…1週間って短いよね。
土曜日夕方に新潟から戻って、日曜日は家族サービス(笑)の日、月曜日はフル勤務の隙間にELLEが襲来してそれどころじゃなく、諸々片付けて火曜日夕方にようやくパソコン向かったら正確なセットリストが分からなくて早々に挫折しかかるという……幕張と仙台も同じ間隔だった筈なのに何故こんなにも短く感じるのか
愚痴を書いている暇はないのでさっさと本題に入りたいと思います(笑)
少しでも当選確率上げる為に金曜日中心に狙って申し込んでいる為必然的にそこばかり当たるやまぽん。でもこの新潟は確率云々じゃなくて意図的に金曜日を狙いました。
例え全会場で一番見えにくいと評判(酷い)の新潟であっても、Bツアーの初日が見たい!
はい、2019年と2022年の神戸で味を占めました(笑)。あの残テとレゾンの衝撃はそれくらい凄かった……!
そんな訳で今年もBツアー初日ゲットです前日夜中1時過ぎに宮城公演レポをやっつけで書き上げた後に荷造りをするという相変わらず無計画な有様でしたが、何とか準備を終えて金曜日朝に新潟に向かって旅立ちました。
家を出て5分で忘れ物に気付いてダッシュで戻ってずっと汗だくだとか、お陰で東京駅で昼ご飯食べそこなってコンビニおにぎりになったとか、そのコンビニにうっかりスーツケース忘れていきそうになったとか、まぁ色々ありましたが(最後のを色々で済ませていいのかw)、13時半前には無事に新潟駅に到着。地元のゆづ友さんと合流することが出来ました♪
本当はそこからゆっくりお茶でもしたかったんですが、何せ新潟駅は大規模再開発中でちっともお店がない上に同じ目的の方々で溢れている結局私が泊まる駅前の東横インのロビーでまったり過ごす事にしました。ゆづ友さんのお友達で私も何度かご一緒させていただいた方々(GIFTの時にお邪魔させていただいたホテル飲みメンバーの方)とばったりお会いしておしゃべりしたりしているうちにいい時間になったのでチェックイン済ませてバスで朱鷺メッセへ。
※NSTさん、55周年なら気合いれて特番つくってくれてもよくない?去年メ~テレは凄かったよ?
2017年以来3回目の朱鷺メッセです。前回はギリギリ過ぎる新幹線を取ってしまって(値引き切符だったので変更出来ず)、終演後猛ダッシュでタクシー乗り場に並んで駅に着いたのが10分前くらいで、お店に預けてたお土産受け取って駅弁とビール買って結構ギリギリにホームに駆け込んだ記憶…人間どうでもいい事はよく覚えているw
既に会場には入場待ちの長い列が出来ていました。パンフレットを買った後に並んでいて、ふと上を見上げると3階の吹き抜けのアトリウムを見下ろすガラス張りの廊下からこちらを見物しているおじさん達が(笑)。恐らくメインホールか会議室で総会とか講習会とかにご出席の方々かと思われますが、写真撮るほど面白い光景か…?家に帰って「羽生すげー」って話してくれるんならいいんだけどね
今回は「段差しっかりしてて視界を遮られる可能性が極めて低い」という理由で人生初のステージバックS席を選択。幸運にも1列目のかなり真ん中寄りが当たりました
裏とはいえリンク全体が見えるし演技を見るのにはほぼ差しさわりのない良席ですが、正しい姿勢で座るとアーティストさんは上半身くらいしか見えません(スペシャルバンドの面々は全く見えず、プロローグ八戸公演での姿の見えない中村氏を思い出しましたw)。
隣の方から「見えないから身体乗り出してもいいわよねぇ」って同意を求められたので「後ろの方いますし」ってやんわり否定したんだけど結局結構な頻度で背中浮いてた…後ろの人大丈夫だったろうか?
