メメント・モリ ~死を想う~ | 本当の自分にあった一生モノの洋服選びで色トリドリの人生を!認定ドレスセラピストのblog

本当の自分にあった一生モノの洋服選びで色トリドリの人生を!認定ドレスセラピストのblog

ドレスセラピーは、洋服で運気を上げるもの。
東洋思想から導き出されたファッション12星を元に、一生モノの洋服選びをお伝えします。
衣食住の衣を満たして、色トリドリの人生を歩みませんか?


メメント・モリ」

何語かは忘れてしまいましたが、死を想うという意味。


この言葉に出会ったのは、高校生の時に買った、藤原新也さんの「メメント・モリ」という写真集。


もう手元にないので、詳しくはわすれてしまいましたが、インドで遺体を焼く様を撮影したものや「死」に関する写真がいっぱいで衝撃的でしたが、目を離せなかったのを覚えています。


最近、昨日まで元気だった方が急になくなったり、じゃあ、行ってくると元気に出かけた方が、急に倒れてしまったり、ということが続き、「メメント・モリ」を思い出しています。



先日、夫が健康診断、再検査の通知をいただきました。多分、なんともないと思いますが、ホワイトアウト中なのもあり、気をつけなければなあと思います。



「死を想う」
一時期、死を考えると、そうなってしまうようで、怖くて逃げていましたが、悪いことどころか、とても良いことのように思います。


終わりを思うから、今を大切に思える。


昨年、ちょっとした拍子に、卵巣ガンの可能性があるかもと言われました。

検査の結果、ちがったわけですが、「死」がぐっと身近に感じられた出来事で、

もし、本当にガンだったら…、検査結果が出るまでの間、頭の中を駆け巡りました。


夫も、再検査の通知をもらったことで、いろいろと思うことがあったようで、自分の命と向き合う良い機会になっているように思います。もちろん、私にとっても。


樹木希林さんは、

「ガンは私にとってはとてもありがたいもの。出会う人が皆、私と真剣に向かい合ってくれる。次、生きて会える保証はないから。」

本当に肝が据わっている方だなあと思いました。


でも、私たちは確実に死に向かっていて、明日、事故でなくなる可能性もあります。


死を想うから、今が見えてくる。


大切な人が隣で笑っている。
大切な人が元気に帰ってくる。

自分が今ここにいて、生きている。


すべてが、奇跡で「面白くて、不思議で楽しい」ことです。