こんにちは雪月 剛(ゆづきごう)です。
今日は2021年4月25日(日)。
大変にややこしいのですが、きょうのブログは下記にある先日16日に投稿をしている
昨年2020年4月25日付けリブログの 再々 投稿記事であります。
折角のアメバさんよりのお報らせであります――――
とても恐縮ではありますが、何卒よろしくお願い申し上げます。
では ここから~~~
こんにちは雪月 剛(ゆづきごう)です。
今日は2021年4月16日。
きょうもリブログとなりますが、何卒 よろしくお願いをいたします。
「 リブログ中 」で社会哲学者小室直樹博士が、
関係記者に
『 先生が、もしも生まれ変われるとしたら何になりたいですか?』
と問われた時機(とき)
【 独裁官! 】
と即座,、即答をされたとありますが、
他人の悪口を言う気なんて さらさらないのですが、
ましてやお相手は、大変に高名な学者先生です。
しかし、小室博士といえど、ここに机上の論説だけで以ってする
学者特有の狭量を診(み)てしまうのです。
小室博士の身に何か奇跡でも起きて、
もしも、もしも博士が望むような【 独裁官 】になれたとして、
果たして、それで何ができましょうや!?
近々の代表例では、ドイツ、ヒトラーやイタリア、ムッソリーニ、
そして、日本国の昭和天皇の姿をみたらどうなんでしょうか―――!?
遥か宇宙の彼方より、神の如く存在の宇宙人が惑星地球にやってきて
小室博士の、豆腐のような か弱い人間の身体を改造!
人類を超越した、それこそSF映画にある〖 スーパーマン 〗の身体を
持たせてくれない限り、
いずれ結局は人間社会からの簡単な抹消が待っているだけ―――
取り敢えず、ヒトラーたちも一時的とは雖も、
【 独裁官 】と称しても許されるような、
人間社会では、そんな頂点を極めた人種ではなかったのか??―――――
雪月たちは、「 ただの一市井に置かれた、名もなき虫 」
のような存在に違いありませんが、
【 人間の窮極の世界 】 を診(み)て識ってしまい、そう言えるのです―――
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日本って不思議な国? 日本人って不可思議な人種!? パート10
こんにちは雪月 剛(ゆづき ごう)です。
よろしくお願いいたします。
いつもと同様に、要所と思う箇所は紺色か黒色で大文字ないしは斜体文字にしておきます。
生ある限り------
生きとし生けるもの、生命あるものならすべて
何れは必ず死が待っている分けですし、
死んでしまったらそれこそ何もできないのです――――
だから、せめて生ある裡に、譬え、海に落した針一本を捜すが如く、
それがただの無駄かも知れぬとはしても、
それでも何もやらないよりはまだましだと、
覚悟、それでこうして私は描くに至ったのです――――――
小室直樹博士も同じ思いだったに違いないとは、亡くなられるちょっと前、
見舞客に
『 もしも生まれ変われるとしたら先生は何になりたいですか!? 』
って揶揄われたとき、
すかさず 《 独裁官!! 》 と即答、
遺された言葉によく滲み出ているなァと私は受け取っています。
この「 雪月 剛のブログ 」では、以前にも既に引用を繰り返したことのある
「 まえがき 」 から始め、
思い切って、まず目次だけの引用をしてみたいと思います。
たとえ、目次だけであったとしても、それが、大変な参考となるものばかりだと
想うが所以だからであります。
(殊に、私が 取り挙げたいとおもう箇所は大文字にしておきます。なお、Pは頁です)
では-------------
小室直樹著『 日本国憲法の問題点 』
集英社。2002年より――
1P 憲法とは、生命、自由、財産の保護という、
国民の基本的人権を守ることを最大の使命とする。
2P~3Pまえがき
日本国憲法の問題点といえば、憲法違反が公然となされていて、
これに誰も気付かず、論じられてもいないことである。
「 憲法違反 」などと言うと、多くの人々は直ぐ第九条のことだと思ってしまう。
ここにすでに「 問題点 」が浮かび上がってくる。
というのも、そもそも憲法の本質から考えると第九条は、ほんの付け足りにすぎない。
その「 付け足り 」を巡って五十有余年、不毛の論議を繰り返すとは?
