横田増生『潜入ルポ amazon帝国』(小学館)★★★★ | yy79z

yy79z

yy79z

15年ぶりにamazon物流センターに労働者として潜入した著者。
そこでは、突然死が続発していた。

産業革命時代の暗黒工場そのもので
いまどき、こんな会社があるの? 存在が許されちゃうの?と

びっくりするしかないブラック企業で
情報透明性の欠片もないという意味でもブラック・ホールなアマゾン。

ベゾスも怖いが
こんな会社に雇われて、ベゾス思想に染まって仕事する人たちも怖い!
ヒトラーもひとりでいるならとりあえず人畜無害
彼に賛同する人間がいて、命令すればいいだけの立場に祀り上げたから
ああなったわけで。
が、ベゾスは戦時じゃなく平時でこれ
もしアメリカ大統領になったら、世界はどうなるんだ?

個人事業主という名の零細フリーターな自分の方が
収入比率的にアマゾンより多く税金を納めてるってんだから、ひどい(笑)。

大学エリートからよくこんなとんでもないのが出てきたよなあ、と
前々からベゾスに感心していたのだが
義父がキューバ移民だそうで、なるほど!
どう見ても中国そのもののアマゾンだが、キューバなのね。
ジョブズ同様、実親じゃないと、こうなるんだよなあ、というのは偏見ですね、すみません。

ベゾスが生まれたのは、リー・ハーヴェイ・オズワルドの死去49日後。
「キューバからの刺客」とは、ベゾスのことだ!