せめて目標や希望が持てる社会を

  白洲次郎の原点は何だったんだろう。


  17歳から26歳までの9年間を英国のケンブリッジ大学で過ごす。


  欧米の視点、考え方においては、常に原理原則が明確だ。


  日本の場合はというと・・・・・・玉虫色が原則なのか?  非常にわかりにくいのが日本社会である。


  白洲次郎の逸話に


  当時、首相であった田中角栄がこのクラブでプレイをしたいと秘書らしき若者から挨拶があったらしい。

 「これから田中がプレイしますのでよろしく」
だいたい事情を察した白州次郎は、
 「田中という名前は犬の糞ほどたくさんあるが、どこの田中だ」
 「総理の田中です」
 「それは、(ゴルフクラブの)会員なのか?」
 「いえ、会員ではありませんが、総理です」
 「ここはね、会員のためのゴルフ場だ。そうでないなら帰りなさい」
そう言うと白州次郎はそっぽを向いてしまったという。 
 当時、飛ぶ鳥を落とす勢いであった首相の田中角栄に対してさえも、一歩も引かなかった。
 首相であろうと誰であろうと、ルールを守るということを第一にしたのだ。



 英国に学んだ白洲にとって・・・・角栄が何だ!!  ルールも守らないなら首相すら相手にしない。 痛快である。



 英国に学んだ白洲と我々日本に育ち学んだ我々では温度差がありすぎるのだろう。



 英国という国の文化を取り入れた彼の人生で・・・・・やはり『まずは否定して再考する。』  紳士は原理原則(プリンシプル)を重視する。


 歳を取るにつれて・・・・・日本の政治家はプリンシプルがなくなり・・・・官僚は『渡り』をしたがる傾向である。


 『風の男』そんな文化を創るなら・・・・日本では東大ではなく・・・・ケンブリッジなのかも知れない。


 日本には松下政経塾というものがあるが・・・・・ケンブリッジ留学で政治を学び,その精神を取り入れたらどうだろう。


 政治を去る小泉元首相とて往生際の悪い政治家となったと思うこのごろ。


 日本のリーダーは風のごとく爽快であって欲しい。