19:30

こんな時間に区役所から電話がかかってくるはずはない。

まず、これに気づくべきでした。

 

夕食の支度をしていて、電話に出るのにガスの火を止め、電話に出ると、

「◯◯区役所の健康保険係です」

「医療費についての法律が変わり、還付になるのですが、その通知は見ましたか?」

「見ていません」

「もう申請の期限を過ぎたのですが、還付は受けますか?」

「いかほどですか?」

「28,000円です」

「受けます」

「では、明日、銀行から電話がいきますので、そこで手続きしてください」

「なぜ銀行から?」

「期限が過ぎたので、区役所で取り扱うことができないので」

 

…と、まあこんな電話でした。

 

忙しかったので、何も考えずに、はいはい、と答えていたのですが…

 

これは、詐欺ですよね。

 

銀行のATMによく貼り紙がしてあります。

 

「ATMで還付金は受け取れません。

還付金詐欺に注意」

 

引っかかる人いるのね、、、と思いながら貼り紙を見ていたのですが、

さりげない日常の中で、あたりまえのように電話がかかってくると、

それも日常の一部のように流してしまう…。

違和感に対するレベルが低過ぎました、

 

危ない、危ない。

 

引っかかったふりをして捕まえたい衝動に駆られますが、

無視に限ります。

 

明日、「銀行」から電話があるようなのですが、

「はい、110番です」と電話に出ようかな、とか、

つまらないことを考えたり…。

 

無視に限ります。

知らんふり、こんな感じで。

 

 

自撮り、イタタタタ…

 

皆さまも、気をつけてくださいませ。

敵は、味方の顔をしてやって来ます。