誕生日に杏里から贈られた三つのバルーンのメッセージ。
誕生日から数日、メッセージカードを読み返して、二人で歌を作ってきた33年を思い出しました。
くちびると、バラの蕾、そしてゴールドの百合の紋章のバルーン。
「くちびるは素敵な女性を、
バラの蕾はこれからもゆっくり時間をかけて咲いていく、
人生がさらに繁栄しきれいに咲いていくように、
そして百合の紋章は由美さんがこれまで多くの人たちに幸せを届けてきた王冠を表現したもの」
「これからも進化して、頑張っていきましょうね」
こんなにあたたかい愛のこもったバルーン、
今もリビングで賑やかに。
33年間、私は杏里に100曲近く歌詞を書いてきました。
登場する女性たち一人ひとりに、愛情があります。
健気な女性もいれば、勝気なのに淋しがりやの女性もいたり。
共通するのは、どんなことがあっても人生を愛している女性たち。
転んでもただでは起きない、
泣きながらも片手に何か大切なものを握りしめて起き上がる女性たちです。
それは、私と杏里と共通していることかもしれません。
ロサンゼルスでレコーディングをし、
ニューヨークでミックスダウン。
ある年はオーストラリアでプリプロダクションをし、
ロサンゼルスでレコーディング、
そしてニューヨークでミックスダウン。
ハワイでのレコーディングもありました。
ちょうど今頃の時期、私も1ヶ月以上はロサンゼルスとニューヨクに滞在しました。
こんな制作ができたのも、80年代という豊かな時代であったこと、
そして何よりも杏里の音楽への情熱と最高のものを求める覚悟があったからこそ。
とても貴重な経験をさせてもらいました。
この人生の大きな贈りものです。
引き出しを開けたら、ロサンゼルスのスタジオの鉛筆が出てきました。
88年のアルバム『BOOGIE WOOGIE MAINLAND』に収録されている『EDGE OF HEAVEN』
大好きな曲をシェアしますね。
https://www.youtube.com/watch?v=656VA5b1VDM
ずっと作詞家でありたいな。
さて、仕事しましょう。