ザルとしか言いようのない選考を通過して入社したら、早速研修です。

 

まず入社日、朝から営業所長の挨拶。

それから指導担当の先輩乗務員さんに、乗務員としての心構えを語っていただきます。

「9割は優しいお客様だけど、たまには横柄だったり、短気だったり、酔っていたりする人ももちろん乗ってきますから、そこは覚悟してください。どんなお客様に対しても、にこやかに丁寧に接してください。何をされても仕方ないと割り切ってください。とにかく我慢が大切なお仕事です。」と教わります。

 

そして挨拶の練習。

先輩が「はい!」と言ったら、こちらも大きな声で「はい!」と答えます(元気に発生できればOK!怒鳴り声みたいな音量は不要)。

声が小さいともう一回言わされるやつですが、「オラ小さい!」なんて厳しくは言われません。「んー、ちょっと小さい。もう一回。」と優しく言われるだけです。

もう一人ワタシと同時入社の人(60歳の元郵便局員さん)は何回もやり直しさせられて、「すみません。マスクしてるんで。」と言い訳を交えつつしきりに謝っていました。

 

それから三日間、営業所で以下のような研修を受けました。

営業地区、事故時の対応などの座学。

実際の車両を使って外からドアを開け閉めしてあげるサービス。

車内からドアの開閉をする練習。

車いすの方の対応など。

外をひたすら走り回って、狭い道での右左右の安全確認、優しい発進と停止、信号待ちでも前走車のタイヤ接地面が自車ボンネット上に見える車間距離を維持して止まる

などなどの運転指導。

 

練習に使った車両は60万キロ越えのセドリックでしたが、ピカピカで快調でした。

 

ちなみに運転指導の時だけは優しい先輩が厳しくなります。

おずおずとメーターを法定速度に合わせて走ったりしてると、

「おせーよ!実際はメーターなんて誤差があるんだから、メーター読みで法定プラス15から20の間で走るんだよ!

と優しかった先輩が怒り出してガクブル。

 

歩行者がそろそろ横断歩道近づいてるなーと思って止まろうとしたら、

横断歩道入られる前に行っちゃえよ!

と大きな声で言われてまたガクブル。

なんというか路上に関しては、とにかくスピーディーに走る事を求められる指導でした。

 

そして営業所の研修が終わると教習所に通って二種免許を取ります。

教習所は一種の時と同じです。

いい教官もいれば嫌な教官もいますけど、そんな事よりも1時限目から最終時限までビッシリ予定を組まれた状態で一週間ぶっ通しで通わされたので、シンプルに疲れました。

ちなみに教習所に行く日は毎朝家を出る時、営業所の先輩に電話して「これから出発いたします!よろしくお願いいたします!」と大きな声で言わないといけませんでした(声が小さいと言いなおさせられました)。

 

一見難しそうな深視力の検査は真ん中ではなく、両サイドどちらかの棒にピントを合わせて眺めれば大丈夫でした。真ん中を見るとかえって難しいです。

卒検は補助ブレーキさえ踏まれなければ、ほぼ大丈夫

学科は教習所でしっかり勉強すれば大丈夫です。

ワタシも同期も試験場でも一発合格でした。

 

あとは〇〇地区タクシーセンターという所に行って、タクシーセンター研修を受けて、乗務員証をもらいます。これはただ座って話を聞くだけです。

ちなみにワタシの働く〇〇B地区は地理試験などなく、とーっても楽に乗務員証をもらえるのですが、都会の〇〇A地区は地理試験を受けて合格しないとならず、結構大変だというお話でした。

 

それからNASVA〇〇主管支所という所に行って動体視力とか反応の癖みたいなのを検査してもらいました。

 

最後に、営業所でメーターの使い方と路上でのドア開閉、帰庫した後の納金処理の仕方を教わって、研修の第一段階が終了です。

 

ぶっちゃけ、何のハードルもなく、実に楽な初任研修期間でした。