花火の思い出教えて!

 

  花火と言われると……

 

やり切れないほど苦しかった

  頃

まだ幼かった子どもたちを連れ

  妻と共に

河べりで打ち上がる花火を見上げている情景

   が

 どうしても想い浮かんで来てしまいます……

 

  私の場合―――

 

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 2024年5月28日(火)

こんにちは雪月剛(ゆづきごう)です。

 

今日も今朝アメーバさんより二編の…それも全く同じリブログが寄せられています。

 ですので

今回一遍目は原文のママにて配信をさせて頂こうと存じます……

 

  どうぞ

よろしくお願いいたします~~~

 

過去の思い出を振り返り投稿しよう

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雪月 剛のブログ105 日本って不思議な国? 日本人って不可思議な人種!? パート36

こんにちは雪月 剛(ゆづきごう)です。

 

前回、人類社会は、常に勝者の理由------でも、本当の勝者は人類にいない のつづき~~~

 

  よろしくお願いいたします。
いつもと同様に、要所と思う箇所は紺色か黒色で大文字ないしは斜体文字にしておきます。

 

〖 日本国行政の不備 〗の本基!

第二次世界大戦敗戦後の日本と現在(いま)の社会をつくった

 根源!!


今日のネットで次のような記事を眼にしました。

 安倍内閣、支持率最低で起きた「二つの異変」 それでも上がらない野党の支持率 

離れた民意の行き先は?

5/28(木) 7:00配信     withnews、 を--------

 

前回も少々申し上げましたが、新型コロナウィルス禍中だというにも拘わらずに起こしている

 〖 前検事長黒川氏問題 〗らゝゝ他、 何かと物議を醸し出している自由民主党安倍政権

ですが、

現政権だけではなく、  その事態は、何も現在(いま)に始まったことではありません。

  数多に亘ることです。

 

 有名どころでは、未だに冷めやらない、「 元内閣総理大臣田中角栄金脈問題 」、

そして、日本国民の期待を一身に背負って、政権を自民党と交代した民主党がありましたが、

   その政権時代に起きた、いまよりも9年前の、

東北大震災、フクシマ原発事故事件に対し、民主党政権が示した処し方は、

 現在(いま)の新型コロナウィルス禍に

対処する自民党以上のお粗末な対応を見せ付け、 〈 仙谷事件も容れ 〉 忽ちにして、

 すっかり国民のあまりにも酷い失望を買ってしまい、

 

日本国民の誰しもが持つ、生命体防御本能を起動させるに至らせてしまったのです。

 

 現野党、当時の民主党政権-------------

生命体防御本能を稼働させてしまった分けですから、再びの信頼を取り戻す可能性は、

 殆ど不可能に等しいほどのダメージを受けてしまったのだと私は捉えているものです--------

 

主導者だったお人たちが、代議士辞退を決行されて

 全員が総代わりしない限り、復権は相当に難しいのでは

ないのか、それくらいに厳しく遠い道程にしてしまったのだと私はそう診ています------

 

 偏差値秀才、偏差値政治家とお見受けする皆様では、その事態を呑み込む、

もしくは、ご理解するのが非常に難しいとは思いますが-----------

 

前回のブログ105で、初代内閣総理大臣伊藤博文に関して、少しばかりを描きましたが、

  やはり小室直樹博士遺作で、『 日本人のための憲法原論 』、集英社。2006年、において

 近代日本国社会の根源に迫るお話を、誰にでも、より分り易く説いておられますので

ここに活用、引用をさせていただくものです。

 

憲法とは、西洋文明が試行錯誤の末に産み出した英知であり、人類の成功と失敗の経緯(いきさつ)を明文化したものである。1P

 

 タテの契約、ヨコの契約(254P~255P)

神との 「 タテの契約 」 においては契約の当事者(神と人間)は対等ではなく、

契約は神が一方的に与えるものである。

これに対して人間同士の 「 ヨコの契約 」 においては、その両当事者は対等で、

  契約は両社の合意によって成立する。


 その意味でタテの契約とヨコの契約は大きく違うが、「 契約は絶対である 」 

という点において共通である。

 中世の騎士たちが、王と契約を結ぶことにしたのも、聖書というお手本があった

からなのです。


 ちなみに、17世紀初頭にアメリカ大陸に移住したピルグリムたちもまた、アメリカに渡る船の中で契約書を交わしています。

 