ほぼ真下に東側のスケーター出入口があり、開演前の掛け声らしきものが響いてきたのですが内容は全く把握出来ず(その後もバックヤードの歓声とかは響いてきました)。
余談ですが、初日は残念ながらステージバックS・A席、ショートサイドのA席にはまとまった空席がありました。新潟は2014・2017年の苦い経験から敬遠される傾向にあったように思います。今回の設営はあまり視界に問題はなかったようなので、それをもっと分かりやすい形でアピールすべきだったような気はします(水曜日の時点で仮設は組み上がっていた訳で、どのように見えるかはアピール出来たよね)。あとNST先行以外にも地元枠はあってよかったんじゃないだろうか?当日券売るくらい残っていたならば。
視界の問題さえクリア出来ればリンクが近くて臨場感のある会場です。次が何年後かは分かりませんが、その辺りは考えてチケット販売してほしいなぁ。
何はともあれ、定刻よりやや遅れて新潟公演初日開幕です。
第1部
オープニング&オープニングコラボ 『History Maker』with DEAN FUJIOKA
皆さんが大好きな「ユヅルハニュー!」のタイミングが帰ってきました
出演者がひとり増えたのでAツアーとは途中の構成は変わってくるとは思っていたのですが、パパシゼがアンサンブルスケーターと一緒に並んだ時点で「これは」となりましたよね…っていうかそう思うのと同時くらいに気合入りまくりなお背中が視界に入ってきましたがw
やっぱりね、これじゃないと駄目なんですよ。何となく順番に出てきてコールされて集まって群舞するんじゃなくて、そこ(大トリ)に向けていかに雰囲気を高めていくかとっても大事。
満を持しての登場に割れんばかりの大歓声の中跳んだ4Tは、最後の足上げまで完璧に華麗に決まりましたショートサイド側(ステージバック席だけど)から見ると飛距離半端ないですね、遠い分よく分かる感じがする。
そんな感じで改善された感のあるオープニングでしたが、やっぱり個人的にすっきりしない部分は残念ながらまだある。
冒頭今度は刑事くん無良くんデニスで出てきたんだけど、やっぱり3人で跳ぶにはスペースがきゅうきゅうだと思うんですよね、SBSでタイミング合わせるのも難しいし。特に無良くんの豪快なジャンプが見たい勢としては残念。舞依ちゃんもパイポーと一緒だったし…基本は1人ないし1組ずつ出してほしいですよね、きちんとひとりひとりを見られないから。
さかもっちゃんのタイミングはキャリア的にあそこになるんだろうけれど…何だろ、何か違う気がするんだよねどうしても
どうでもいいネタですが、ランビがモーゼよろしく登場する場面、さりげなく自然な仕草で一番後ろのソフィアさん?の髪を撫でてて流石と思いました(何が)。ステージバック席、いろんなものが見れますw
オープニングコラボはディーン様の『History Maker』、ご紹介だけで大歓声です(全く予習しない勢な上に色々疎いやまぽんはYOIの曲だというのを後で知りました…そのアニメも全く見てないしなw)。
常時俯瞰で見る現地のステージバック席からの初見で感じたのは、最初から最後まで疾走感と緩急が豊かな充実した群舞だったということ(もうAツアーの不完全燃焼は何だったのかというくらい)。3拍子というちょっと変わった楽曲(ポップスでは多分珍しいよね?)ですが、それ故に疾走感がありつつもどこか伸びやかで上品さのあるプログラムだった印象。
それらは恐らく演出側がようやく移動ステージの正しい使い方を理解したことと無関係ではないと思います。ちゃんと移動ステージとステージの間の空間が生かされる演出が多々見られたように感じました。一番は移動ステージの周囲をぎゅんぎゅん回る羽生結弦でしょうか美麗スピンまでの流れるようなスピードと美しさは流石でした
羽生くん、織田くん、無良くんの3人で群舞も良かったですね♪(Twitterで3人目刑事くん説とランビ説見かけたけど、無良くんでいいんだよね?←ライビュ見てない人)
前半羽生くんが中心だった群舞は後半はジョニーが中心へと変化していきます(演出がようやく以下略)。ニースライドやスピンなど彼の良さが詰まった振付が良かったなぁ…とはいえ細かい部分が既に記憶が薄れて危うい(だからせめて最終日は録画出来るLIVE放送が欲しいんだよね
)。やはりステージバック席は群舞の中心まで距離があるのでそもそも細かいところは分からない、という問題もありますし。
その辺り神戸初日はスタンド席だけどショートサイドなのでちゃんと見てこれるといいなと思ってます(記憶に残せるといいんだけどw)
それにしても、素晴らしい歌声もだけど、毎回歌い終わるとさりげなくステージバック席を振り返って微笑んでくださるディーン様のファンサ最強…!
