小学校の低学年の頃だと思う。

夜、ベッドに入って眠ろうとすると

もしかしたらこの世界の他にも世界があって、

一時間前の私や、一時間未来の自分が存在するかもしれない。

時間を違えている自分がいるかもしれない……。

そんなことを考えて、ねむれなくなっていました。

 

パラレルワールド。

 

量子物理学の世界では多世界解釈という仮説があるそう。

解説を読んでみましたが、全然わかりません。。。

 

でも、たとえば私たちがある厳しい状況に陥ったとき、

想像の翼を拡げて前向きなイメージ、意識を持つこと。

これもひとつのパラレルワールドのような気もします。

 

夢も、もうひとつの現実。

自分のパラレルワールドです。

 

先週、京都の高台寺、夜の特別拝観へ行きました。

 

 

池に映りこんだ紅葉はあまりにも鮮明で、

木立の奥へわけいっていくと、

もうひとつの現実へ行けそうなのです。

世界はここだけではないことを

異様な美しさをもって伝えていました。

 

このときの感慨を言葉にできなくて、

今日になってしまったけれど、

まだ全然、表現できていない。

 

ただ「美しい」ということでいいのかもしれません。