いわゆる 「 ピルグリム・コンパクト 」 と呼ばれるものですが、この契約において、

 最初の植民者たちは新天地アメリカでの社会ル―ルを定めたというわけですが、

これなどは、まさに社会契約の元祖というべきものでしょう。


 *ピルグリム,コンパクト 「 メイフラワ―契約 」 とも。


1620年11月、イギリスのプリマスからメイフラワ―号に乗って新大陸に渡ってきたカルヴァン派の新教徒(ピルグリム)たちは

 船上で契約書を作り、それにサインをした。


その内容は、上陸者たちは一致協力して自治組織を作ること、そしてその組織の決定に皆が従うというものであった。


 ところが、これに対して日本人や中国人はどうか。

日本にも中国にも、「 契約を破ったら大変な目に遭うぞ 」 などという教えを書いた本はどこにもない。


 ましてや「 契約とは言葉で表すものである 」 ということを教えるサンプルは、

ありません。


だから、 結局のところ、日本人にしても中国人にしても、 契約を本気で守らなければならないというエ―トスが生まれてこない。

 憲法という大事な契約が無視されても平気であるというわけです。


アメリカ教育を真似した明治の日本 (381P) 

 写真 欧米を巡った岩倉使節団。

近代資本主義のパワーを目の当たりにした。右より 大久保利通、伊藤博文、岩倉具視、山口尚芳、木戸光陰。


「天皇の前の平等」 (386P~387P) 


驚くべきアイデア。 こんな破天荒なことを考え、 しかも実行に移したのは世界でも

   日本がただ1国。

このおかげで、 日本は非白人国家で最初のデモクラシ―国家に変貌できた。


そのアイデアとは何か。

 それは国家元首たる天皇を、 日本人にとって唯一絶対の神にすること。

天皇をキリスト教の神と同じようにするというアイデアです。


「憲法の奥義」を知っていた伊藤博文。 (396P~401P)               

皇室こそ憲法政治のカギ。


~~その伝統主義をぶち壊し、日本を近代資本主義国家にするために、

  尊皇思想を 「 天皇教 」 という形に変えたのが、かの伊藤博文です。


伊藤はこの時代にあって、近大ヨ―ロッパ憲法思想の根幹となっているのが、他ならぬキリスト教であることを見抜いていた。


 そして日本が近代国家になるにも、同じように宗教の力が必要であることを知っていたのです。


そのことを明確に述べているのが、明治21年(1888年)6月に行われた彼の演説です。


 ~~~枢密院でその審議が行われることになった。審議の冒頭、伊藤は次のような趣旨の演説を行なっています。


「 ヨ―ロッパにおける憲法は、 いずれも歴史の中で作られてきたものであって、

 どれも一朝一夕にできたものではない。

しかるに、 我が国ではそうした歴史抜きで憲法を作らなければならない。

 ゆえに、 この憲法を制定するに当たっては、

まず我が国の 『 機軸 』 を定めなければならない。------

ヨ―ロッパにおいて、その 『 機軸 』 となったものは

 宗教である。

ところが、日本においては 『 機軸 』 となるべき宗教が

 どこにもない 」


つまり、伊藤はヨ―ロッパの憲法がすべてキリスト教の伝統から生まれたことがちゃんと分っていた。

 そして、キリスト教のような伝統がないところに憲法を作っても、何の意味もないことも知っていたのです。


伊藤は憲法の奥義がちゃんと分っていた。


(398P~)

伊藤がヨ―ロッパに憲法研究に行ったのは、わずか半年ほどですが、その短い時間で彼は

 「 宗教なきところに、憲法はありえない 」 という事実を悟った。

そして憲法を作る前に、憲法の 「 機軸 」 となる宗教を作らなければならない

 ことも分った。


  宗教なきところに憲法なんて作っても、それはかえって混乱を生じるばかりだと

思ったのです。