うーんあまりに中身のないレポで絶望したくなったけど、去年の神戸初日読み返したら大差ない酷さでした…放送の補完のない初見の公演のやまぽんレポはポンコツだってことだね(笑)
※今回Twitter辿ったりゆづ友さんやフォロワーさんに曲名教えてもらって何とかセットリストが掴めました(ご協力くださった皆さんありがとうございます)。やっぱり情報を補完出来るテレビ放送は次の公演前に必須ですね
あとFaOIもSOIの様にスケーター名と曲名を会場内に表記するか、せめてアナウンスで曲名を伝えるサービスがほしいなと思う今日この頃。
刑事くん『RUN BOY RUN』
2曲交互に演じているようで幕張最終日と同じ演目が登場です。今度は黒衣装脱ぐところ見逃さなかった(笑)。
陰影を感じるダークな刑事くん、結構ハマるな♪でもどっちが好みかと聞かれたら『Filthy/My My My!』かな(2日目のレポで「エナジードリンクみたいなやつ」ってい言われてて笑ってしまったw)。
脱ぎ捨てたマントと衣装がしばらく回収されなくて(エアリアル終わってもまだあったような?)、ずっと気になってしまった…
舞依ちゃん『Shake it Off』
お衣装変わったかな?黒とピンクになってた記憶。相変わらずノリノリで可愛かったですどんなに可愛さを振りまいてもやっぱり連続ジャンプぶっ込んでくるのも(最早お客さんがどよめくのも)いつもの光景でいいですね
彼女のこのプログラムは一見可愛らしくノリよく演じているだけのように見えて音楽のツボを押さえているというか、上手く言えませんがその細かい部分が観客のリズムを掴んでいくのかなと感じています。これはジェイソンの振付の良さと舞依ちゃんのお客さんを巻き込む力があってこそなのかな?
AiRY JAPAN with BLUE TOKYO『Majestic Shadow』
ステージバック席というのは当然ステージの後ろなので高い位置にあります。先程貼った会場の写真を見ていただくとよくわかるのですがロングサイドの一番上より高く、ショートサイド側のS席とほぼ同じ高さでしかもリンクとの距離はS席よりずっと近い……何が言いたいのかというと、エアリアルとアクロバット同じ目線の高さにくる!迫力が半端なくすごい!とても堪能させてもらいました♪
まぁただ相変わらず「これが何故FaOIに必要なのか?」と考えるとやっぱり首を捻らざるを得ない。
真壁氏は恐らくアート・オン・アイスのようなショーを目指しているのだろうという指摘は複数のファンがしていますし、多分今回試している色々な事を見てもそれは間違いないんでしょう(その辺りの考察をしょこらぁでさんがブログでされているので未読の方は是非)。
ただ日本の観客がそういう「総合エンターテインメントの中にフィギュアスケートが存在する」タイプのアイスショーを求めているかは大いに疑問ですし(何かそういうのはライトファンならディズニーオンアイス、スケオタならPIWを見に行くんじゃないだろうか)、それが定着するようには思えないんですよね……真壁氏、我々多くの客が求めているのは去年のようなFaOIなんだよね、申し訳ないけど新しい形態のショーやりたいなら別のショー立ち上げて秋くらいにやってくれないだろうか…羽生くん出るなら見に行くと思うよ…多分。
(余談だけれど。「今までは寝たことなかったのに今年のショー退屈で寝た」というご意見をちらほら見かけたけど、ステージ側の席の方だろうか?ショーの構成自体は以前より間延びぜずによくなってきている印象なんだけどな。2018や2019あたりは出演者多すぎて長すぎて途中でちょっと居眠りしちゃった事あったけど、去年と今年はテンポよく進んでいい演技も揃ってていいなと思ってるんだけど。まぁそこは捉え方の違いかな)
ジョニー『Creep』
間違いなく回を重ねる毎によくなってきているように思います。まぁこれを最初からするのがプロだといえばそうなのですが、私としてはジョニーが最後にどこまで自分で納得いく演技をしてくれるのか、ただひたすら見届けたいなと思いながら見ています(菩薩の心で見るように心がけている…)
無良くん『愛がなきゃ』with 小林柊矢
初めてお名前を聞くアーティストさんで(世界が狭いな私)、このコラボで初めて歌を聞かせていただきました(相模原出身って同じ県央人ね♪)。ストレートなメッセージが心に響く歌ですね。無良くんの力強いスケートとよくマッチしていたと思うんですが、無良くんの衣装がちょっと曲とあってなかったような?ああいうノーブルな白シャツのイメージではないよね(と細かい注文を付けてみるw)
小林さん、歌い終わるたびに全方向に全力でお辞儀してくれた、いい人だ
デニス『茶色のセーター』with 小林柊矢
まさかデニスにコラボが回ってくるとは!ユーロでメダルとっても1プロだったのに!
