福島県の小さな町の町長がやったことを次々に首長がやれば第二・第三の夕張市の出現を回避できると教訓である。
竹内謙氏のネットコラム『Samurai Mayors』によると、根本町長の6期目の当選の事情を、次のように伝えている。「根本町長への町民の信頼の強さ」を知ることができる。
《“女の涙”で溢れた町長室に監禁
03年3月14日(金)。根本良一町長は晴れやかな朝を迎えた。町議会の最終日。ここで引退を表明することを前日のうちに家族と地元紙の記者に話していた。65歳。
次の4年間の任期を全うする健康にも自信がなかった。家族は喜んでくれた。朝刊には「きょう引退表明」の記事が載っていた。20年間の町長生活は妻と娘から嫌われ通しで、いつも朝食は自分で用意して出掛けたが、この日はにぎりめしとみそ汁を出してもらった。奮発して新調したスーツを着て役場に出掛けた。
そこで思わぬ出来事に巻き込まれることになった。「引退表明」を知った消防団員や民生委員が町長室に押し掛けて、「町長が辞めたらオレも法被(はっぴ)を脱ぐ」「私も辞めさせてもらう」と口々に引退を翻意するよう迫った。さらに強力だったのが続いてなだれ込んできた町のおばちゃんたち。100人ほどが「辞めるなんて言わないでください」と涙ながらに訴える。
町長が「辞めることは妻と約束したから困る」というと、だれかが町長夫人を家から連れてきてしまった。夫人も泣いている。女性たちは午前10時の議会開会の時間になっても、町長の服を掴んで離さない。町長は“女の涙”で溢れる町長室に監禁されることになった。
ようやく辿り着いた議場は傍聴者で超満員だった。4人の議員が緊急質問に立った。だれも引退を認めようとしない。こらえきれなくなった根本町長は、涙と鼻水で顔をくしゃくしゃにしながら、「任期途中で倒れるかもしれないけど、行くところまで行く」と引退の意思を撤回した。
傍聴席からは「バンザイ」の歓声が沸き起こった。翌月の統一地方選挙で5期連続の無投票、6期目の当選となった。
「小さいからこそ輝く」とは、このことだろう。そこには、町民の意思が目に見える政治がある。大きな自治体にこんなことは起こりようがない。絶滅危惧種のような町長が、そこにいる。》
総務省や中央の大新聞の記者は、このような町民から信頼された根本良一町長に失礼きわまりないデマを流したり、いわれのない悪口を言ったことを反省すべきである。
いかがですか、こんな町長が日本におりますか?
似たようなのが二人(河村氏・竹原氏)居ますが・・・・・前福島県矢祭町長 根本良一氏にはかなわないと思います。 が答えだろう。
現状の地方自治の現場は,職業議員が結託して、公務員と議員のための政治をしているだけである。
首長と談合議員たちが市民から税金を搾り取って,その血税を公務員らにも山分けしているに過ぎないのかも知れない。
根本良一氏はシロアリ公務員も家族であり,家族みんなが努力すれば報われることもある。リーダーの中のリーダーでこの人を超えるような立派な人が出現するだろうか。
当たり前のように見えるが,それができる首長を市民が選べば,地方自治もまともになると思う。