浅川氏・高川選手、お世話になりました。

久しぶりに初心に帰って色々なものを学ばせてもらいました。

さて今回のヨネックスコーチトレーニングは、対象が…。

県内 中学・高校 中学・高校 中学・高校のソフトテニス部顧問
① 未経験顧問 ② 経験の浅い顧問・外部コーチ ③その他希望者

となっており…。

ウチの中学の顧問と元外部コーチを誘い、自分も子供達の指導に対しての共通認識を計ることを目的として参加しました。

元外部コーチは参加に関して渋っていましたが、話をして当日見に来るといっていました。
で、見に来たところを捕まえて、無理やり参加させ、結局予定通り3人とも受講することが出来ました。

最初は1時間程度の座学、その後コートへ出て2時間程度の実技といった流れ。

座学

グリップの握り方
参加者の指導方法としては、基本的にラケットを地面に置いて、人差し指をグリップの上に乗せる感じにし、そのまま握って人差し指を横にずらして中指との隙間は空ける…といった感じの指導が大多数。
ただ、実際にそのまま握るとセミウエスタンのグリップになる。
ならないと思っている人はやってみてほしい、絶対にそのまま握るとずれる。
で、現在はイチョウの角度に沿って、親指と人差し指をあわせ、スライドして握らせるといった握り方。
ラケットを上から掴むのではなく、少し斜めにして握る感じの指導の推奨。

ボールへの慣れ方
先ず、ボール2球でのお手玉。
コレが意外と出来ない子が多いとの事。
この日の夜にJSTCに参加している小学生高学年4名にやらせたところ、2名が出来なかった。
因みに回転を逆にするだけで相当ハードルが上がる。
次に、同時に2球ボールを上に上げて、手をクロスしてキャッチ。
コレは自分も出来なかった。
後で練習して出来たくらいのレベル。
これも出来た人はクロスする手を逆にする。(右手が上にくる人は左手が上にくるように…)
最後は、2人組で2球同時に投げキャッチさせる。
これもJSTCの子供には意外と難しがった模様。
最初は両手で投げてキャッチさせるのだが、出来たら片手で2球同時に投げてキャッチさせる。
ボールが飛んでくる長さが変わるので、遠近感が上手く処理できずこれも難しい。
この2球同時ってのが、2つの事を同時に処理する為のトレーニングになるとの事。
飛んでくるボールを見ながら走ったり、スイングしたり…。
打点に入ってボールを見ながら前衛の動きを見たり…とか。
上手く出来ない子には、更に負荷をかけるような(難しい)練習をさせ、上記のような練習をさせると簡単に感じるので良いとのこと。

サービスの打ち方
というより、グリップの握り方。
コレは普及という視点からみるとウエスタンだが、強化という視点からみると最初からイースタンではじめてもらいたいとの事。
結論はなし。
コレについては自分も同じなのだが、自分としては最初はイースタンでどうしても出来ない人はウエスタンで良いのでは?と思ってる。
ウエスタンだと打点が下がり、スピードサービスは打てなくなるので、イースタングリップへステップアップしないといけないのだが、ウエスタンで打ち続けるとイースタンではなかなか打てなくなる。
あと、最初の構えの方向も違うことに留意。

実技

ボールつき&ストローク
下にボールをつく練習。
下にボールをつく面と裏の面(上の面)でボールを打って上に上げ、そのボールをワンバウンドさせてから、再度上がって落ちてくるところをまた上の面で打つ。
コレが、通常のストロークでボールを打つときのタイミングの練習になる。
で、ベースラインスタートでこれをやりながら前に進み、サービスラインを超えたところでネットの向こうに打つ練習。
出来るようになったら、後ろ向きで進む練習など。
これで、打球のタイミングが取れるようになり、ボールをネットの向こうに飛ばす為に自分がボールの横に入らないと打てないということがわかるようになるらしい。
複数人並んで練習することが可能だが、怪我防止の為に動いていい幅を決めておくなどの対策は必要だが、基本コレは勝手にやらせておいて大丈夫な練習。
実際にJSTCでやらせてみたところ、放置しても大丈夫そうだったので中学生の上げボールにまわれた。
あとは2人組でボールをつき合う練習、そこに様々なアレンジを入れて工夫して練習させると良い。
自分は打った後に横に一回転して打つことをやってみたが、数回やったら気持ち悪くなった。

サービス
呼び方は忘れたが、最初からテイクバックをした状態からのサービスの推奨。
簡単にいうと、ラケットを担いだ状態からスタート。
サービスにはトス・テイクバック・インパクト・フォロースルーと順に連動させないといけないが、先ずやらないといけないのはインパクト。
イメージとしてはハイタッチをするような手の動き。
この下から上の動きでボールを打たせる。
ラケットを担いだ状態からハイタッチの動き、この動きでインパクト面を下向きに。
ネットについた状態でこの動きでボールを打ち、サービスコートにボールを落とす練習。
まぁまぁ難しい。

バックハンドストローク
オープンスタンスでも打つが、最初はクローズで。
踏み出した足の先でインパクトのイメージ。
体重は前足に乗り過ぎないように。
高川選手は身体の中心のバランスで。
浅川氏は後ろ足に体重がある状態でインパクトを迎えたほうがやりやすかったとの事。
スイングの方向は身体の内側から外側に向けて。
外から外への回転させるスイングは力が入らない。
力が入るポイントは肩・肘・手首・ラケットがある程度一直線になったとき。
なので、回転させるスイングだと、インパクト後に肘が伸び、力が入るポイントが打球後になってしまう。
押し出す意識のスイングが必要との事。

その他、現代っ子の足首の関節が硬い為、回りこみ時の後ろ足のタメが出来なかったりする傾向がある等、柔軟の必要性の説明があったり…。
関節を柔軟でやわらかくすると、逆に瞬発力が下がるので、試合前は逆に固めることをしないといけないとか…。
パワーポジションの説明で、前衛の構えは逆に膝を伸ばしておいたほうが反応自体は上がるとの説明。
テイクバックは上から、下からの回転はスムーズに肩が回らない。
テイクバックは肩をいれる為に必ず両手で引く、スクールに来ている子達も両手で引いていない子は肩を入れてるつもりだろうが入っていない子が多い。
ドライブをかけるには手首を使う、打球時に手首を下向き(横向き)から上向きにすることでドライブ回転がうまれる。
インパクトは面をかぶせずフラットで打つ。

等など…。

いろいろ情報があって消化するのに苦労しそうな部分もあったが、おおむね理解できる内容。

自分で消化した内容なので、もしかすると浅川氏・高川選手が意図している内容と異なるかもしれませんが、ご本人以外からの苦情はお受けいたしませんのであしからず。

あとは、どう活用するかだね。

幸い自分には実験台となる長女ウサビッチ(中1)と次女赤ちゃん(小4)、そしてTNCの子供達がいるので…活用させていただこう!