「地球温暖化問題」は「報道しない自由」の典型例 | Cの憂鬱

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先の無い高齢者のつぶやきです。Cは、お隣の怖い国、お金、職業などなどの頭文字?、かな。

「地球温暖化問題」は「報道しない自由」の典型例 第二種のウソというのは、いわゆる「報道しない自由」です。あるものを報道するときに、その一部だけを取り上げることによって、実質的にはウソを報じているのと同じことになるというものです。 事実が2つあるうちの片方だけを報道することによって、結果的にメディアに接している人々に間違った印象を与えます。 その典型的なものが、「地球温暖化問題」です。 地球というのは非常に広いので、例年よりも寒いところと例年よりも暑いところとが必ずどこかにはあります。 そのためテレビ局も新聞社も視聴者や読者に「地球が温暖化している」という印象を与えたいと思えば簡単で、地球の中で平年よりも気温の高かったところを取り上げればいい。アメリカのように1カ国の中だけでも気候が激しく変動する大きな国は、片方でものす ごい灼熱になるとしたら、もう片方ではものすごい寒さを記録するということがしょっちゅう起こっています。 そうした意味で非常に典型的だったものが「南極の気温」についてです。 以前に南極で25℃の最高気温を記録したことがありました。そのとき日本のNHKをはじめとしたテレビ局や新聞各社はこぞって大きく報道しました。 これに対して、2018年にはマイナス95℃という史上最低気温を記録しましたがこのことはほとんど報道されませんでした。 なぜそういうことになるのかというと、最高気温だけを報道すると地球が温暖化しているようにみえるからです。 これは日本国内の気温報道も同様です。夏になれば最高気温だけを繰り返し報道します。そうすると、これを見聞きした人たちは「年々、地球は暑くなっているのだな」という気がするのです。 しかし今の日本は、地球が温暖化しているから暖かいのではなく、太平洋の海水の回り方によってちょうど日本近海が暖かい状態になっていることが原因です。 少なくとも2020年まではそうでした 。時が経てば以前の状況に戻ることになるでしょう。 日本近海もしくは日本列島において、この数年は確かに気温が高くなってはいます。 その一方で、日本とほとんど同じ緯度で太平洋の向こう側にあたるサンフランシスコやロサンゼルスは、日本が30℃、35℃といっていた同じ真夏の時期に20℃前後の気温でした。 地球温暖化問題は、マスコミが報道しない自由を使った大ウソなのです。 『フェイクニュースを見破る 武器としての理系思考』武田邦彦 (ビジネス社刊) R060706 P181