では、現在行われている最もな深刻な 「 日本国憲法違反 」 とは何か。
それは第一に、憲法十三条の違反である。
国民の自由、平等、財産を保証する第十三条こそ、日本国憲法の生命(最重要事項)である。
だが、今の、日本では第十三条が踏みにじられても
誰も気にする人がいない。
日本では自国民が他国によって拉致(らち)されても政府も代議士も指をくわえたままで何もしない。
地価が暴落し、ゼロ金利が続いた結果、
国民の資産が吹き飛んでも、
それを 「日本国憲法違反 」 だと
指摘する声はいっこうに上がらない。
さらに重大なのは憲法九十八条二項の違反である。この憲法違反に至っては、そのことに気付いている人さえいない。
日本国政府は国際条約に違反し、憲法に違反しているだけでなく、有事における日本国民の安全の権利をないがしろにしている。
これほど由々しいことがあろうか。
これほどの致命的な違反が現に行われながら、なぜ誰も問題にしないかといえば、結局のところ、現憲法が
日本国民 ””自らの戦い”” の中から生まれたものではなく、
敗戦の結果、 アメリカから押しつけられたものであるからに他ならない。
ゆえに日本国民は本気になって憲法と取り込むことがなかった。
本書の目的は、日本国民がかかる機運を起こすための起爆剤となることにある。
さらに付け加えれば、憲法とは元来、慣習法である。
いかに優れた規定があろうと、それが作動するための基盤がなければ、
この憲法は結局 「 絵に描いた餅 」 に終わる。
本書では、その基盤として「 教育 」 および 「 官僚」 の問題を採り上げた。
日本の憲法を考える上で、
この二者の研究は何にも増して重要だと信じるからである。
なお、日本国憲法の基盤を解明するためには歴史、特にアメリカ史、イギリス史、ドイツ史などの研究が不可欠であるが、
紙幅の関係上、本書では触れることができなかった。
これらのテ―マについては、本書の姉妹編である
『 痛快!憲法学 』 が入門書として参考になろう。
併せてお読みいただければ幸甚である。
平成十四年四月小室直樹
4P~
目次
第1章 失われた日本国憲法の精神 13P
英国病と日本病 15P
滅亡の淵に立つ日本 17P
憲法で最も重要な条文はどれか 19P
第十三条こそ、憲法の急所 22Pデモクラシ―のエッセンスは「アメリカの独立宣言」にあり 24P
なんと憲法十三には「お手本」があった 25P 自然状態という「模型(モデル)」 27P政治・経済思想の「コペルニクス的転換」 29P
「私有財産の発見」で民主主義も資本主義も確立した 30P
なぜ、ジェファソンは「幸福追求の権利」と書いたのか 32P
憲法とは、国家権力への命令である 34P
地価下落を放置するのは、憲法違反 36P
「流動性の罠」にはまった日本経済 38P
利子とは何なのか 39P
「利子ゼロ」だったから、ソ連経済は破綻した 41P
経済のイロハも知らない日本の金融当局 43P
バブル潰しの犯人は誰だ? 46P
憲法違反をした官僚をなぜ裁かないのか 49P
拉致疑惑の放置は紛れもない「 憲法違反 」 52P
国家第一の責務は「 国民の保護 」にあり 53P
憲法を活かす「土壌」とは 55P
第2章 総理大臣なき国家・日本 59P
「主権」とは何か 61P大臣への反抗は「反逆罪」に等しい 64P
アメリカ独立戦争を引き起こした国王の「暴言」 67P
戦前では大臣命令は絶対だった 69P
表(おもて)だけの超高額紙幣 71P 井上準之助の戦い 73P
憲法九条が外務省を堕落させた 75P
なぜ、小泉首相は外相更迭(こうてつ)を躊躇(ちゅうちょ)したか 78P
明治憲法に総理大臣なし! 79P
明治憲法を ”殺した”軍部大臣現役武官(げんえきぶかん)制 83P
かくて「大正デモクラシ―」は生まれた 85P
「 不磨の大典 」の息の根を止めた現役制 86P
宇垣内閣を潰した「三長官会議」 87P
現役制なかりせば、昭和史は違った 89P
元勲によって支えられていた「首相の椅子」 90P
「龍騎兵の靴は、常人の足には大きすぎた」 92P
行政権は誰のものか? 95P
大臣の首がなかなか切れない理由は憲法にあった 97P
なぜ、福田官房長官は「辞表」にこだわったのか 100P
憲法の欠陥を ”実証”した田中前外相 102P
こうすればク―デタ―は起こせる! 103P
国際法の主体は主権国家である 106P
江戸時代も、天皇は「元首」だった 108P
日本の憲法は「首相の不在」を許している 110P
戦前も戦後も変わらない「総理大臣の重み」 112P
官僚たちの抵抗を抑える最後の切り札は
「 政治家の覚悟 」である 113P
第3章 「 戦後教育 」こそ、民主主義の敵
完全に崩壊した日本の教育 119P「 戦後教育は民主的 」という大嘘 120P
ルソ―の絶望 122P
ワシントンを国王に推戴したアメリカ人 124P
教育こそ民主主義の防波堤である 127P
イギリス議会政治を支えたヨ―マンたち 128P
入植後六年でハ―バ―ド大学を作った植民者たち 129P
