おはようございます
またまた昨年のお話で恐縮です
(私の備忘録として)
ほぼ毎月開催し…毎回10名以上の方々にお集まりを頂いている…
日本酒セミナー
今回は…昨年12月28日に開催された…
忘年会の模様を纏めました
場所は、いつもの…
八丁堀 朋
この日の参加者は…11名
今回の“目標”は…
八丁堀 朋の日本酒を…
飲み干しちゃいましょう
とは言っても、全種制覇は無理ですが
テーブルには先付が並びます
まずは…
新鮮さの“証”、透明感 コリコリの食感
続いては…
左から、あん肝、カラスミ、鶏肉燻製、豚肉燻製
日本酒の前にビールで…
乾杯~
ビールをチェイサー代わりに…
1本目の日本酒は…
栃木県大田原市の菊の里酒造が造る…
栃木県北東部に位置する大田原市(人口7万1千人)には4軒の酒蔵があります。
今回の菊の里酒造は慶応2(1866)年創業の老舗酒蔵ですが、かつては栃木県最小の酒蔵(約100石=一升瓶で1万本ほど)でした。
転機が訪れたのは平成21(2009)年。看板銘柄の「大那」が雑誌「dancyu」3月号で紹介されたことが切っ掛けです
さらに翌年には全国新酒鑑評会にて初の金賞を受賞。
現在では600石(一升瓶で6万本)を製造するまでに成長し、海外への輸出も開始しています。
酒銘「大那」(だいな)は、「大いなる那須の大地」を意味しています。
平成18(2006)年より8代目・阿久津 信(あくつ まこと)氏(東京農大卒)が蔵元杜氏を務めていらっしゃいます。
続いてのお料理は…
鰹、真鯛、大トロなど多種多彩
2本目の日本酒は…
福島県会津若松市の宮泉醸造が造る…
福島県会津地方東部に位置する会津若松市(人口11万4千人)には8軒もの酒蔵があります。
今回の宮泉銘醸は昭和30(1955)年創業の酒蔵ですが、同じ会津若松市内の「花春酒造」(享保3(1718)年創業)から分家したそうです。
比較的新しい酒蔵にも拘わらず、その高い酒質と安定感で全国的な人気を呼び、「而今」(じこん。三重県)などと並び、今や「ポスト十四代」(山形の銘酒「十四代」)と称されています
(裏ラベルにも書かれていますが)4代目蔵元杜氏・宮森義弘氏の「米を愛し、酒を愛し、人を愛す。みなさまに愛される酒を目指します。」を味わいました。
3本目の日本酒は…
岡山県倉敷市の十八盛酒造が造る…
岡山県南部に位置する倉敷市(人口47万5千人)には6軒もの酒蔵があります
今回の十八盛酒造は天明5(1785)年創業の老舗酒蔵で…
看板銘柄の「十八盛」(じゅうはちざかり)は、「娘十八、番茶も出花」に由来しています。
今回の「usagi no kimochi」は、5代目蔵元・石合多賀治(いしごう たかじ)氏の名を冠した日本酒「多賀治」の生原酒3種類をブレンドした商品で、今年(2023年)の干支に因んでリリースしたそうです
続いては焼物で…
4本目の日本酒は…
山梨県大月市の笹一酒造が造る…
山梨県東部に位置する大月市(人口2万2千人)にある酒蔵は、当蔵1軒のみです。
今回の笹一酒造は寛文元(1661)年創業の老舗酒蔵で…
看板銘柄の「笹一」(ささいち)は、「ささ(酒の異名)の一番に」との願いを込めて命名されました。
今回の「旦」(だん)は、平成25(2013)年に大量生産の設備を全廃し、能登四天王の農口尚彦杜氏一押しの伊藤正和杜氏を招き入れて立ち上げた手造りのブランドです。(現在、伊藤氏は長野県大町市にある市野屋の杜氏を務めています)
5本目の日本酒は…
山口県岩国市の八百新酒造が造る…
山口県最東部に位置する岩国市(人口12万6千人)には、5軒もの酒蔵があります。
今回の八百新酒造は明治10(1877)年創業の中堅酒蔵(1,500石=一升瓶で15万本)です。
酒銘「雁木」(がんぎ)は、船着場における階段状の構造物のことです。錦川(創業当時)の河畔にある蔵に上流から原料米を運び、雁木から荷揚げしていたことから、「雁木が酒という命を生む原点である」という意味が込められています。
続いては揚物で…
6本目の日本酒は…
秋田県横手市の日の丸醸造が造る…
秋田県東南部に位置する横手市(人口8万2千人)には、4軒もの酒蔵があります。
今回の日の丸醸造は元禄2(1689)年創業の老舗酒蔵です。
看板酒銘「日の丸」は、秋田藩主佐竹公の紋処が「五本骨の扇に月丸」だったことに由来しています。
今回の「まんさくの花」は、昭和55(1980)年にNHKの連続テレビ小説「まんさくの花」が秋田県横手市をロケ地として放映されたことに因んで命名され、春を告げる「満作の花」のように愛らしく温かみのあるお酒を“ウリ”としています。
7本目の日本酒は…
福島県河沼郡会津坂下町の廣木酒造本店が造る…
福島県会津地方に位置する河沼郡会津坂下町(人口1万4千人)には、3軒もの酒蔵があります。
今回の廣木酒造本店は文化・文政年間(1804~1830年)創業の老舗酒蔵で…
創業当時からの酒銘 「泉川」(いずみかわ)は県内向け。
そして「飛露喜」(ひろき)は県外向け製品なのです。
8本目の日本酒は…
福井県福井市の安本酒造が造る…
福井県の県庁所在地・福井県福井市(人口25万7千人)には、なんと14軒もの酒蔵があります
今回の安本酒造の創業は嘉永6(1853)年。
蔵元杜氏の安本岳史(やすもと がくし)氏が46代目(?)にあたるという老舗酒蔵です。
主力商品の 「白岳仙」(はくがくせん)は平成13(2001)年に誕生した比較的新しい銘柄で…
酒銘はの3つで構成されているそうです:
・白:福井の名峰、白山水脈伏流水を仕込み水にしていること、
・岳:山岳に面した福井県東郷の地にて酒造りをしていること
(それに加えて、蔵元杜氏・安本岳史(やすもと たけし)氏の名から)、
・仙:「山のように人が集まりますように」との願いを込めて。
最後は〆のご飯で…
9本目の日本酒は…デザート酒として…
大分県杵築(きつき)市の中野酒造が造る…
大分県・国東半島の南端部に位置する城下町杵築市(人口2万7千人)にある酒蔵は当蔵1軒のみです。
中野酒造は文化・明治7(1874)年の創業。
酒銘「智恵美人」は、町一番の美人と評された創業時の女将「智恵」の名に因んでいます。
今回の「紅茶梅酒」は、水出しした「きつき紅茶」を地元杵築産の南高梅で漬けた2年熟成の梅酒とブレンドした商品で、アルコール度数は7度と控えめです。
最後は…いつもの…
一本締め~
よぉ~
ぽんっ
今日の一句です。
開催日が12月28日でしたので…
季語は「年忘れ」(暮)です
ではでは
ろっきぃがお送りしました