歌のリモートレッスンを終えて、レコーディングの立ち合いのためにスタジオへ。

秋にリリースされるアーティストのレコーディングです。

 

美しい声は、本当に恩寵なのですね。

 

自分の声と、とほほな歌で毎回レッスン後は果てしなさを感じてしまいます。

 

天から授かった才をこうして創造的に生かすこと。

本当に素敵なことだなあと思いながら、聴きました。

 

プロデュースは作曲家の林哲司さん。

 

いま、日本の80年代の音楽が海外からも注目されています。

YouTubeで広がっていったきっかけは、松原みきの「真夜中のドア」だったそう。

作曲は林さんです。

 

今週の大学の授業で、ちょうど80年代の音楽について話をしたところでした。

80年代の音楽は、とにかくきらきらしています。

せつない曲も、きらきらしているのです。

そしてポップ。

イントロだけで心が騒ぐ感じがたまらなくいいのです。

杏里の「悲しみがとまらない」もイントロだけで席から飛び上がって、踊ります(コンサートね)。

稲垣潤一の「思い出のビーチクラブ」、イントロだけでわくわくします。

林さんは、そんな80年代の音楽を第一線で牽引されました。

 

林さんアレンジの今回の曲も、さりげないギターのフレーズがじんっとくるものでした。

いま、大人の世代が聴きたい音楽。

サウンドも心情もフィットするもの。

そんなアルバムになると思います。

歌詞も・・いいと思う! たぶん。(自画自賛、失礼)。

 

80年代の後半、林哲司さんの事務所にお世話になったこともあり、

林さんの曲が大好きなこともあり、

昨日はなんだか古巣に帰った感じがしてうれしかった。

歌のレッスンをしていることを話したら、

「由美ちゃん、シャンソン歌ったら? いいと思うよ」

と。

林さん、それは無理な気がします・・・・。

実ははずかしがりやですから・・・。

 

 

この写真は昨日のものではないけれど、うれしくてご紹介。