刑務所で病気にかかるとどうなるか。 | 刑務所体験記&更生道

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刑務所を出所して半年、刑務所内の現実、出所後の苦難と更生の道を辿るドキュメントブログです。

 

 

 

 

 

 

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受刑者にとって、受刑者同士の人間関係が一番の悩みではあるが、それと同じく病気にかかったらという怖さもある。

 

娑婆なら24時間病院又は薬局に行けるが、刑務所ではそうはいかない。

 

基本的に週に1回、医務回診なるものが工場で行われる。

 

医務回診は、工場に医務担当のオヤジが来て、なんらかの症状がある者は申し出ればその場で医務のオヤジと話せる。

 

ただ、医務のオヤジは医者ではないので何らかの処置をその場でしてくれるということはない。

 

葉が痛いだの、肩が痛いだの程度では気休めのバファリンを2錠程度処方されるだけ。笑。

 

眠れないなどの症状なら睡眠薬を処方されたりする。

 

もちろん処方される錠剤は限りなく少ない。

 

意地の悪い医務担当なら少々のことでは薬をくれないケースもある。

 

私は一度だけ右足ふくらはぎに異常があり、医務担当のオヤジに見せたところ、かなり悪性なものであり膿が足から出ていたため、ソッコーで医務室で処置を受けた。

 

この処置がひどいのなんのって。。。

 

私がいた刑務所は常駐の医師がおらず、看護師の資格を持ったオヤジだけ。

 

かなりヤバいと思ったのか、○○(私の名前)、今からやることは口外するなよ。と。

 

なにが始まるのかと思えば、うつぶせで寝かされ、警備隊のオヤジ数名に手足を抑えられ、右足ふくらはぎに麻酔なしで鋭利な刃物のような物で膿を出すため身を削られた滝汗

 

あまりの痛さに暴れたが、警備隊のオヤジ達から我慢しろと抑えられ気絶しそうなほどの痛みに悶絶ドクロ

 

痛いなんてもんじゃない、右足のふくらはぎにメス入れられ、ギコギコされたら気絶するでしょ普通ドクロ

 

しかも1度では完治しないとのことで3回やられた笑い泣き

 

医務担当のオヤジに足腐るよりマシだろって言われたが、麻酔くらいしろよって本気で言った。笑。

 

この時ばかりは本当に辛かった。

 

また痛風の持病もあり、歩けないほどの痛みが出た時は、さすがに医療用の痛み止めを処方された。

 

これには助かったがその時、医務担当のオヤジが、これで前回の右足はチャラなって笑ってたドクロ

 

内心、娑婆で医療行為を医師以外の者から勝手にされましたってチクったろうかと思ったがやめた。笑。

 

歯痛も辛いが、幸いにも私がいた刑務所は歯科治療は比較的早めに対処してくれた。

 

もちろんこの場合は医務願箋なるものを提出し、1週間程度待たされるが。

 

刑務所によっては3ヶ月から半年も待たされるケースもある。

 

その間、ロキソニン、カロナールなどの強めの痛み止めは処方されず、バファリン等で痛みと戦うだけドクロ

 

ただ病気と言っても生死にかかわるケースは違う。

 

医師が常駐している刑務所では医師が対応するが、そうでない刑務所も多く、医師も24時間いるわけではない。

 

私が見たケースでは、早朝に脳梗塞で倒れた受刑者がいて、それに気づいた巡回のオヤジが慌てて居室を開け、ソッコーで外部の病院に運ばれ一命を取りとめた。

 

こういった生死にかかわるケースでは外部の病院に搬送される。

 

もちろんある程度完治すれば戻って来る。

 

そういった意味では、オヤジ達の深夜の巡回は安否確認のためでもあると感じた。

 

基本的に医療に関しては、刑務所内で行われていることは受刑者にとって厳しい。

 

どれだけ痛いと言ってもなかなか信用されないといったケースもある。

 

これらも日々の行いがものを言う。

 

真面目に勤めていれば聞き入れてもらえることも多くある。

 

糖尿などのケースではインスリン、食事制限等がしっかりされている。

 

簡潔に言えば、刑務所では生死に係ること以外の病気は気合で治せってのが基本です。笑。

 

刑務所に入る予定がある方は、事前に歯科治療や持病の完治をお勧めする。笑。

 

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