こんばんは
前回(10月26日)の宮城県の日本酒に続き…
今回のテーマは…
秋田県の日本酒
早速バーチャル・ツアーに出発しましょう
(今回の案内役は、横手市ご出身のバーチャル壇蜜さんです )
まずは、秋田県についてご説明しますね
1.秋田の日本酒
秋田県には…
35の酒蔵(2020年に自醸している酒蔵)があります。
(新政酒造は今回バーチャル訪問する酒蔵)
で1時間ほどでイケるの
2. 秋田といえば…
秋田県は(の酒蔵マップに示したように)3つの地域に大別されます。
1)見 所
まずは、オススメの観光地と温泉をご覧ください
まだまだ、秋田県の観光地や温泉は数え上げればキリがないほど豊富です。
2)お祭り
これは「お祭り」にも当てはまります。
秋田県民は「祭り好き」と言われます。
ざっと眺めただけでも、こんなにあるんですよ
3)食べ物
さらに、秋田の郷土料理もとても豊富
ほんの一部ですが…ご覧ください
きっと日本酒も豊かなんでしょうねっ
3. 秋田の日本酒といえば…
米どころとしても有名な秋田県は、「美酒王国」としても知られています。
(毎回で恐縮ですが)日本酒は、水(仕込水といいます)と米(麹米と掛米)と杜氏(酒造りの最高責任者)が“鍵”となります。
まず、秋田の水は軟水が多く、これが淡麗な日本酒を産み出す元になっています。
1) 秋田の水
の地形図をご覧いただくとお判りのとおり、秋田県は三方を山地(北から白神山地、太平山地、真昼山地、神室山地そして丁岳山地)に囲まれ、日本海に向かって3本の川(米代川、雄物川、子吉川)が流れています。これら山地や川からの清冽な伏流水が酒造りに使われているのです。
出典:ジオテック㈱ウェブサイト
秋田県各地からは数多くの名水が湧き出ています。
(名水の画像は「水のソムリエ」さんよりお借りしました)
2) 秋田の酒米
秋田県の肥沃な大地は、「吟の精」(平成5(1993)年品種登録)や「秋田酒こまち」(平成13(2001)年品種登録)というオリジナルの酒米(酒蔵好適米)を作り出してきました。
また、長野県オリジナルの有名な酒米「美山錦」も秋田県で作られています。
秋田酒こまちは、酒米の最高峰と言われる山田錦(兵庫県)並みの醸造特性と、美山錦並みの栽培特性を併せ持つと言われ、“香り高く、上品な甘味があり、旨さと軽快な後味を持つ日本酒”、例えば吟醸酒用の酒米として育成されたとのことです。
3) 秋田の杜氏
秋田には横手市(旧・山内村)を出身地とし、大正から昭和にかけて組織化された「山内杜氏」(さんないとうじ)という杜氏集団があります。
山内杜氏の特色は「秋田流低温長期発酵」(秋田流寒造り)。
この発酵法は、酒を搾る前の醪(もろみ。酒母ともいう)の最高温度を低く抑え、ゆっくり発酵させることで「濃醇・滑らかで、馥郁(ふくいく)たる香気」を持つ、秋田ならではの酒を産み出すというものです。
寒冷降雪の秋田ならではですね
今では秋田県全域の杜氏を「山内杜氏」(平成18(2006)年度で36名)と呼んで酒文化を伝承していますが、かつての杜氏集団という形態は縮小し、代わって20~30代の若手や女性杜氏に世代交代しつつあるようです。
4) 秋田の日本酒
老舗酒蔵で造られ手作業の存在感が評判の「飛良泉(ひらいずみ)」、インターナショナル・ワイン・チャレンジ2012で世界一の称号を獲得した「福小町(ふくこまち)」、やや甘口でありながら上品な風味で女性でも楽しめる「雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)」、そして次にご案内する「新政(あらまさ)」など、県を代表する日本酒が豊富です。
市内に入ると、あちらこちらに「新政」の看板が…
3) 新政酒造
醸造所:秋田県秋田市大町
創 業:嘉永5(1852)年
老舗の酒蔵でありながら、2000年頃から経営難に陥っていた新政酒造は、平成19(2007)年に(当時33歳の)息子、佐藤祐輔氏に家督を譲り人心を一新し…
① 造る日本酒は純米のみ。
② 使う酵母は自社発祥の6号酵母のみ。
③ 日本酒の造りは生酛造りのみ。
という“品質重視”の“原点回帰”を目指しつつ…
さらに、新たな“日本酒スタイル”を追求した結果…
完全復活しました
その代表例が次の2つのラインナップです
No.6シリーズ
Colorsシリーズ
「サービス」と「満足」であると思う
今回のバーチャル試飲では、Colorsシリーズのなかから瑠璃(ラピスラズリ)と生成(エクリュ)を選んでみました
① 新政 純米吟醸 瑠璃(ラピスラズリ)
② 新政 生酛純米 生成(エクリュ)
いかがでした?秋田県は。
本日は、おつきあい…ありがとうございました
以上、秋田県の日本酒をご紹介しました
次回は山形県の日本酒を味わってみたいと思います
唎酒師ろっきぃがお伝えしました