この夏 エアコン祭りに続き
バッテリー祭りになっています
下のJAFのチラシにもあるように
昨年も出動回数第一位はバッテリートラブルなんです
こんなことになっている状況なので
自分なりに少しだけ詳細にメカニズムを考察してみます
先ず車両の電気負荷の内訳です
平均的な普通車の電気負荷は上記のような感じです
春、秋のエアコンを入れない季節 車が必要としている電流は約42A程度
これが夜になるとプラスで約25A必要となります(Hiビーム点灯時)
更に夏場のエアコンを使用する時期であればプラス最大で約17Aが
必要なのです 真夏の昼間でも67A、真夏の夜だと84Aもの電流が必要となります
では、その電気を発電するオルタネーターはどうなっているんでしょう?
定格出力 50/110A 13.5Vなどと書かれていると思いますが
50/110A 13.5Vの意味は
オルタ回転数1500rpm時に50A
定格オルタ回転数6000rpm時に110A となります
オルタネーターのプーリー比は2~2.5の為(車両により異なる)
エンジン回転に読み替えると
750rpmすなわちアイドリングで50Aの出力が出来、
3000rpm 中速回転時に110A出力出来ますという事になります
これはオルタネーターが以下のような出力特性があるからです
但しオルタネーターはグラフで示すように
冷間時に比べ高温時では約2割ほど電流出力が
落ちることも分かっています
次に一般道路を走行している車両の回転数頻度を併せてみてみます
一般道路では50%以上がアイドリングに費やされます
また、燃費向上の為ハイギヤードとなる傾向になっており
2000rpmを超えることが少なくなっています
データは揃いましたので考察編に続く・・・