我らがOSN44メンバーのヨシバさんがやってくれました!

先日開催されたEJ24 (関東地区大会)にて、規定トリックアドバンスド部門優勝、5A部門3位の好成績をおさめられました!おめでとうございます!

 

使用ヨーヨーはC3yoyodeginのGalaxy Diver!本家C3yoyodesignのWebサイトではもう販売が終了していて、後継機のGalaxy Diver 7075 v2がラインナップされているみたいですね。

 

全国大会にも出場されるご予定だとか。ライブストリーミング越しではありますが、応援させていただきます!

では、そんなヨシバさんの決勝のフリースタイル演技を振り返ってみましょう…、と、いきたかったのですが、なんと!まだ公開されていない!!(泣)

 

では、フリースタイル演技を動画ではなくスコアシートをもとに振り返りつつ、分析してみましょう。

 

まず予選。

予選を通過する基準点は50点。また、50点を超えた選手の人数が10人までなら3人しか決勝に進めません。そんな中、ヨシバさんは見事、予選を3位で突破して決勝へ進出されています。

 

TE(技術実行点)は1位の選手と比べると、半分くらいのスコアになっています。私は当日のフリースタイル演技を拝見していないので正確にはわかりませんが、トリック数の差が表れているのだと推測されます。

 

FE(フリースタイル評価点)は各項目の採点は10点満点で3~5点が標準とされます。そうすると、ヨシバさんはボディコントロール以外の要素はすべて標準を超えているという高評価です!

 

ボディコントロールは「ステージマナー、プロフェッショナリズム、ステージ上での振る舞い、体の動き」の観点なのですが、

  • ステージの上であることを意識していたか
  • 体の動きは洗練されていたか
  • 堂々と演技ができていたか
  • 多くの人に見てもらうものとしてふさわしい演技だったか
うーん、1位の選手が7.0、ヨシバさんは4.0。その差はどこにあったのか、ぜひフリースタイル演技のビデオが公開されたら分析してみたいですね。
 
次に決勝です。ヨシバさんの演技順は1番目でした。
TEは予選と同じ傾向がみられます。トリックの数の差が点数に表れているものと思われます。同じトリックは加点されないルールですので、似たトリックをちゃんと違うトリックだとジャッジに認識してもらえたかどうか、といった点も重要なポイントになってきます。
 
FEは予選と違って、観点が8つに増えており、得点が2で割った数字になっています。ヨシバさんと1位の選手と大きく差があったのは「コレオグラフィ」と「コンストラクション」でした。それぞれスコアにして1.5点差です。
 
コレオグラフィは「音踏み、リズム、テンポ」の観点ですが、
  • 演技に音踏み、リズム、テンポをうまく合わせていたか
  • トリックのテンポと、音楽のリズムが合っていたか
  • トリックや体の動きを音楽に合わせているか
音楽との協調に重きを置く観点です。これは当日の演技がうまくいったか、ということもありますが、それよりも事前にどれだけ演技を作りこんできたかが大きく点数を左右すると思います。
 
ヨシバさんくらいになると、練習してきたことをステージで再現することはほぼ問題なくできる技量をお持ちだと思いますので、当日のデキというよりは事前の演技の作り込みを更に行うことでコレオグラフィの点数はまだまだ伸びていくものと思われます。
 
コンストラクションは「構成、起承転結」の観点ですが、
  • 音楽に合わせた起承転結、ピークコントロールなどがあったか
  • 音楽の雰囲気とトリックの雰囲気はあっているか
ということで、これまた音楽との協調が評価されたり、フリースタイルを通してのトリックの選択などが評価される観点となっています。
 
「起承転結」とありますが、kaz的にはこれを「メリハリ」と捉えるのがよいのではないか、と思います。同じ調子のトリックが続くと観ている側は飽きてしまうわけで、トリックの系統やスピード、トリックを行う位置(ヨーヨーの高さの他、ステージの立ち位置なども)を意図的に変化させて演技にメリハリをつけ、フィニッシュに向けて盛り上げていくようなトリック構成にすると、コンストラクションの点はまだまだ伸びるのではないでしょうか。
 
なーんて、偉そうなこと書いていますが、kazが到達できないすごい領域でヨシバさんは戦っておられるわけで…、ホントにすごい!ここまで書いてきたことは、あくまで客観的にスコアシートから読み取れることを書いただけですので、ご参考程度に読んでいただければ、と思います。
 
うーん、フリースタイル演技の映像がないとなんとも、だな(笑)。公開されるのを楽しみにしましょう。
 
 
ここからはちょっと思い出話。時は10数年ほど遡ります。
私とヨシバさんは2011年に大阪で開催された「All in One 2011」という大会で初めてお会いしました。ヨシバさんはけん玉の達人でもいらっしゃるのですが、フリースタイル演技でヨーヨーとけん玉をミックスさせてみたり、演技終了時は舞台の上をゴロンと転がったかと思えば背中に「完」(いや「終劇」だったかな?)の文字が現れたり、と唯一無二のフリースタイル演技をされ、kazは一発でヨシバさんのファンになってしまったのでした。
 
この時からヨシバさんとの交流が始まります。さっき、昔のブログ記事読んでたら、ヨシバさんとコメント欄でやり取りしてるところを見つけました。
 
ちなみに「All in One 2011」という大会、なぜこのような名前なのかというと、

ヨーヨーを始めたばかりの人も、世界大会で優勝したりする人も、同じステージにあがることができる。だから「All in One(みんないっしょ)」。

いいコンセプトの大会でしょ?ググったら映像出てきたよ(笑)。

 

 

色んな人が若い姿で出てくる!やべ!若かりし頃のkazもチラッと映ってる(笑)。もう10年以上前ですもんね~。

 

ヨシバさんのフリースタイル演技の動画がUPされたら、またブログを書くかも?でも、今回かなりチカラ入れて書いたから、もう書くことないかもしれないなー。

 

改めまして、ヨシバさんおめでとうございます!全国大会での更なるご活躍をお祈りしております!

 

ブログ記事公開後、追記:なんと、2時間ほど前にフリースタイル演技の動画が公開されてましたとさ…www