終業式で、クラスの友だちに配ったプチギフト。
次男が箸袋を作り、私は封入とシール貼りを担当。
昨年の夏ごろから、クラスのリーダーのような男子たちにターゲットにされ、いやがらせをされていたこともあって、心許せる友だちはできなかった次男。
プチギフトも目の前で捨てられたら傷つくから配りたくないと言って、なかなか制作に取り掛かることが出来なかったのですが、何とか間に合いました。
みんなに喜んでもらえたようで、作って良かったと言っていて、ホッとしました。
次男がクラスの男子たちから、いやがらせを受けてぼっちになっていたことは知っていた先生。
でも、彼らには彼らなりの言い分があるからと、表立って次男をかばったり、特別扱いをすることはありませんでした。
それでも先生が度が過ぎると思えば、「もう引っ越すんだから、わざわざいやな気持ちになるような子たちの近くには行かないようにね」などと、さりげなく次男に声をかけてくれたようです。
最後の日。
先生は
「新しい学校で、いやだなという子もいるかもしれない。でも、その子にもきっといいところはある。その子のいいところを探すんだよ。○くん、がんばるんだよ」
と、言ってくれたのだとか
次男がいつも、いわゆるリーダー男子たちにちょっかいを出されてしまうのは、身体が小さいのに態度がデカいからではなかったか、と思ってます。
引っ越し前も、体育でバスケをして、
次男のチームが1-5で負けてしまい、
「お前がふざけてゴールを守らなかったせいで負けたんだ!」と、同じチームのサッカー男子から詰られて、
「でも、ぼく一点入れたよ」と言ったら火に油を注ぎ、襟首つかまれて倒されたとしくしくと帰ってきた次男
所詮、体育のバスケなので、まったくボールに触れない子も何人もいたようで、とんだ濡れ衣のような気もしますが、その一方で、次男の何がその子をイラつかせてしまったのかも、私にはわかる気もする。
本人も、「ぼく、自分ではそんなつもりはないんだけど、ふざけてるように見えるみたい」と話していましたが、まさにそれ。
家でもたったわずかな勉強時間、大声かつノリノリで歌を歌いながら、平気で勉強をしたりする子です。
どんなにうるさいと言っても、人の話なんか何も聞いちゃいない。
叱られたことも、全くこたえていない。
そんなふうに、信じられないほど面の皮が厚すぎるところがあるくせして、ちょっとキツく言うと、こちらが思う以上にその言葉に傷ついてしまうようなチグハグなところもある。
がまんをするという力がどうも弱く、今を楽しむことにすべての価値をおく子なのだと気づいてからは、やっと次男のことが理解できたような気がします。
次男は伝統工芸品が大好きで、見ているだけで癒されると、旅行に行くたびその土地のものを買いたがりますが、前世は南米あたりのあたたかいのんびりした島で動物飼って歌でも歌いながら、伝統工芸品を作って暮らしていたのかもしれません。
要するにいわゆる日本人のペースとは違うために、ふざけてるように見えるし、本人は至ってフツーにしているつもりなのに、悪目立ちしてしまうので、それは引っ越して環境変えても、、どうかなあと正直思います。
ところで後日、再び体育のバスケがあった時、次男とその男子がそれぞれ1点ずつ決めて勝てたようで、
「やればできるじゃねえか」と声をかけられたのだとか
それは、、あなたでは?
と、ツッコミたくなった私は、やはり次男と同じあまのじゃくな血…余計な一言をつい放って、人を怒らせてしまう血が流れているのだろうと感じてしまいました