『ボレロ』を初めて観たのは、30年ほど前かもしれない。
モーリス・ベジャール、二十世紀バレエ団の来日公演だったか、東京バレエ団の公演だったか覚えていないのですが、東京文化会館での公演でした。
2015年のシルヴィ・ギエムの最後の『ボレロ』は、ジルベスター・コンサートで。
あのスネア・ドラムが淡々としたリズムは時を刻むように。
そして体の中へとリズムが刻まれていく。
『ボレロ』は、本当に不思議な、神がかった作品です。
モーリス・ベジャールに許された人しか踊ることができない。
そして今日観てきたのは…
東京バレエ団の柄本弾さんの『ボレロ』。
言葉になりません。
神々しい。
それは命の神々しさ。
弾くんは若いので、何度も『ボレロ』を踊り、変化していくのでしょう。
命の神々しさが研ぎ澄まされていくのでしょうか。
それもまた楽しみです。
一緒に行った友人たちと、追っかけ決定です。
免疫力が上がった私たち。
文春オンライン 柄本弾くんインタビュー
http://bunshun.jp/articles/-/9123