体と頭が重くて、目の前が揺れ動いているような感じがする。
風邪かと思って熱を測ったけれど、平熱。
むしろいつもより低め。
なんだか最近、すごく疲れている気がして、
だけど、絶対的に前より働いてないし、責任も感じていないから、
そんなに疲れるはずがなくて、なんだかもどかしい。
いっそ会社辞めてやろうかなとも思う。
明日から私が出社拒否したって、今の職場は絶対につぶれない。
私よりできる人ばかりで、とにかく安心できる職場だ。
深く考えないようにして、会社へ向かう。
同じくらいの時間に、同じような格好で、同じような靴を履いて、出かける。
体調が悪かろうと、立ち上がるたびにめまいがしようと、
会社に行ってしまえば、一日なんとか過ごせるからだ。
朝お弁当用のご飯を炊きながら、朝ご飯のパンを焼いて、食べる。
お弁当を詰める。
シャワーを浴びて出かけて、お仕事に集中する。
不意に、前付き合っていた人と目が合って死にたくなったり、
背後に気配を感じて恐怖を感じたり、
そういうことが少しでも少なくなるように、お仕事に集中する。
仕事を終えて家に帰って、ばんごはんを作ったり作らなかったり。
食べ終わると、また、明日のお弁当のおかずを作る。
繰り返しだ。
繰り返せば、あまり考えなくて済む。
それは安心。そして不安。さらに言うと挫折。
選択することがめっきり苦手になってしまった。
前付き合っていた人と一緒にいるようになってしばらくしたら、
選択することを無駄だと思うようになった。
どうしたって、彼の思う通りにことが進むのだ。
この方がいいでしょ。
こっちだよ。
これにしなよ。
こうしたらうまくいくよ。
こうするしかないでしょ。
全部、全部、私のことを思って言ってくれていたのかもしれない。
でも、全部、全部、私から選択肢を奪っていった。
うん、そうだね。
そっちか。
そうしてみるね。
ありがとう。
そう、そうするしか、ないね。
従っていたら、楽だった。
彼の示す「それ」以外を観なければ、きっと、私も彼も幸せなんだと思っていた。
そんなわけない。
楽だけで選んじゃだめだよ。
そのとき誰かに言ってほしかった。
今更言われても、どうしようもない。
でも、自分で考えて、自分で決めることを、もう一度始めたい。
言いなりの私を捨てたい。
一緒に捨てようって言ってくれた人のために。
一人で、きちんと捨てられるように。