~~~その機軸となるべき宗教とは何か。


伊藤はその答えを、この枢密院会議で明確に述べています。


 「 我が国にありて機軸となすべきは、ひとり皇室ある

のみ 」


すなわち、天皇教こそが近代日本を作るための機軸だというわけです。


 彼はこの演説で明確に

「 既存の仏教や神道、あるいは儒教は、日本の新しい憲法の土台にはなりえない 」

 と述べています。

これはまことに正しい指摘です。


~~~この伊藤のもくろみは見事に的中しました。

すでに述べたように、教育勅語などを通じて、日本人は挙げて「 天皇の赤子 」という意識を持つようになりました。


 近代日本人は西洋人と同じように「 日本人は平等である 」と信じるようになった。


かくして日本は近代国家への道を歩むようになったというわけです。


(400P)

~~~~しかしこの結果、帝国憲法は天皇と人民の契約では

なく、明治天皇と神々との契約になってしまったのも事実

 です。


 そのため、日本人の意識に「 憲法とは国家を縛るものである 」 と

いう意識がとうとう定着しなかった。


憲法が大切なのは、それが権力を規制するためのものだとは思わずに、


 「 天皇様が守れとおっしゃったから、大切なものだ 」

    という意識しか生まれなかった。


~~~しかし、これが結果として、後になって響いてきた。

昭和になると、天皇の権威に名を借りて軍部が専横を始め、ついに日本は暴走をしてしまうことになった。


 こうしたことを許してしまったのも、 結局は憲法が天皇と人民の契約になっていなかったことに起因する。


もし、 日本国民に 「 憲法とは人民との契約である 」 という意識があれば、

  軍部の暴走、 権力の横暴は許さないということになったはずだからです。

 

今の日本はパイロットなき飛行機、船長のいない巨船のごとき状態です。

 このまま行けば、かのタイタニックと同じ運命をたどることになるのは誰の目にも明らかです。


はたして日本という巨船が沈没するのが何年後かは分からない。


  しかし、そのときは刻一刻と近づいている。


残念ながら、今の日本を診断するかぎり、1つもいい材料は見つからない。それが私の偽らざる心境です。

 

 ―――いったい、どうしてここまで悪くなったんでしょう。


そのことを考えるとき、どうしても避けて通れないのが 「 戦後デモクラシ―の構造的欠陥 」 という大問題です。


  もっとはっきり言うならば、日本国憲法の構造的欠陥です。


この事実に向き合わないかぎり、問題の本質は見えてこない。

 私はそう思います。

 

三島由紀夫の「予言」 (488P~490P) 

たとえば、新憲法が施行された 昭和22年の9月25日、熱海の錦ヶ浦で自決し

「 明治憲法に殉じた 」

と報じられた憲法学者の清水澄(しみずとおる)博士も、その1人でしょう。

~~そこで彼が 「 われ自決し国体を守らん 」(遺書)と自死したときには 「 明治憲法に殉じた 」 と言われた。


戦争責任を感じて自決した軍人や政治家は当時たくさんいましたが、新憲法に反対して死んだのは、おそらくこの清水博士1人だけではないでしょうか。


 その清水博士の死から23年後の昭和45年(1970年)11月25日、

三島由紀夫は自衛隊市ヶ谷駐屯地で自決するわけですが、彼の行動の根底にあったのは天皇の 「 人間宣言 」 に対する

 抗議でした。~~~


 ~~彼はデュルケムのアノミ―論など知らなかったはずですが、

天皇という権威が失われた日本がアノミ―になることを予言していたのではないでしょうか。


 しかし、彼の自決もむなしく、 日本はとうとうこのような

状態になってしまった。

デモクラシ―は死に、憲法も死に、残ったのはアノミ―だけというわけです。

 

まだまだ続いて往きますが、今回は以上です。  

 「雪月剛のブログ106」パート37 に つづきます----------  

 

2020年5月28日

                雪月 剛(ゆづきごう) 

 

下記は拙著の本です、よろしくお願いいたします。