切々と歌い上げる断ち切った恋への想いと決意に寄り添うように、茶色のセーターを抱きしめて滑る…切ない気持ちの伝わる素敵な演技でした。振付はランビかな?(何となくランビちっくな動きがあったような←ランビちっくって何だw)
誰かに歌詞訳してもらったのかなと思ったらやはり高志郎くんだった模様。尾崎のI Love Youといい難易度高い内容の歌ばかりだな(今回のは一歩間違えると別れを告げる彼に対しての罵詈雑言なニュアンスになっちゃうから
)
さかもっちゃん『Love Shake』
真壁氏はFaOIでのさかもっちゃんにどんな役割を求めているんだろう?
ショーが終わって彼女が1プロだと分かった時に率直にそう思いました。1プロのみ、しかも新プロではないというスケーターをわざわざBツアーだけ呼ぶ意味って何なのだろう?それだけ彼女の実力を買っているという事なんだろうか?
演技自体は良かったと思います、楽しいプログラムだしお客さんも盛り上がってたしね。でも通して振り返ると彼女の存在だけなんだかセットリストで浮いているんですよね…彼女はこれからもこの中途半端なポジション(オープニングは終盤のいい位置でコールされるけれどショーでは存在感が薄い)で出演し続けるんだろうか…
あ、陰謀論はお断りですのであしからず(私は彼女の競技プロは結構好きですからね!)
織田くん『I'm still standing (映画SINGより)』
FaOI中休みの間は佐賀でのPIWに出演で、キンキーブーツ滑り納めの筈が最後の演技で赤いブーツにするのを忘れたそうで(笑)。いつかまたやってくれてもいいのよ♪(ハビの闘牛士プロみたいにw)
このプログラムはそのキンキーブーツのインパクトのせいでどうも私の中で影が薄かったんですが、回を重ねる毎に味が出てきました。織田くんらしさの中にところどころジェフ味が混じってていい感じです。相変わらずジャンプ安定してていいなぁ…何で試合になると緊張しちゃうんだろうね
さっとん『Orion』with 中島美嘉
中島美嘉さんの歌は流石に何曲か知っていて、ただ「雪の華」以外はタイトルと歌が一致していなくてよく知る切ないこの歌のタイトルが『Orion』だとあとで調べて知りました…色々問題がないかやまぽんの認識
中島さんの透き通るような繊細な声にさっとんの美しく伸びるスケーティングが相まって美しいプログラムでした(でも何となく衣装はピンクではない方がいい気がする←確か初日はピンクだったと思うんだけど…記憶違いでなければ)
中島さん緊張されてたのかな?ちょっと歌詞が聞き取りにくいところがあって心配になったんだけど、次の歌からは大丈夫だったからホッとしました。彼女もまた歌い終わるとステージバック席振り返って素敵な笑顔を見せてくださいました
パイポー『桜色舞うころ』with 中島美嘉
アイスダンスのふたりで描き出す美しさはこういう曲と親和性が高いなと、美しい歌声を聞きながらパイポーの滑りに酔いしれました(アイスダンスの知識がないからどう凄いのかが語れないのが悲しい…)。桜の木の下、移ろう季節の中でふたり共にありたいと願いながらひとり佇む。その物語はふたりだからこそ演じられるもので、ふたつの曲を聞いて演技を見ると、さっとんは『Orion』でパイポーは『桜色舞うころ』という選曲なんだなという事がよく分かった気がしました。
ショートサイドから俯瞰で見るアイスダンス、ちょっといいかも(シングルはジャンプがあるからもうちょっと低い位置がいいかなw)
ハビ『Pura Vida』
今日も素晴らしい演技でした…何度も書くけれど、上半身を美しく動かすのにはしっかりとした体幹が必須。ふにゃふにゃしているとまず姿勢が美しくないし、美しくない姿勢からはどうやっても美しい動きは出来ない。基礎って本当に大事。
ハビ、またフラメンコのプログラムやらないかな?ナハロさんやフラメンコダンサー連れて大々的にやった時にはステージでのパフォーマンスが長くて「これをFaOIの中でってどうよ」と思わないでもなかったんだけど、氷上で演じるならいいと思うんだけどな。
ランビ『マーラー交響曲第5番』
幕張から十分素晴らしい出来映えだったと思うんだけど、ご本人的に回を重ねる毎に完成度が上がっているんでしょうね。宮城公演よりご挨拶でくるくる回る回数が更に多かったように思います
スパイラルとスピンの美しさは毎回書いていますけれど、コンビネーションスピンでシットポジションからゆっくりと腰を上げながらNBPに移行するの凄くない?っていうマニアックな感想をどうしても書いておきたかった、多分このプログラムの感想としては間違っている(笑)
