おはようございます
第32回となる…
今回のテーマは…
ですが…
「1回あたりのアップロード容量」の関係で…
2回に分けます
今回は「前編」として…
まずは栃木の日本酒の購入から
今回はのアンテナショップで揃えました
次なる作業は…
例えば…
④~⑧は後編で触れます
さぁ ここからが当日の模様です
ときは…6月22日(土)17時30分 ~
会場は(いつもお世話になっている)銀座7丁目の…
「いらっしゃいませ~ 」
ということで…
この日の参加者は…12名
定刻の17時30分 となり…
お料理が並びます
一皿目は…
「出汁醤油漬」というのが“一手間”ですね
二皿目は…
健康に良さそう
三皿目は…
こちらも身体に良さそう
さぁ
1本目の栃木の日本酒は…
大田原市の渡邉酒造が造る…
県北東部に位置する大田原市
(人口7万人)には…
3軒の酒蔵があります。
(他の2軒は、②でご紹介する天鷹酒造と…
の菊の里酒造です)
実は…
大田原市には、これら3蔵以外に池島酒造(酒銘「池錦」)
がありましたが、蔵元の体調不良のため令和3(2021)年に鹿沼市の小林酒店に事業譲渡し、自醸を終了しました
話を戻して…
「渡邉酒造」は…
製造量の99%が地元で消費される小さな地酒蔵(700石=一升瓶で7万本)で…
5代目蔵元の渡邉英憲(ひでのり)さん(東京農大農学部醸造学科卒)は、群馬県高崎市の美峰(みほう)酒類で修行した南部杜氏だそうで…
仕込水は、茨城・福島・栃木の3県にまたがる八溝(やみぞ)山より流れ出る武茂川(むもかわ)の伏流水(超軟水)です。
それでは…
のぶこさん(右から2人目)のお顔が
2本目は…
(①と同じく)大田原市の天鷹(てんたか)酒造が造る…
大田原市はまた、俳聖・松尾芭蕉が「奥の細道」への旅の途中(元禄2(1689)年)に13泊14日も滞在した地なのです。
黒羽(くろばね。大田原市の一部)の豊かな文化と情緒溢れる景観に強く打たれた芭蕉は、同行の曾良と共に数多くの句を詠みました。
それでは…
大田原市内にある句碑をご紹介しましょう
更に…
大田原市と言えば…
「栃木弁の漫才」で知られる…こちら
福田 薫さん(1978年5月生れ)は栃木県那須塩原市出身ですが、県立大田原高校で益子 卓郎さん(1978年6月、大田原市生れ)と同級となり、平成12(2000)年にコンビを結成したそうです
話を戻して…
①の渡邉酒造と同じく大田原市にある「天鷹酒造」は…
小さな地酒蔵(500石=一升瓶で5万本)ですが…
「辛口でなければ酒ではない」との、当蔵に受け継がれてきた創業者の想いの下“辛口”を基本とする酒造りを続けています。
更に…
「有機JAS認定事業者」の資格のほか、米国・EUでも有機認証を取得。原料に有機米や有機麹を使用した有機清酒(オーガニック日本酒)の製造に注力しています。
仕込水は、「鮎の宝庫」那珂川(なかがわ)の伏流水です。
それでは…
続いてのお料理は…
「ゆば」は、京都では「湯葉」と書きますが…
日光では「湯波」と書くそうです。
「ゆば」と言えば京都湯葉が有名ですが…
日光生れ・(25歳まで)日光育ちの
ぬまちゃんによれば…
「京都湯葉」は膜の端に串を入れて引き上げる一枚仕立て。
対して「日光湯波」は膜の中央部分に串を入れて二つに折るような形ですくい上げるので…
やや厚みのある二枚仕立て
その結果、「日光湯波には“歯応え”が出るため、京都湯葉の柔らかさには物足りなさを感じます。」とのことでした
今回の「巻きゆば」は、私が「とちまるショップ」で購入した日光湯波。
確かに巻きが“密”で、いつもの京都湯葉に比べると“歯応え”のある美味しさでした
益々お酒が進みますね
ということで…
3本目は…
ぬまちゃんの故郷・日光市今市(いまいち)の渡邊佐平商店が造る…
県北東部に位置する日光市
(人口7万3千人)には…
2軒の酒蔵があります。
(もう1軒はこちら)
話を戻して…
渡邊佐平商店は、日光へ至る諸街道の宿場町として栄え標高400mに位置する今市
の中心部に蔵を構えています。
(ぬまちゃんのご実家(当時)から徒歩15分ほどだったそうですよ )
下野杜氏第2期生の小林昭彦氏
は、令和4(2022)年には南部杜氏の資格も取得したほどの実力者だそうで…
当蔵の「純米醸造酒こそが本来の地酒」の方針に基づき、全製造量の約9割を占める「純米酒」を醸しています。
また…
酒銘にある「きざけ」とは、加水調整(=アルコール分を下げるため)していない「原酒」を意味しています。
そのためアルコール分は18度もあります。(⇦ 通常の日本酒は15~16度)
仕込水は、大谷川(だいやがわ。鬼怒川の支流)の伏流水(中軟水)です。
それでは…
と、ここで、「一回あたりのアップロード容量」に達しましたので…
今回はここまでとさせて頂き…
次回(7月10日アップ予定)は…
残り5種類の栃木の日本酒を纏めます
今日の一句です。
季語は「繍線菊」(しもつけ。 初夏)
下野の国(栃木県)で見つけられた落葉低木であることからシモツケと呼ばれるようになりました。
6月、枝の先に淡紅色や白の小さな五弁の花が多数集まって咲くそうですよ
ではでは
唎酒師・ろっきぃがお送りしました