教育大陸アメリカの誕生 131P
「 国民の育成 」こそアメリカ式教育のエッセンス 132P
教育とは「 社会化 」である 134P
「 アメリカの栄光 」を強調する歴史教育 136P
英雄伝が英雄を作る 138P
国民不在の「 教育基本法 」 140P
なぜアメリカは日本の教育を「 堕落 」させたのか 142P
明治政府に立ちふさがった「 巨大な壁 」 143P
日本には「 国民 」が いなかった! 145P
ナポレオンの強さは「 国民軍 」にあった 147P
日露戦争の勝敗を分けたものとは 148P
「 資本主義の精神 」を教えた戦前日本の教育 150P
教育勅語は儒教思想にあらず 152P
「君子と小人」の区別を説いた孔子 154P 「 一視同仁 」とは何か156P
憲法よりも重視された「 教育勅語 」 158P
アメリカも戦慄した日本兵の強さ 160P
「 敗戦国の逆襲 」を防ぐ最良の方法とは 162P
「 ポツダム宣言 」の読み方 165P
日本人を精神的奴隷にしようとしたアメリカ 166P
教育滅びて、民主主義も資本主義も朽ち果てた 168P
「自主憲法制定」だけでは何も変わらない 169P
第4章 憲法を殺す官僚の大罪 173P
「 官僚独裁 」の国・日本 175P無能な独裁者たち 177P
アメリカ民主主義wp前進させた西部人 179P
「スポイルズ・システム」とは何か 181P
官僚制抜きに政治を語るなかれ 184P
「無階級社会」を作り出した明治維新 187P
準貴族以下がいなければ、貴族制度は機能しない 188P
ノブレス・オブリ―ジュとは 190P
「社会的には階層が必要である」という理由 191P
維新を起こし、維新に滅びた下級武士たち 192P
「教育をもって階層構成原理となす」 195P
エリ―ト養成学校として作られた帝国大学 196P
日本と欧米の大学は正反対 198P
オックスフォ―ドが「エリ―ト校」と呼ばれる理由 200P
戦前に受験戦争はなかった 202P
戦前の東京には、いくつの高校があっただろうか 204P
八ヶ岳型だった戦前の高等教育 206P
戦前の日本は「 学オンリ― 」ではなかった 208P
戦後に「 受験地獄 」が生まれたわけ 209P
かくて学歴は身分になった 213P
科挙に驚嘆したヨ―ロッパ人 213P
受験教科書を作った皇帝 216P
受験秀才の誕生 218P
かくも中国の官僚は腐敗した 221P
あまりにも似ている古代中国と現代日本の官僚制 223P
「 ライバル 」なき日本の官僚たち 224P
第五章 日本人が知らない「 戦争と平和 」の常識 227P
憲法と国際法の共通点 229Pなぜ国際法では「立法者の意志」が優先されるのか 231P
憲法第九条に秘められたアメリカの意図 232P
二転、三転、四転する「戦争の意味」 234P
「事情変更の原則」とは 235P
明治憲法はデモクラシ―憲法だった 237P
「 天皇の戦争責任論 」は、なぜ無意味か 240P
昭和天皇の悲劇 242P
今や憲法第九条は空文となった 243P
自衛隊は「第十三条の軍隊」になるべし 245P
統帥権とシビリアン・コントロ―ル 248P 鉄血宰相の苦心 249P
「 統帥権の独立 」の見本を作ったビスマルク=モルトケのコンビ 251P
日露戦争まで統帥権は健全だった 253P統帥権の意味をねじ曲げた昭和の軍部 255P
シビリアン・コントロ―ルは「 魔法の杖(つえ) 」か 257P
海軍大臣チャ―チルの大失敗 259P
戦後の日本に「 シビリアン・コントロ―ル 」なし 261P
警察と軍隊の大きなちがいとは 262P
「戦争の法」から国際法は生まれた 264P
「もはや戦時国際法研究は不要」と言った東大教授 266P
踏みにじられた憲法第九十八条 269P
「 公知条項 」は何のためのものか 271P
合法的戦闘員になるための四条件とは 274P
スイスに見る戦時国際法教育 276P
なぜ憲法第九十八条違反が「 最悪の憲法違反 」
なのか 277P
巻末付録 281P日本国憲法//大日本国憲法//教育基本法//教育勅語//アメリカ独立宣言
276P~277P------スイスに見る戦時国際法教育
ここまでくれば~
277P~279P------なぜ憲法第九十八条違反が「最悪の憲法違反」なのか
筆者は~~戦時国際法のイロハさえ教えられていない
日本国民は、
まるで虎狼(ころう)の中に放り出された
子ネコのようなもの。
いつ食い殺されても不思議はない。
これが戦後半世紀にわたって ”護持(ごじ)” され続けた「 平和憲法 」 のもたらした現実なのである。
了
いかがでしょうか、少し分かり難くはあるかも知れませんが、
非常に参考になるかと私は捉えますが―――――
―――パート10は以上で終わりです。
パート11に続きます――――
2020年4月25日
雪月 剛(ゆづきごう)
下記は拙著の喧伝です。
―――リブログは以上です、
長文をどうもありがとうございました