パパシゼ『Roses』
この第1部のトリのパパシゼが本当に素晴らしかった
アナウンスが「至高の芸術」っていうけれどまさにそれで。静寂な音楽の中に氷を削る音が重なり、濃厚なふたりのスケーティングが絵を描く。曲の昂りと共に感情が高ぶるかのように舞う……もう完璧でした。無知な私がいうのもなんだけどアイスダンスの真骨頂ともいうべき演技だったなぁ。
余談ですが。
今回の会場、設営の工夫で見え方は改善されて良かったのですが、一方でバリアフリーという観点からはかなり厳しい会場になってしまった印象です。
とにかく階段が多い。特に南側ショートサイドと北側ステージバック席は長い階段を上り下りする必要があり、正直15年後に問題なく見に来れるかといわれたら私はあんまり自信はありません(まぁ流石にその頃はもう羽生くんも引退しているとは思うけれど)。そうなるとアリーナ狙いになるけれどそうそう取れるものではないし
車椅子を使用している訳ではないけれど足腰弱い人って結構いると思うので、全ての人に優しい会場って中々難しいなぁ…とトイレから戻っただけで息が若干あがってしまった運動不足なやまぽんは思ったのでした(←それは自分の努力で何とかなる問題w)
第2部
Bツアー後半もスペシャルバンドの演奏からスタートです
Aツアーとは違う曲なのですが曲名が分からない前回はNAOTOさんの曲でしたが、今回はギターが前面に出ている事が多かったように思うので鳥山さんの作曲でしょうか?
運営はさぁ、アーティストさん達が普段と違う方面に露出するせっかくの機会なんだから、スペシャルバンドの面々の宣伝もしようよ…
アンサンブルスケーターズ『Vivo per lei』
曲が分からなくてTwitterとLINEで教えていただきました、皆さんありがとうございます
今までの勝手なイメージでアンサンブルスケーターさん達は踊りまくるプログラムだという先入観があったんだけど、こういう割としっとりめの歌を聞かせる選曲も新鮮でいいな思いました。今回はシングルスケーターが大半を占めていたので雰囲気を変えてみたのかもしれませんね。ペアが複数組いるとロック調の曲で大技繰り出す方向になるのかもしれないけれど。
初日なので残念ながらまだ噛み合っていない部分も見受けられましたが、回を重ねた神戸でどうなっているのか楽しみにしています♪
デニス『ハレルヤ』
前半のコラボも素敵だったんだけど、後半のプログラムはそれを上回る出来映えで素晴らしかった
ジャンプの精度と難度の差から試合では日本の若手選手達の後塵を拝することになってしまうけれど、スケーティングと音楽を身体で表現する技術は一枚も二枚も上だよね。スピンも上手いしなぁ…クワドが跳べないというだけで。そこのところが競技フィギュアの難しいところなんだろうな。
いつの間にこんなに立派な大人のスケーターになって…と謎のオカン目線でうるうるしながらスタオベしてました。
無良くん『ウエストサイドストーリー』
うん、これぞ無良くんという選曲とプログラムだったと思います。何となくだけれどクラシックよりはミュージカル曲が似合うイメージだし(オペラ座とか美女と野獣とか)。
あっこちゃんがバンクーバーシーズンにウエストサイドストーリー演じてましたが、こういうミュージカル曲だとふたりで一緒に演じるって楽しそうだよね…って思ったけどそれは既にアイスダンスだな
どうしても現役時代は豪快な3Aや4Tの印象は強かったんだけど、様々なタイプのアイスショーに出演して(同年代のスケーターの中では一番幅広いタイプのショーに出てるんじゃないだろうか?)色んな側面がみられるようになったのは嬉しいなと思います。notte stellataでのダイナマイトも良かったので、もうちょい踊るプログラムはどうだろう?
パイポー『ミュージカル「エビータ」より』
今季FD、曲名をどう表記するのかISUのバイオを見ても分からず、これまたTwitterとLINEで教えていただきました「Don't Cry For me Argentina」がメインになっているそうです(私SOI見に行った日はこれじゃない日だったから覚えてなかったのね←春先忙しくてSOIの録画はほぼ羽生くんしか見てない
)
赤いドレスが印象的で、マドンナの歌の中に全てのエレメンツが自然に存在するような流れる演技が素晴らしかったなと
織田くん『瞳を閉じて』with 小林柊矢
何がびっくりって冒頭の3Aの素晴らしい出来映えそして見間違いでなければタノ3Fに3Lz-3Tを完璧に決めましたよね?
この構成、来季全日本にチャレンジする為のSPですか!?
