アガサ・クリスティー『死者のあやまち』(田村隆一・訳、ハヤカワ・ミステリ文庫)★★☆ | yy79z

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中高生の時に読んだ本を実家から持って来て再読。

ポアロが出てこない中盤が退屈。
事件担当者はポアロを尊敬している警部なんだから
関係者の事情聴取に立ち会わせてもよくないか?

デヴィッド・スーシェ主演のテレビドラマを観たら
小説もミスリードとか一応ちりばめられていると分かったが
五里霧中すぎて、手がかりだと思わないというか。
そうすると「アガサ・クリスティー作品、犯人イケメン」法則で
従姉妹に会いに来た金持ち男かと思うが
小説と違い、こちらは犯人に仕立てあげられてしまう。
も、別にタイムリミットサスペンス的盛り上がりもなく(小説では無罪放免)。
原作を読んでいれば感慨深い。(というか、自分が読み取れてないだけか)