モダンアートのインスタレーションを観るのは、嫌いじゃない。

意味がわからなくても、何じゃこりゃ?と思っても、

ただその空間を感じたらいい。

違和感とか、?マークとか、

これは私にもできる、と思ってもいい・・・。

 

芸術鑑賞・・・進化させたい。

 

1回目は、違和感満載で観てもいいし、ただその空間と表現を楽しんだり、驚いたり、

そんな自分の反応と一緒に。

 

2回目は、アーティストのバックグラウンドを知って、観る。

すると、少しこちらの感性が作品に近づくような気がします。

 

 

六本木ヒルズの森美術館で開催されている「塩田千春展:魂がふるえる」。

 

 

ベルリンを拠点に活動している塩田千春が、癌を患い、闘病を超えて見せるもの。

生や死といった、人間の普遍的、根源的なテーマを長年問い続けているという。

それが、癌という病を患ったことでさらにリアルになっていったのではないでしょうか。

 

自分にしかわからないこと。

自分にしか感じられないこと。

 

それが、時に人を孤独の底へ突き落とします。

自分にしかわからないから・・・誰にも理解されないから・・・孤独なのです。

 

表現は存在証明。

自分の体の中から取り出して、それを形にする。

そうせずにはいられない、魂を突き動かす何か。

クリエイションの極みに挑むアーティストが見るのは、どんな風景なのでしょうか。

 

 

 

私が心惹かれたのは、ドイツの子供たちが魂について語る映像です。

この女の子のコメントは、エッジが利いていました。

 

 

 

「塩田千春展:魂がふるえる」

https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/shiotachiharu/

 

もう一度、観にいきます。