流石にJPOPで全日本はないと思うけど、そう言いたくなるくらい素晴らしい演技でした35歳過ぎたというのにやはり侮れない人だわ織田くん…
ハビ『踊るリッツの夜ほか』
回を重ねて更に完璧に仕上がってきた印象、薔薇を渡すパフォーマンスも所謂表側のアリーナ席のファンは楽しみでいいですね(たまに意表をついて反対側にしてみてはどうだろう?とかも思うw)
それにしても観客とは我儘なもので。ここまでいいものを見せてもらっているのに「出来ればもうひとつくらい違う演目も見てみたいな」ってつい思っちゃうのは、全公演同じプログラムなのがハビとジョニーだけだからかな
さっとん『Slave To The Music』
まさかのランビリスペクトの演技。ああいうダンサブルなプロを演じるさっとんを見るのは初めてだったのでびっくりしましたが、とても格好良かった小柄なさっとんだけどリンクの上では存在感を増すよね、躍動感あふれる滑りが素晴らしかった。
ランビさらっとスタイリッシュに踊ってたけどあれ難しいよねさっとんにとっての新境地だなと思いました。千秋楽までに更に磨きがかかるの楽しみ
刑事くん『Apple』with DEAN FUJIOKA
いやぁこのコラボが本当に格好よくてディーン様ラップもこなすって多彩な人なんですね
そして刑事くんプロ2年目で突如ダンスに目覚めたんだろうか?「Filthy/My My My!」といいこのコラボといい新境地開拓しまくっている気がする(っていうか新潟2日目はこの2曲だったのね、それはそれで大変そうだな)
最後ガンガン踊りながらステージの方に寄ってくるからどうするのかと思ったら、ディーン様の隣に飛び乗ってフィニッシュでした(なおその為フィニッシュの格好いいポーズはステージバック席からは見えなくなるのだがw)
ランビ『Sukima』with DEAN FUJIOKA
……正直にいっていいですか?
とても素敵だったというのは覚えてるんですけど、どう素敵だったかを(曲を聴き直しても)思い出せないんです神戸で復習して出直してきます
アゼべド&キャンパ『ロケットマン』
エアリアルのところにも書きましたが、ほぼ目線の高さで見るアクロバットは臨場感が半端なくて迫力がありました!これは新潟か神戸くらいでしか味わえない楽しみ方かもしれませんね♪(幸か不幸か神戸大楽は再度ほぼステージバックなSS席w)
それにしても今年はロープ隊が全く見えない席ばかりだ(笑)
ジョニー『月の光』
やっとジョニーのプログラムがこの位置にきてくれました。ショー立ち上げ時からずっと出演していた功労者の最後の演技が第2部前半とかあり得ないですからね。好き嫌いじゃなくて運営側の誠意と敬意の問題です。
冒頭のこれまでのプログラムをミックスしたような音を聞きながらジョニーは何を考えているんでしょうね?これで競技を引退という演技は何人か見てきたけれど、スケーターを引退するという場面には私はまだ立ち会ったことがありません。神戸最終日がジョニーとファンにとっていい時間になる事を願っています。
パパシゼ『In Line』
ここでパパシゼが出てきてびっくりしたんですよ。まださかもっちゃんと舞依ちゃんが1プロしか滑ってなかったので。さかもっちゃんはともかく舞依ちゃんが1プロなの?とか余計な事を考えていたら演技始まってた
第1部がエッジが氷を削る音までプログラムの一部であるような至高の芸術ともいうべき演技だったのに対して、第2部は男女の感情のぶつかり合いを演じるとても人間味のあるプログラムですよね。Aツアーよりもコントラストがはっきりした組み合わせで色んなパパシゼが見られてお得な感じです♪(うん、ランビのファンでAツアーの演目にちょっと愚痴言いたくなる人が出るのは分かるなw9
舞依ちゃん『雪の華』with 中島美嘉
やはり羽生くんの前はパパシゼがいい、という意見も分かります。ランビ、パパシゼから羽生くんへという流れが去年から続いていましたからね。かといってコラボの関係で舞依ちゃんを第2部の中盤へというのもセッティングなどの問題で難しいんでしょう。
ついパパシゼと比べてしまうのかもしれませんが、今回の舞依ちゃんのコラボの演技、とても素敵だったと思います。前半のような楽しく可愛らしい演技も彼女らしくていいですが、去年の「アメージンググレイス」や「夢破れて」のような、儚げで清らかな透明感のある演技は、彼女にしか出来ないものだと思うんですよね。
中島さんの透き通るような高音と柔らかな音色が、舞依ちゃんのふわっと優しく氷を捉える軽やかな滑りと相まって、とても神聖な空間を創り上げていたように感じました。
(あと衣装が舞依ちゃんにドストライクだった…あれ着こなせる女子そうそういない…)
羽生くん『GLAMOROUS SKY』with 中島美嘉
舞依ちゃんがリンクを去り、残るスケーターはただひとりだけです。
