリッピングは完全に違法になったとされている。
 

 

 

 


 2012年10月施行の改正著作権法で技術的保護手段の
 回避を目的とした機器やプログラムの販売や
 製造のほか、いくつかの
 著作権侵害については 非親告罪になり
 権利者が告訴しなくても摘発できるようになり、マジコンや
 DVDFab , DVD Shrinkなどリッピングソフトの
 国内提供が違法になった。
 
 

 

リッピングアプリの摘発

 


 ・2005年にマクロビジョン社がアプリの開発元 排除措置の
 通告をしたことでDVD DecrypterやDVD Shrinkなどの
 フリーソフトは開発を停止。

 ・2007年AnyDVDを開発していたSlySoftはAACS LAから
 提訴され
 有罪判決を受けてるが営業を継続し、米国通商代表の
 働きかけで
 外交圧力がかかりSlySoftのサイトは2016年に 閉鎖。

 ・2014年に DVDFab AACS LAか DMCA
  ( デジタルミレニアム著作権法 )
 違反で提訴され、dvdfab.comを含むドメイン没収,
 決済代行会社の連携禁止などの判決が下される。

 ・2015年8月19日「DVD Shrink日本語版」を公開していた
 サイト運営者とサイトのダウンロードページにリンクを
 貼ったとして出版社の社員1名と編集プロダクションの
 社員2名も著作権法違反幇助の罪で
 書類送検されたのは有名な話です。
 
 

 

動画ストリーミングサイトからのダウンロードと録画

 

動画配信サービスは 利用規約で コンテンツの複製を禁じており

コンテンツは DRM ( Digital Rights Management ) という

コピーガードで保護されているため、StreamFabのような

専用アプリや スクリーンレコーダーなどを使用した

コンテンツのダウンロードや録画は

技術的保護手段の回避に抵触する違法行為になる。

 


 Googleの検索ではDMCA( デジタルミレニアム著作権法 )
 違反で
 一部のStreamFab関連サイトがページが検索結果から
 削除されている。
 
 

 

画面録画 ( キャプチャ ) の違法性

 

保護されているコンテンツを再生して 録画する行為 

( キャプチャ ) は 技術的保護手段の回避 だが、

違法性については キャプチャ機能が技術的保護手段の定義に

該当するかが争点になり、コンテンツの保護技術とキャプチャが

実装している機能によって異なってくる。

 


 古い話しですが2014年横浜のソフトウェアベンダー
 インターナルはDRMで保護された
 電子書籍をキャプチャするコミスケ3
 開発販売して著作権法違反の疑いで摘発され
 2016年に実刑判決が下されている。
 
 

 

自炊本の違法性

 


 個人が所有している書籍を電子化する自炊私的使用
 範囲で合法ですが、自炊代行会社が依頼された書籍を
 分解して電子化すると営利を目的した著作物の複製になり
 著作権の侵害になる。
 

 

 

違法ダウンロ違法ダウンロード

 

 

 

2010年1月1日に施行の改正著作権法30条1項 3号 により

著作権を侵害している 不正コピーされた違法ファイルのダウンロード

違法 になり2012年10月の法改正で罰則が適用された。

 


 違法ファイルのダウンロードは権利者(被害者)の告訴が
 必要な親告罪だが、有償著作物と呼ばれる
 CDやDVD,本,有料放送など
 有償コンテンツを違法なものであると知りながら継続して
 複数回ダウンロードした場合二年以下の懲役もしくは
 二百万円以下の罰金、またはこれの併科の刑事罰がある。
 

 

2020年6月に施行された 改正著作権法で 映り込みや軽微なものは

 

除外されたが、違法ファイルの スクリーンショットも

違法ダウンロードの適用範囲になった。

 

ダウンロードのログ

 

通常回線で インターネットに接続すると ISP

 ( インターネット・サービス・プロバイダ ) の 

DNS を使用しているため、ブラウザの履歴 や

キャッシュを削除しても プロバイダに 接続ログが保存されているので、

法執行機関は特定のサイトにアクセスしているIPアドレスから

個人を特定することができる。

 


 日本にはプライバシーを保護する
 電気通信事業法 第4条 第1項 通信の秘密があり通信の内容
 宛先を第三者に知られたり、漏洩されたりしない権利
 保障されており本人の同意を得る正当行為・正当防衛
 ・緊急避難に該当する違法阻却事由がある場合にのみ
 通信の秘密の侵害が許される。
 

 


 日本の著作権法では第30条で著作物の私的使用での
 複製を認めているが同時に 技術的保護手段の回避を
 禁じているためアプリを使用して
 DVD/BD・動画サイト・動画ストリーミングサービスなど
 保護されているコンテンツを複製・ダウンロードするのは
 違法です。
 

 

 

 

違法アップロード

 



 複製したものをファイル共有ソフトや公開設定をした
 オンラインストレージ、Youtube などの動画サイトに
 アップすると著作権法 第23条の公衆送信権を
 侵害することになる。
 

 

 

 

著作権法 23条

 


 一 著作者は、その著作物について公衆送信
(自動公衆送信の場合にあつては、送信可能化を含む。)を
 行う権利を専有する。

 二 著作者は、公衆送信されるその
 著作物を受信装置を用いて公に伝達する権利を専有する。
 

 



 著作物のアップロードは著作者が専有する公衆送信可能化権を
 侵害する行為で、故意に著作権を侵害した場合は刑事罰として
 10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金または併科
 ( 著作権法 第 119条 ) になり
 賠償請求などの民事が別に発生する。
 

 



 著作権法違反は基本的に 親告罪だが利益を得る
 ・権利者の利益を害する目的 、有償著作物を複製して公開 、
 著作権侵害により著作者の利益が不当に害される場合は
 非親告罪で被害者の告訴がなくても検察は
 起訴することができる。
 

 

 

 

ファスト映画の賠償金

 


 映画を10分程度の動画に再編集したファスト映画も
 公衆送信可能化権を侵害する行為で、
 2021年6月に容疑者5名が摘発され、
 被疑者の1人は1000万円の和解金を支払って
 示談したことが報じられた。
 CODA ( コンテンツ海外流通促進機構 ) は
 ファスト映画を公開していたYouTubeチャンネルを
 国際執行手続きにより特定するとしている。
 

 

 

リーチサイト対策

2020年10月1日 に施行された 改正著作権法により 

違法ダウンロードサイト へ誘導する リーチサイト や

 アプリも規制の対象になった。

 

リーチサイトは 公衆を侵害著作物等に殊更に誘導する

主として公衆による侵害著作物等の利用のために用いられるもので、

通常のブログなどで 違法ダウンロードサイト への

リンクが わずかに貼られているようなケースは

対象にならないという 曖昧な部分があり最終的には司法判断になる。

 

 

ファイル共有ソフト

 

ファイル共有ソフトは peer to peerと呼ばれる技術を使用して

 自分のパソコンの一部を外部に公開する仕組みで、

公開されたフォルダはファイル共有ソフトの利用者が

閲覧可能な状態になり、アプリ・音楽・映画 など 

違法ファイルの 温床になっており 毎年のように逮捕者がでている。

 

 

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