その昔、「7時から23時まで!」というだけで画期的だった、コンビニエンスストア。24時間営業がスタンダードと化して久しい今日この頃。コンビニも、ずいぶん進化しました。

薬の販売ができるようになり、各社しのぎを削ってプライベートブランドの充実に力を注ぐようになり。今や、どんな田舎でも見かけられる、そんな存在。

たくさんの会社があって本当に悩ましい…と言いたいところですが。

私は生まれてこのかた、7&iホールディングス…要するに、セブン-イレブン信者です。

実家に一番近いコンビニがセブンイレブンであったということも少なからず影響しているのかもしれないけれど。でもやっぱり、食べ物に関してはどう考えても圧倒的に美味しいと思うんだ。ごはん、パン、麺、飲料…とにかく「食べ物」に関しては他の追随を許していないと思う。デザートについてはファミリーマートやミニストップも美味しいと思うのだけど、やっぱり元祖コンビニの実力は半端じゃないなぁと。

セブンイレブンのPBで新作が出れば、(食べ物・飲み物に限りますが)すかさず試す。そんな信者っぷりを大いに発揮して生きてきたので、別にリアルの友人たちにそれをわざわざ公言したことはないのですが、何となく察せられているようで。一緒に出掛けた際にコンビニに寄る機会があった暁には「あやちゃんいるからセブンにしようか」なんてことを言わせてしまったこともしばしば。

だけど勿論、それ以外のコンビニエンスストアを否定しているというわけではまったくないのです。みんな違ってみんないい。単に、個人的に一番信頼を置いているというだけのこと。

とはいえ、最近のコンビニ競争は激化しすぎていて、もはや新商品を追い切れていない…特に「地域限定」みたいなやつ、あれってやっぱりその地域に行くしかないものね…食べてみたいのたくさんあるんだけど、その実現は夢のまた夢だな。

お気に入りのお店がある。何に分類すればいいのかはちょっとよく分からないのだけど。

というのも、恐らくは「カフェ」「喫茶店」の部類に入れるべきなのだろうけれど、でも、そう呼ぶにはちょっと「ごはんやさん」のテイストの方が強いような気がする。そんなお店なのだ。

アーケード街に立ち並ぶビルの中の一つ、その2階の一室でひっそりと営業している、小さな小さなお店。

50代くらいの夫婦が二人きりで切り盛りしているそのお店は、平たく言えば全然おしゃれじゃない。

内装はただテーブルと椅子を並べただけ、ちょっとした収納は恐らく100円ショップの品々を駆使したのだろうな、というレベル。メニュー表はいかにもワードで取り敢えず打ち出しましたといわんばかりの出来栄え。

「カジュアル」といえば聞こえはいいけれど、趣向を凝らした内装に心ときめかせる乙女たちにはちょっと見向きもされないだろうな、という感じ。

更に言えば、お料理自体も特別にものすごく美味しい!とか、凝っている!とか、そういうことは全くない。

基本のメニューは8種類くらいのスパゲッティにカレー、定食が3種類に、モーニング。そして「喫茶店」を名乗るにはちょっと心もとない、少々のドリンクメニュー。あとは、定休日以外毎日用意されている日替わりの「今日のランチ」。

パフェだとかプリンアラモードだとか、果物や生クリームがたっぷり乗ったパンケーキやワッフルなんてデザートメニューは1つもなく。ドリンクもスタンダードなコーヒー、紅茶、ジュースのみ。

だけど、私はこのお店が大好きなのです。

スパゲッティもカレーも定食も日替わりランチも、本当に普通。「普通に美味しい」、「普通の家庭料理」。だからほっとして、のんびりとした気持ちになれるのだ。

前述したようにお店の中もメニューも何一つとしておしゃれさとは無縁なものだから、若い女の子たちの集団がやってきてきゃっきゃと話に華を咲かせることもない。基本的にいつも、近くで働いているサラリーマンが一人でふらりとやってくるだけ。

そんな感じだから、ますます居心地がよくて。

ちなみに日替わりの「今日のランチ」も本当に普通の家庭料理ばかり。ハンバーグだとか唐揚げだとか、肉野菜炒めだとか、シチューだとか…

そして面白いことに、何か余っているメニューがあると、それが小鉢にのってくっついてくることがある。ご主人も奥さんも、それをいちいちアピールするわけでもなく、当然のごとくしれ~っとくっつけてくる。

今日は、豚の生姜焼き定食におでんがくっついてきた。多分、前日の日替わりランチが「煮込みハンバーグと、ちょっとおでん」だったから、その余りなんだろうな。

そういうユルさも本当に好きで。

あと、最初に出される飲み物が「水」ではなく「麦茶」なところも好きだな。

そんなこんなで、とにかく大好きなお店。

本当にご主人たちのためを思うのならば、積極的に宣伝して、おすすめして、たくさんのお客さんを呼ぶことに貢献すべきなのだろうけれど。

だけど、だけど、自分だけのお気に入りであってほしいというわがままな気持ちもあって。

もう少しだけ、黙っててもいいかしら…なんて。