そのただひとりを待ち望む何ともいいようのない熱気を孕んだ張り詰めた空気。それを吹き飛ばすように突如湧き上がった大歓声の直後に視界に現れた羽生くんは、キャスケットを目深に被り赤いジャケットを肩に羽織っていました(多分…その辺りの記憶は曖昧)。ふとステージ上の中島さんを見ると同じキャスケットを被っています。私は「NANA」読んだことも見たこともなくてそのビジュアルのイメージが全くなかったので(ざっくりあらすじの冒頭くらいは聞いたことあったかな?という程度、曲自体は聞いた事ありましたがタイトルは覚えてなかった…)そのいでたちがイコール『GLAMOROUS SKY』を示しているのだとは分からず。出だしは皆さんの熱狂にちょっと乗り遅れた感じでした(この時ほど予習って大事だなと思ったことはない←反省)
とにかく「疾走感」という言葉が全てのような、全力で駆け抜けるようなプログラムでした。
軽々と完璧なトリプルジャンプを繰り出してくるんだけど、助走なしで次から次へとバンバン跳ぶもんだからバシッと決まっても拍手をする余裕がない(何なら手拍子する余裕もない)。
あまりの流れの速さに私はジャンプの種類まで見極められなかったんだけど(無能!)、皆さんのレポート見ると3F×3、3T×4で間違いないようです。Aツアーの『if…』はエッジ系の3Loのみ、今回のプログラムはトゥジャンプのFとTのみ……確かにこのプログラムだと跳ぶ瞬間にぐっとタメがはいる3Lzではないし、ましてや3Sでも3Loでも3Aでもないなと振り返って思う。っていうか表現に合わせてジャンプを選ぶスケーター他にいる?更にいうならトリプルとはいえ7本跳ぶスケーターもいないと思うな…最後の1本はSOとしたけれど他は完璧だった
しかもそれだけでなくやっぱり踊ってもいるんだよねぇ、「滑ってジャンプ」だけで終わる訳じゃない。あれだけスピーディなプロなのに漕いでいる感もゼロってまさしく羽生結弦の真骨頂深いベスティスクワッドを2連発(確か←本当に記憶が怪しい
)、最後はハイドロで弧を描きながらリンク中央に置いたのピンスポットの当たる赤いジャケットに寄り、そっと肩に羽織って演技を終えました。
「レゾン」や「if…」のような衝撃じゃないんだけど、競技プロじゃないのにあそこまで曲に合わせて畳みかけるようにジャンプ跳びまくるノンストッププロは予想もしていなくて、体感1分というか何か考える前に終わってしまった記憶に残らなさ過ぎて去年のレゾンより悲惨なレポしか書けなくて申し訳ないです
お隣の方は「雪の華かGLAMOROUS SKYだと思っていた」と話されていて。私は雪の華はある意味ベッタベタ過ぎるからないだろうなと思ってて(というかプロ転向してから羽生くんああいう儚い系のプログラムを避けている気がしたので)、じゃあ何だろう?というのは全く分からずに当日を迎えていたので、何となくお話を合わせながら「皆よく知ってるなぁ凄いなぁ」と内心感心しきりでした(明らかに自分が知らなさ過ぎるのは棚に上げとくw)
衣装はステージバック席からだと細かいところは全く分からなくて(伝聞だけで描き上げてる絵師様たち凄いですよね)、ライビュも行けなかったので週明けに能登さんのお写真でやっと全容が分かって……いやぁこれを完璧に着こなす28歳男性って一体何者
神戸でちゃんと見れて記憶に残せたら、もうちょっとまともなレポを書きたいです
(ちなみにTwitterでご紹介してくれた方がいたのでネタバレあらすじ読んでみたんだけど…いや申し訳ないけど内容が全然頭に入ってこなかったあらすじって、物語を頭から順番通りに抜き出したり省略しながら書き連ねるものではなくて、物語の筋をきっちり把握した上でそれを語るのにどこを書いてどこを削るのか吟味したものだと思うのよ…あれではどんな話かさっぱり分からない
なので神戸公演でレポ書いたとしても、演技と物語とがどうリンクするかまでは考えられそうもないかな…)
フィナーレ『STARS』with中島美嘉
去年のBツアーもそうでしたが、しっとりと歌い上げる曲で締めくくるのもオープニングとの対比でそれぞれが際立って素敵ですね
演出もちょっと凝っていて、正面ステージ横の出入口だけでなくショートとロングの間(南東の角と南西の角)から次々にスケーターが登場して楽しませてくれました(移動ステージの使い方もようやく分かったようだしw)。オープニングコラボに引き続きジョニーをフィーチャーしてくれたのもいいですね♪
衣装も曲に合わせて格調高めな襟元と袖にフリルのあしらわれた白ブラウスに黒のベスト(後ろにウエスト絞る紐がひらひらしてるのが何かいい←後ろ姿はよく分かるのだステージバック席は)という素晴らしいものなのに、どうして羽生くんは完璧に似合っているそれをすぐ脱いでしまったのか…いやジャンプ跳ぶのに邪魔なのはベストだけでは!?せめて記念写真はと思ったらそれもTシャツ姿だという…以前はTシャツで撮ろうとして田中さんに追い返されて着替えてきたじゃん!運営そこで諦めんな!
