学校に行かず自宅で学ぶスタイルは、中島芭旺くんのようなイメージでしたが、彼は元々いじめで学校に行くことをやめているそうなのでまた少し違うのでしょうね、今回はご両親の方針が強いと思われます。
学校は、勉強だけを学ぶところではなく、協調性や社会性を学ぶ場所なので、やはり行けるなら行くべきだと私は思いますが、例えば芭旺くんのような天才というべきなのか、変わった感性を持っている子にとって、学校教育はむしろ芽を潰してしまいかねない気がします。
でも、あくまでやっぱり、学校に行かない教育というものが功を奏すケースは、特例なのではなかろうか、と思ってしまいます。
例えば大人が仕事をする姿を見せることで得られる学びはありますが、それは今必要なことなのか?という話のように思うんですね。
子ども自身が納得してその学びを選ぶのであればいいと思うのですが、そうではない場合、毎日学校に行きたいと望む場合は、行かせてあげるべきだと思います。
日経ビジネスに法政大学の女性初の総長が寄稿されていましたが、AI時代になり、これからは自己表現だけでは通用しない時代になると語っておられました。
競争に勝ち抜くために自己表現しているだけでは国際社会に通用しない。
各人の持つ能力には偏りがあるのが当然なのだから、それを寄せ集めて何ができるかというコーディネート能力が何よりも必要なのではないかと。
自分自身も多様性の中の一つの個性であることを子どものうちから知っておかないといけないと。
まさにその通りで、そのためにはやはり小さなうちから集団生活を送り、さまざまな人がいることを学ぶことやその中で折り合いをつけていくことを学ぶ経験は大切だと思います。