おはようございます
現在放送中のNHK朝ドラ…
ちむどんどん
(画像出典:NHK「ちむどんどん」公式HP)
アメブロでも、多くの方々がアップしておられます
豆知識 ①
「ちむどんどん」とは
タイトルの「ちむどんどん」は直訳すれば…
「肝(心)がどんどんする」
という意味だそうです
これが転じて…
「胸がわくわくする」
という気持ちを表す沖縄の方言なのです
そのちむどんどんで…
主人公の比嘉暢子(黒島結菜さん)が作る自慢料理の一つが…
ふーちゃんぷる
(画像出典:NHK「ちむどんどん」公式HP)
豆知識 ②
「ふーちゃんぷる」とは
沖縄の定番料理「ふーちゃんぷる」について…
ご存知の方も多いとは思いますが…
「ふー」は、「車麩」(くるまふ)の意味
「ちゃんぷる」は、沖縄方言で「ごちゃまぜ」を意味します
因みに、インドネシア語・マレー語でcampur(チャンプールまたはチャンポール)と言えば…
「混ぜる」「混ぜたもの」という意味を持っているそうです。
さらに…
「長崎ちゃんぽん」についても…
かつてインドネシアはオランダの植民地であり、長崎・出島に出入りしていたオランダからもたらされた「campur」が変化した「ちゃんぽん」に繋がっているとの説があります。
「ちむどんどん」と「ふーちゃんぷる」についてのお勉強をしたところで…
本題に入りましょう
5月20日(金)、まっちゃんからの…
「夕食は外にしますか」に対して…
ふーちゃんぷる~
と答えたところ…
まっちゃんの快諾をいただきました
(私の独断では、何事も進みません。。。 )
ということで、早速電話予約をして…
久々に、近所(徒歩7分)の沖縄料理店を訪れました
それが…
沖縄家庭料理 残波の風
(ざんぱのかぜ)
「残波の風」は「城山通り」に面しています
残波の風は、カウンター6席、テーブル席(4人席と6人席)というアットホームなお店です。
店内はこんな感じ
サンゴの箸置きが和みます
メニューを眺めながら…
まずは…
生ビール(オリオン) で…
乾杯~
ビールを飲みながら…
目の前の置物を眺めながら…
ふとテーブルに目をやると…
数々の調味料が。。。
調味料のなかで、2つ気になるものがありました
1つ目の気になる調味料がこちら
「沖縄の海水塩 あじまーす」と書かれています。
豆知識 ③
「あじまーす」とは
あじまーすとは、沖縄の海水からできた「食卓塩」。
ラベルに「まろやかで、やさしい味わい。料理の風味とコクが引き立ちます。」と謳っています。
「まーす」は、沖縄方言で塩とか食塩を意味します
沖縄県のスーパーにある「まーす(塩)」売り場
裏ラベルと見ると、原材料は海水とデンプン。
製造元は、沖縄県糸満市にある㈱青い海という会社でした。
糸満市にある本社・工場
平成9(1997)年4月に塩専売法が廃止となり、海水から直接塩を作ることが可能となりました。
ということで…
㈱青い海も、糸満沖合約2,000mから取水した海水だけで塩を作っています。
2つ目の気になる調味料はこちら
これは、沖縄県の定番調味料「島とうがらし 泡盛漬け」です。
豆知識 ④
「島とうがらし 泡盛漬け」とは
沖縄県産の唐辛子を泡盛に漬け込んだ、ピリッと辛い調味料です。
「島とうがらし 泡盛漬け」は…
沖縄方言では「コーレーグース」とも言い…
コーレーグースとは…
本来唐辛子全般を指す沖縄方言ですが…
今では島唐辛子を漬け込んだ調味料のことを指します。
沖縄の食堂に入ると…
テーブルには必ずコーレーグースが置いてあります
前置きが長くなりました
それでは、この日にいただいたお料理をご紹介しましょう
一皿目は…
私たちの大好物の…
豆知識 ⑤
「豆腐よう」とは
沖縄豆腐を米麹(こめこうじ)と泡盛で発酵・熟成させた発酵食品です
赤い色は紅麹(べにこうじ)です。
紅麹を使ったものがより高級とされ、琉球王朝時代には上流階級で珍重されたそうです。
豆腐ようは泡盛やビールにとても合う珍味であるだけでなく、紅麹にはコレステロール合成阻害効果があるため、健康食品でもあるそうです。
二皿目は…
今回のお目当ての…
小皿に取り分けて…
個人的には「もっと車麩が欲しい。。。」と思いましたが…
味は絶品です
三皿目は…
いつも必ず注文する…
野菜サラダの上に焼肉が乗っているだけなのですが…
残波の風の焼肉サラダは…
何故か一味違うのです
続いての一杯は…
豊富な泡盛メニューの中から…
生産者の比嘉(ひが)酒造は、沖縄本島の読谷村(よみたんそん)にあります
比嘉酒造は、昭和28(1953)年にアメリカ民政府から酒造免許を取得して創業しました。
豆知識 ⑥
「泡盛」とは
泡盛は、琉球諸島で造られる蒸留酒です。
黒麹菌(くろこうじきん)を用いた黒麹によって原料米のデンプンを糖化し、酵母でアルコール発酵させた醪(もろみ)を単式蒸留器で蒸留して製造します。
「米を原料とし、麹菌を使った蒸留酒」という意味では、焼酎と同じですが、実は次のような違いがあります
沖縄県(島しょ部を含む)には、46もの泡盛メーカーがあります。
(イメージ図)
四皿目は…
もう一つのチャンプルで…
まさにソーメンを使っているのですが…
まるで焼きビーフンのような味わいで、クセになるのです
続いての一杯は…
「沖縄と言えばシークワーサーでしょ 」ということで…
シークワーサー・サワー
残波の風のカクテル類は量も多く、果汁シロップもタップリ入っていて、気に入っています
五皿目は…
沖縄そばにするか迷った末に…
紅しょうがを散らし、特製ソースを全体にかけて
沖縄ではもずくとニラを入れたりしますが、残波の風のひらやーちーはニラだけでした。
豆知識 ⑦
「ひらやーちー」とは
ひらやーちーとは薄く焼いたお好み焼きのことで…
韓国料理のチヂミにそっくりです。
ひらやーちーとは、「平焼き」の沖縄方言読みです。
こうして、心地よい風と共に…
沖縄の夜は更けていきました
今日の一句です。
季語は「若夏」(わかなつ。初夏)。
(今回のテーマである)沖縄では「稲の穂の出る頃(=5月)」を“若夏”と言うそうで…
その繋がりから、今日の句の季語としました
ではでは
沖縄料理に「ちむどんどん」の、ろっきぃがお送りしました