最後のトリックは4T-3Aだけど残念ながら着氷が乱れてSO、直前にトリプル7本跳んでるノンストップな演技してるからね翌日は完璧で最終日はSOから3A跳んだと聞いて羽生結弦は何処までいっても羽生結弦だと思いました
新潟は全公演の中で唯一大規模なステージバック席を設けているせいか、スケーターの皆さんもよく手を振ってくださったし(普段は放送カメラに映らないアーティストさんにご挨拶する素敵なお顔もばっちり見えます!)、何よりゲストアーティストの方々が本当にこちらへの気配りを欠かさない方々ばかりで感激でした小林さん、最後まで全方面にお辞儀してたし、ディーン様も中島さんもスペシャルバンドの面々もにこやかに手を振って帰られていきました。
えー会場中とその後のSNSを震撼させた最後の羽生くんの問題発言ですが(笑)。
私ちっとも聞き取れなくて(笑)、羽生くん何叫んでるんだろうと首を捻っているうちに最後のご挨拶になっちゃって、後で周りの方から教えていただきました
あまりのことに皆さん騒然としたまま、新潟公演初日は終演となりました(宮川くん、よく客席無事に脱出出来たなw)
それにしても羽生くん本当に嬉しかったんだね、今まで名前呼ぶなんて都築先生以外にした事なかったですもんね。良かったなぁと何かオカン目線でジーンときてしまったよ
さて、後は駅前のホテルまでの帰路となります。
今回お声をかけていただいたおかげでTwitterやブログでお付き合いいただいている方おふたりとご挨拶する事が出来ました(自分からは声をかけられない相変わらずコミュ障なやまぽんにお声がけいただきありがとうございました
)。
その内のおひとりMさんと席が偶然同じ列で、しかも宿泊先まで同じで、一緒に歩いて帰る事にしました。
今日の感想やらフィギュアの話やらをしながらゆるゆる歩いて駅前に戻って(途中コンビニに買い物に来たウィルソンとガブ様を目撃しその先でファンに囲まれるハビに遭遇し)、居酒屋が何処も満席で、地元のおじさんしか行かないような小さな居酒屋さんで飲んでおしゃべりして(注:飲んだのはやまぽんだけw)、とても楽しい時間でしたMさん、ありがとうございました
翌日はのんびりとお土産を買って帰るだけですが、お土産処を覗くと何処もお仲間と思われる人であふれていてレジ待ちの列が店外まで続いています
私は午後の新幹線で余裕があったので、思い切ってここにいってみました♪
夫には「女の人ってあまりいないから目立つと思うよ」と言われたのですが、行ってみたら結構女性のおひとり様いたので違和感なく長々と1時間近く滞在。
御猪口6杯飲みました……うん、明らかに飲みすぎですね(笑)
これだけ色々飲んだのに購入したのはこちら(試飲の意味ってw)
その後空いてきたお土産物屋さんでゆっくり買い物し、前回食べて気に入ったたれヒレカツの駅弁を買って新潟をあとにしました。
※このビールは結局飲まずじまいでした、流石に日本酒飲み過ぎたw
以上、いつも以上に大変中身のない駆け足な「FaOI in NIIGATA」初日観戦&道中記でした!
明日からはいよいよ最終公演の神戸ですね♪私は初日と最終日を観戦予定、大楽を見るのは2015年以来でドキドキです
ちなみに明日は5時起きですが荷造りはこれからです~寝坊しないように祈ってください(笑)