無菌室が健康体が暮らすのに最適なわけがない | Cの憂鬱

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先の無い高齢者のつぶやきです。Cは、お隣の怖い国、お金、職業などなどの頭文字?、かな。

無菌室が健康体が暮らすのに最適なわけがない 人間の身体というのは共生生物といっしょに生活していて、たとえば「腸内細菌」もそうです。細菌というぐらいなのであまり望ましいものではないように思うかもしれませんが、人間は腸内に細菌がいないと食べ物をうまく消化できません。 「ウイルス」もそうです。最近は新型コロナウイルスのこともあって何かウイルスというのは存在すること自体がいけないことのように言われていますが、実は人間はウイルスとも共存関係にあります。 この本の著者は武田邦彦ですが、武田邦彦という私の身体には、私自身が親から引き継いだ遺伝子はちょうど半分ぐらいしかありません。残りの半分の遺伝子は、腸内細菌とか皮膚にいるダニとか神経に巣くっているヘルペスウイルスとかそういうものの遺伝子なのです。 生物というのは純粋であれば生きていけるということではなくて、むしろ生活の中の汚いものもすべて含めて防御系を形成しているのです。したがって、副流煙は私が計算したところ実際に喫煙するのと比べて数百分の一ぐらいしか毒性はありません。だから、副流煙が健康に 悪影響を与えるとは考えられません。

『フェイクニュースを見破る 武器としての理系思考』武田邦彦 (ビジネス社刊) R060617 P129