大きな被害を受けた皆様に、心からお見舞い申し上げます。

 

自然とともに生きていく知恵を、

もしかしたら現代の私たちは持っていないのかもしれない。

それは、近代になり自然をコントロールして

自分たちの生活のしやすさを求めた結果なのではないかと、

河川が氾濫し、堤防が決壊して濁流に埋もれた映像を見て思いました。

 

私もその生活のしやすさの恩恵を受けているのですが、

人間が作り出した恩恵と

自然に与えられている恩恵とは

まったく次元の違うものだということに改めて気づきます。

 

 

水位を増し、押し寄せるように流れる濁流。

本来の山の姿でなくなったので泥が流れるのだと

今朝の情報番組で専門家が述べていました。

 

高い樹木と低木が混在している。

人間が簡単に分け入ることができないような山であれば、

大雨が降ってもあそこまでの濁流にはならないと。

 

その一方で、東京の地下に造られた神殿のような地下ダムが、

今回、東京の神田川などの河川の氾濫を防いだそうです。

 

 

 

自然に生かされている。

自然と共に生きる。

人間の知恵をどう使うかが問われているような気がします。

そして、精神力をどう発揮するか。

その原動力となるのは、

ただただ感謝すること、

そして、ひたすら祈ること。

 

ラグビーW杯の試合が中止になり、

カナダ代表がボランティアに参加したというニュース。

そして対戦相手であったナミビア代表も被害を受けた宮古の人たちを励まそうと、市民と交流したそうです。

 

美しいです。

人間の美しい在り方は、沈みそうな気持ちを清めてくれます。

 

自然の恩恵と人間のテクノロジーがどこまで融合できるのか。

コントロールではなく。