前回の続きです。







スマホを忘れて何時になるかわからないと言われた羊水検査までひたすらで過ごす。





さすがにベットにごろりんとして

ちょっと目をつぶってみたり

横の大きな窓の変わり映えのしない景色を見つめたり……







そうしながら

時に天井を見つめ





いつの日か入院をしていた今は亡き祖父のことを思い出しました。







持病で入院することも多く、

生死の境を何度も彷徨い

若くして亡くなった祖父




私は小学校3年生でしたが

よく記憶に残っています。









そんな祖父はもちろんスマホなんかなく

ほぼ寝たきりの生活なので娯楽もなく

この天井や変わらない景色を眺めて

何を考えていたのだろう……






よく入院中、ニュースを見ては子どもが巻き込まれた事件などを私たち孫と重ねて心配していたのを思い出しました。













ここで死を待つというか

迎える、死に向かうって

言い表せられないつらさだな



となんとも言えない想いを抱き








数時間











さらにどこからか赤ちゃんの泣き声、泣き声

同じ部屋の方が赤ちゃんをあやしたり

看護師さんが声をかけたり……








漠然と

私はこんな風に産めるのかな?

この子は産まれてこれるのかな?





そんなことを思うと涙が










どんよりした天気に

ちょっと暗い、古い病室は

重い気持ちになりました。























お昼になるとご飯を一人ひとりに配っている音が聞こえてきました。







生年月日、名前を伝え

ご飯を受けとりました。







何もせずご飯が出てくるって

幸せ










人生初の入院&病院食


薄味でしたが美味しかったです。






きちんとカロリー計算された献立を見て

私の作っているご飯はだいぶカロリー高いな

と思いましたアセアセ




バランスよく、副菜も充実させていますが

夫にしっかりめに食べてほしいので

そうなるのですが、、、





こういう献立が初めてで

参考になりました!
















ご飯を黙々と食べ終え

食器を下げてもらえるのか

自ら持って行くのか迷いつつ

食べた量も担当の看護師さんが把握しないとだよね、と空の食器と共にすること1時間半……










1:30頃に看護師さんからトイレの声掛けと

検査しますよーと







心の整理はあまりできずドキドキ












検査着などはなく私服

万が一汚れても良い服で、ということで

採卵の時にも来た丈が長めのトップスに

ゆるっとしたパジャマにもしている綿のズボン

一応、着替えも持って行きました。








案内された部屋は

若干物置感もある(笑)

広めの個室



ベット一つと機器が色々と






ベットに寝ていつものエコーのように

お腹を出す








汚れないように紙を挟んだり

敷いたり……







先生が2人入って来てそれから

研修生も2人




若いっ!

めっちゃ幼い学生さんっていう感じ




大人5人に囲まれて恥ずかしかったですが、

私の検査が経験となってもらえるのであれば…







先生方は手際よく

ささっと準備




特に声掛けなどはなく

ひたすら私はドキドキ





エコーで赤ちゃんを確認、刺す場所を決めていました。





前壁胎盤の私ですが特に問題なく決まりました。







お腹を広範囲で消毒

イソジンのようなものがつたって

流れるほどたっぷり





丸い穴の空いたシートとかぶせられ

手術やん!となり





いよいよ!






エコーを見つつ

先生が手にする滅菌された袋は

異様に長く




もしや、あれが針?!




いや、え?!

長い……


どこまであるん?





長いよね?






いや、これやないっしょ!

なんか針金みたいに太く見えるし……







と1人心の中であわあわしていたら

ビリビリとそれを開ける先生







やっぱり刺すやつでした泣き笑い











想像以上に長くてびっくり!







大きめの注射器に接続され

一思いにブスリッ!








刺された瞬間、皮膚の痛みは全くなかったのですが、進めていった先の子宮に当たった感じ、何とも言えない痛みはありました。









意外とすぐに子宮に到達








それから数分




この時間が怖かったです。






ゆっくりゆっくり羊水を抜いていく

エコーに映る赤ちゃんは少し手を動かして針に当たるんじゃないかヒヤヒヤしながら、でも私自身内臓に針が刺さっているという意識前集中の痛み、怖さ






怖さによる痛みですね。







赤ちゃんの心配もありましたが



正直、普通に、痛かったです。

怖かったし、痛かったです。





内蔵に触れる鈍痛

どちらかというと不妊治療中の内診や検査など中?奧?内部の痛さに似ていました。













吸い上がる羊水を見ながら

さっき見た針金のような針はたわんでいるようでした。


よくわかりませんが、体感

50cmはあったような……




曲がっているのでその振動が内蔵の痛みにも繋がり、やっぱり痛い……





顔をしかめつつ

胸元でぎゅっと握り締めた両手に力が入り





早く終わって………





と何度も思いました。





3分くらいですが長かったです。










針を抜くときも子宮に当たる部分は痛い


それでもさっと抜いてもらって

お腹を綺麗にしてもらって

カットバンをぺっ!






拍子抜けするほど

簡単な処置(笑)









これが羊水ですよ


と見せてもらった黄色い液体





なんとも言えない見たことのない綺麗な薄い黄色でとってもキラキラして見えました。







神秘的できっとこの光景は一生忘れないと思いました。









研修生と女医さんが出て行き

片付けやらをしていた男の若い先生






どうでした?

痛くなかったでしょ?






いや、普通に怖いし痛いですけどね



と心の中で思いつつ




自分は絶対に受けることのない検査

その痛みを痛くなかったでしょ?ってね、









実際羊水検査は痛いです。



でも、痛さランキングで言えば

卵管造影や内診でグリグリされた時

不妊治療の筋肉注射、自己注射の方が痛かったかな?




私なりに例えるなら

インフルのワクチンの筋肉注射が

ずっと続く感じ


という痛みでした。










まぁ、一つの意見としてご参考までににっこり













そんな感じで終わったら清々しく(笑)

それでも流産の心配もあるので不安になりつつ帰りは車椅子を押してもらってベットへ





1時間の安静





 


時間になると

赤ちゃんの心拍確認(心音聞くだけの機械)

検査後の注意点の説明

退院の説明を看護師さんに受けて



身支度をしてほぼ1日を過ごした病棟を後に









会計でお会計

¥88,460



クレジット使えるので安心








看護師さんに

え?自分で運転して帰るの?

気をつけてね!

と言われたのでそろそろとゆっくり歩いて車へ





安全運転で無事に帰宅しました。







家に帰ってからもソファーで横になり

シャワーはOKでしたが

夫からも止めとき!と、


私も怖くてほぼ動かず24時間は寝て過ごしました。







薬は帰ってからの夜ご飯後から

抗生物質が5日分、飲みきりでした。





その後の痛みなどは全くなく

出血などもなく

元気に過ごしています。






そして、いよいよ明後日は結果を聞きに行く日です。












長々としたブログ

読んでいただきありがとうございます。

色んな意見があると思いますがこんな人もいるんだ、と思ってもらえたらありがたいです。