友人のお嬢様の新国立劇場バレエ研修所の修了公演へ。

合格者はわずか女性4人。
ものすごい倍率を乗り越えたバレリーナたち。バレエ、ダンスだけでなく、語学、マナー、歴史、美術史など総合的なカリキュラムはすばらしい。こんな学校があったら私も行きたい、と思ってしまいました。テクニック、そして内面、そして理論。実力があったからとはいえ、本当に恵まれた修行をしたダンサーたちです。


もうひとつ。新国立の中劇場が懐かしく、オーケストラの演奏がはじまったときに思わず泣きそうになりました。娘が4年生のとき、バレエ団の公演で子役をやらせていただいたのが、この劇場でした。王妃に指輪の箱を渡す場面を、舞台の袖で何度も何度も練習していたと後から先生に聞いて、そんな小さな役でも一生懸命にやっていたんだなあとうれしく思ったことを思い出しました。髪の毛をお団子に結って、送り迎えをして、発表会の前は病気をさせてはいけないと注意をして。そんな日々が11年続いたけれど、宝物のような、大切な大切な日々でした。...
プログラムを見たら、知っている先生が講師として指導していたり、娘がお世話になったバレエ団のプリンシパルのIさんがゲスト出演していたり。いつもすばらしい衣装を作ってくださったO先生の名前もあって、懐かしい気持ちでいっぱいになりました。

お嬢様が立派なダンサーに成長して、どれだけうれしいことでしょう。
そのお気持ちを想像するだけで、胸がいっぱいになります。
これからずっと応援団として、お嬢様の公演を楽しみに。
清水さん、おめでとうございます!