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それから二週間後の土曜日、昂大はアウディとともに、引っ越してきた。
ワタシは駐車場を2台分借りた。
チョコチョコ事前に運んでいたので、ほぼ荷物はなく、家電品はリサイクルし、マァマァな服が運び込まれ、後は諸々の後始末をすませて、やって来た。
玄関に入ると、昂大が頭を下げた。
「どしたぁ?」
「千尋ちゃん、ヨロシクお願いします。」
「アラマ、改まってどしたん?」
「僕からお願いしたことだから。」
「そんなん…。」
「ちゃんとしようと思って。」
はにかんで笑った昂大が、とても愛しかった。
少し恥ずかしかったが、ワタシも姿勢をただし、頭を下げた。
「どうぞヨロシクお願いします。」
昂大が1人増えたからといって、ほぼワタシの生活が変わるわけではない。
というか、ブランクはあるものの、歴代の恋人たちと同棲してきて慣れている。