ワタシは、どこまで今まで、恋愛をしてたんだろう。なんか、不思議な気がした。昂大の方が、よっぽど大人だと思う。
翌日、ワタシはマスターとカウンターで話しながら、こいつが何故、昂大の嫉妬の対象になっているのか、考え込んでいた。
どー考えても、どー見ても、このオジサンが昂大にかなうはずないのに、何故に昂大が嫉妬せねばならないのか…。
ワタシを怒らせるというか、イライラさせてるオジサン…。
ワタシは、マスターの話しなんぞ聞いておらず、首を振って、考えるのをやめにした。
「ん?千尋ちゃん?」
「何でしょう?」
「どーして今、首振ってたの?話の受け答えに、首を振るような話ししてなかったけど。」
マスターが、だいぶ悲しそうな顔をしながらワタシの顔をのぞきこむので、
「何でもないです。ってか、話し聞いてなかった。すみません。エヘッ!」
「千尋ちゃん…。目がね、笑ってないからコワイょ。」
「そーですか?すみません。エヘッ!」
「だからね………。コワイ……。僕、なんかした?」
「なんにも。」
「ナゼ………。」
「どーすれば?」
「心から笑って。」
「できねーわ…。」
ワタシが、ボソッと呟くと、
「怒ってる?」
と聞いたので…、ワタシは、驚いてしまった。
今、怒ってるのか?