『リングにかけろ』コミックス第1巻の終盤のクライマックスシーン。
登場人物は元ボクサーの亡き父の遺志を弟に継がせようとする姉・高嶺菊と弟・竜児。
この姉弟、結構な貧乏で、母親の再婚相手はロクデナシ。転校した先でもいじめられてつらい日々を送っています。
菊は竜児に「お前には父ちゃんの血が流れている!強くなるんだ!ボクシングをするんだ!」
と言い続けますが竜児は泣き虫&弱虫で泣いてばかりでボクシングなんかしたくないと拒否し続けます。
ですが…
ぼろぼろにされてもいじめる相手に立ち向かっていく姉の寝顔を見てとうとう竜児が覚醒します。
強かったらいじめられなくてすむのか?強くなったらあいつらに馬鹿にされなくて済むのか?
(正確なセリフは定かではありません)
そこでこのタイトル部分のセリフ!
「姉ちゃん、俺、強くなるよ」との決心。
やっとその気になったか竜児!
コミックス1巻分まるまるうじうじしやがって!
(はじめの一歩の一歩は連載一回目で決意してたぜ!)
待ってたぜ!
さぁ、物語はこれからだぜ!
っていう主人公の目覚めをさ・・・・。
淡ーく期待しちゃうのよねん。。
習い事に対して
「やりたくない、やりたくない」
「嫌い!やめたい」
を繰り返す子どもたち。
適度にそそのかしてここまでやってきた。
いつか竜児のように目覚めてくれるかもしれない。
一度や二度いやだと言ったくらいでやめることないと。
無理やりやらされたとしても結果オーライな時もあるかもしれない。(ピアニストの清塚さんみたいに)
今はやらされでもいつか自ら好きになってくれるかもしれない。
何かのきっかけで竜児のような気持ちの変化があるかも…。
だがそろそろあきらめてもいい頃かもなぁ。