講座やイベントを開く際、毎度毎度準備に追われ、結局準備不十分だったり、思ったより来場者や参加者が集められなかったり。
そのたびに「あー、もう自分こういうことから手を引こう」
と思うのですが、
いざ本番を終えるとなんとか開始前の不安は杞憂だったのかと思えるくらいなんとかなっってくれちゃったりします。
そして直前の誓いはどこへ行ったのやらまた同じことの繰り返し。
先日は市民活動センターの事業で「なるほどザ学習会 SNS講座」を行いました。
講師はインスタグラムで作品を発信し、固定ファンをつかんでいる和菓子職人老泉翔太氏。せとまちサポーターでもあります。
昨年度の事業「種まき交流会」のパネルディスカッションでのトークの流暢さ、各地で和菓子教室をされている経験、そして何よりとってもかわいい和菓子をインスタグラムで発信して(まさにインスタ映え!)反響を得ている実績に心酔して講師をお願いした次第です。
事前打ち合わせは軽くFBのメッセンジャーにて。
細かい確認事項もほぼなし。
かなり講師さんにゆだねる形になりました。(ほんっと危ない)
(※一応インスタグラムの操作に関しては頭に入れておきましたが…)
さて本番。
アプリを扱う講座は参加者のレベルがまちまちになると進行が難しくなったりします。
かといって対象者を絞りすぎてしまうと参加される方も少なくなってしまうのが悩ましいところです。しかも市民活動センター主催ということで、あまねく多くの人が対象ということが前提。今回もやはり一歩先の使用法を知りたい受講者さんと、全くの初心者の受講者さんといらっしゃったので、中盤の質問タイムではそれがはっきり出てしまいました。
おおむね講師さんに全体の回しもゆだねる形で進めてきましたが、受講者さんの質問からの流れというのも講座全体の構成で大変重要になります。
ともすれば講師と1受講者さんと1対1の時間が増えてしまったり、想定外の質問で講師が戸惑ったりと、状況に応じて運営側が会場整理をする必要があります。
ですが、老泉さんはそのあたりが大変達者で、実に巧みに対応してくださいました。
本来、運営側の準備で事前に回避することが出来たかもしれないことですが、すっかり助けていただいてしまいました。
インスタグラムの活用法だったり、和菓子の技術だったり、マネジメントの力であったり、誠実な人となりであったり、見た目のカッコよさ(!)だったり、多角的に評価の高い方ですが、この現場対応力にあらためて感心いたしました。
運営側なのに1受講者気分になって聞いてしまっていた私…。反省!
ご自身の普段の撮影方法のデモ
やめようやめようと思いつつでもやっぱりもっと改善していい形で提供できるようになりたいな、とそのせめぎあい。
何はともあれ、老泉翔太さん、お世話になりました。本当に勉強になりました!