はっきりとウソをついてきた「朝日新聞」 | Cの憂鬱

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先の無い高齢者のつぶやきです。Cは、お隣の怖い国、お金、職業などなどの頭文字?、かな。

はっきりとウソをついてきた「朝日新聞」 メディアのウソのつきかたには2つあります。 第一種のウソは「直接的なウソ」です。本書で取り上げたものではダイオキシンや血圧、タバコに関するウソがそれにあたります。ダイオキシンは猛毒ではありませんでした。毒物でないという証拠もかなり挙がっていました。しかし、社会全体を怖がらせて視聴率や販売部数を上げるためにはダイオキシンが猛毒だと言ったほうがいいということで、マスコミは「猛毒だ、猛毒だ」と繰り返したのです。 極端な例として、朝日新聞がやったことでは1970年の「牛込柳町鉛中毒事件」というものがあります。これは新宿の牛込柳町の交差点に自動車が集中するので、その排気ガスから出る鉛によって付近住民に健康障害が出たという報道でした。 朝日新聞は大々的にこのキャンペーンを打ちましたが、実はこれが全部ウソだったということが後になってわかります。私は2007年に書いた『環境問題はなぜウソがまかり通るのか』(洋泉社)という本の中で、このことを詳細に紹介しました。 その本を書くために私は2006年夏から2007年にかけて詳細に調査をしましたが、このとき朝日新聞の当該記事はほとんどインターネ ットで検索できました。稀に朝日新聞の縮刷版をみに行ったこともありましたが、ほとんどはネ ットで確認できました。 ところが私の本が出てしばらく経ってからネットで調べると、以前に私がネットでみた記事のほとんどが削除されていました。これは朝日新聞の関係者が削除したとみるのが妥当だと思いますが、ウソの報道であったことを隠そうとしたわけですね。 朝日新聞の大きなウソと言えば、「従軍慰安婦問題」があります。これについては朝日新聞自身が謝っていますね。 さらに、環境関係においても朝日新聞はウソをついています。カメラマンが海に潜って自らサンゴ礁をナイフで削りその傷跡を写真に撮り、「こんなにサンゴ礁がやられている」という記事を1989年4月20日付夕刊の一面に掲げたという酷いフェイクニュースがありました‥‥‥。 『フェイクニュースを見破る 武器としての理系思考』武田邦彦 (ビジネス社刊) R060705 P178