それからの日々、今振り返ると、殆どいい思い出が出てきません。

 

悲しい思い出ばかりがフラッシュバックしてしまうので、あまりブログにも残したくないのですが、とにかくワタシのいた会社の50代以上のドライバーさん達は、本当にダメな人達がほとんどでした。

 

運転技術も地理知識も素晴らしいものを持っているけど、人格に問題がある人ばかりです。

営業所で会う度に絡まれたり、ちょっとした一つのミスについて何日も会う度に怒鳴られたり、本当に今振り返るとありえない環境でした。

 

前に働いていた田舎の中小企業でも、一時的に出向した少し大きな会社でも、あんな人格の人達は一人もいませんでした。

それだけ世間の感覚とズレている人達ばかりでした。

呆れを通り越して、許せませんでした。

 

 

とにかく横柄で、思い通りにならないとすぐ不満な気持ちをあらわにする。そんな性格の50代、60代、70代のドライバーが沢山いまいた。

そんな人たちが営業所でも駅でも、つねに幅を利かせていました。

 

新人でも50代以上の人はそんなにいじめられないのですが、特に30代以下の若い新人達は徹底的にいじめられていました。

みんな、ペコペコと頭を下げてどうにか耐え抜いていましたが、ワタシにはどうしても耐えられませんでした。

ちなみにワタシはマスクをしていると結構若く見えてしまうらしく、46歳という年齢を言うと「うそでしょ?」と驚かれたりしていたんですが、そのマスク童顔が災いしてか30代の人達と同じような目に散々合いました。

 

色んな嫌な思い出があります。

 

 

営業所では以下のような事が日常茶飯事でした。

 

・営業所の洗車スペースにて、「洗車が遅い」と怒鳴られる→早くどけと急かされるので、急いでどく→入ってきた先輩は、洗車もしないで車の中でスマホゲームをやりながら、窓越しにとなりのスペースの人と喋っている。

・納金の際に近づいてもいないのに「お前今、俺が落とした伝票拾ったりしてねーよな?」と聞いてくる→否定すると荷物を見せろと言ってくる→どうぞと見せると、荷物を見ながら「大して稼いでもねーくせに、高そうな財布もってんなー!」等と大声で言われる。

・洗車場のマット洗い機の水を止めて去ったら、後から入ってきた先輩に「止めてんじゃねーよ!」と怒鳴られる→別の日、後から別の先輩が入ってきそうだったので、洗い機の水を止めずに、入れ替わりの際に止めていない事を伝えると「俺に止めろっつーのか!?」と怒られる。

 

 

 

そして営業中は以下のような事が日常茶飯事でした。

 

駅で二番目以降の順番に付けている時にお客様が乗りたいと言ってきた場合、自分より前に同じ会社の車両がいたら、そっちに乗ってもらうように伝えるというルールが有るので、その通りにする→一番目に待機していて、そのお客様を運んだ先輩から「人にゴミおしつけてんじゃねーよ!」と怒られる。どうやら近距離のお客様だったため、頭に来たらしい。

・「さっきのお客さん福祉券だった?」と尋ねられる。→900円ちょうどで着いて、300円の福祉券3枚で払ってもらったと話す→「バカだなー。そういう時は遠回りして、もう一枚使わせんだよ。」とあきれられる。

・駅で高齢の乗客の乗り降りを手伝った後、再び駅に戻って先輩に会う。→「お前がそういう事すると、俺たちがサービス悪いって言われんだろ?ちょっとは考えろよ。」と言われる。

駅で先頭につけていた先輩の車に一度乗り込んだ高齢男性が、なぜか下りて後ろのワタシの車に乗ってくる→キョトンとしていると、その男性が「住所言うからお願いしますって言ったら、そんな住所わかんないから後ろのに乗れって言われたんですよ。」と言う。→言われた住所を調べて向かったら、結構近かったので、近いとわかって断ったんだろうと気づく。

 

 

 

とにかく挙げても挙げてもきりがないです。

もうひどすぎて思い出すのも嫌です。

 

 

こういった横柄で強欲さをむき出しにしているドライバーがはびこるから、「近くてごめんなさい。」なんて申し訳なさそうに言うお客様がたくさんいるんです。

特に高齢女性の方で、心からすまなそうに言ってくる方によくお会いしましたが、その度に悲しい気持ちになりました。

距離が近いからと言って、お客様がドライバーにそれを謝るなんておかしいです!

 

 

そういった嫌な思い出が沢山たまった一方、お客様との間では良い事がたくさんありました。

 

・乗り降りを手伝っただけで、「今まで、こんなに良い運転手さん会った事ない」と感激して、チップを1000円くれたご婦人。

・「え?新人さんなんですか?今までで一番いい運転手さんが新人だなんて!辞めないでくださいね!」と言ってくれたお兄さん。

・酔って大声を出しながら運転席の背もたれを蹴り、「俺みたいな客が一番いやなんだろ?」と言って来たので、「いいえ、お乗りいただいた以上は大切なお客様です。」と怖いのを我慢して答えたら、

「気に入った!」と言って、機嫌よくチップをくれた初老男性などなど。

 

 

「道を知らなかったりと未熟な分、一生懸命サービスしないと!」という一心で乗り降りのお手伝いや、積み込みのお手伝いなど、出来る事は出来る限りしてましたが、運転以外の出来る事も面倒がらずに頑張れば、結構びっくりする位の頻度でチップがもらえるとわかりました。

 

 

短い間ながら、他にも沢山良い事はあったはずなんですが、残念ながらほとんど頭が働かなくなっていた当時の記憶はほとんどかすれてしまってます。

 

そういえば、終電の時間帯にフラフラ状態で、ワタシの車のボンネットにしがみつき、

「すみません。まだ吐かないと・・・思うんですけど・・・飲みすぎて・・・ちょっと吐きそうなんで・・・急ぎで・・・お願いしても良いですか・・・。」

と言って来た身なりの良い大学生っぽいお兄さん。

「先に吐いちゃったら?」とは言えず、まずは自作のエチケット袋を渡し、どうにか車に乗せ、ゆすらないように慎重に運転してお送りしたら、降りる前に

「あ、ちょっと待って。運転手さん優しかったから・・・お礼のお金も・・・出しますんで・・・。」と言い出して、おぼつかない手つきですっげー高そうな財布を探りつつ、ウプッと言い出したので

「結構ですから!早くお休みになってください!」と慌てて車外からドア前にダッシュし、内心で「とっとと降りろぉー!」と思いながら必死に降車を急かすもなかなか降りてもらえないので、しかたなくご自宅の玄関のインターホンを押して、おうちの人に引っ張ってってもらった事もありました。

ってこれは別に良い思い出でもなかったですねw

 

 

そうこうしながら、いよいよストレスに負けたワタシの体が悲鳴を上げる日がやってきます。