魅力を伝える 7-3 | わいわい日記 by わいわい企画

わいわい日記 by わいわい企画

わいわい企画は広告を中心に、様々なプロジェクトのコーディネートを行っています。
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 先ほど、エントリーシートと向き合う時は面接と同じくらい真剣に…と言いましたが、もちろん自分を追い込み過ぎることは禁物です。自分への逃げ道は確保した上で、落ち着いてエントリーシートに取り組みましょう。

 採用担当者が読んでいてもっとも退屈なエントリーシートは、言葉はきれいだけれど想いが伝わらない文章です。よく例文で見かける「業界をリードする御社の一員として…」というような文章は、読み手からすると「会社のことをよく知らないくせに、資料をベースにコピペで書いたな」と見破られているものです。それより多少認識の間違いがあったとしても、会社への想いが伝わる文章の方が人間として興味がわくものです。

 もちろん、だからと言って自由気ままに個性を表現すればいい訳ではありません。面接時の服装を例に考えてみましょう。男性であればシャツは白が基本ですし、ネクタイもベーシックなものを選ぶべきでしょう。面接会場にTシャツとデニムパンツで行く人はいません。また、女性であればスーツは紺やグレーが多いでしょう。アナウンサー試験でもない限り、白やピンクのスーツを着て行く人はいないと思います。

 だとするとエントリーシートも同様です。ある程度個性を出すことは大切ですが、極端過ぎる表現は受け入れられるものではありません。あくまで「就活生が書く文章」という範囲内で、読み手の印象に残る表現をする必要があるのです。

 エントリーシートに提起されている設問は、会社によってかなり差があります。ですが、志望動機と自己アピール(あなたの人物像が分かるコメント)は、ほとんどの会社で設定されています。ですので、まずは自己アピールについて、就活サイトに書いてあるようなありきたりな文章ではなく、あなた自身の経験や魅力が伝わるような表現で書きましょう。そして、志望動機については「御社の発展のために、自分は有益な人材になれますよ」というアピールを忘れないようにしましょう。

 それを読んだ採用担当者が「この人からもっと話を聞いてみたい」と思わせることが出来れば、エントリーシートとしては大成功なのです。



➡ 次号へと続く


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 この連載「最後の就活マニュアル」は、広告会社わいわい企画が企業トップや人事担当者、また就活生などからヒアリングした声をベースに、就活生や新社会人にとって有益な考え方をお伝えするテキストです。

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