小樽北運河沿いにある運河公園の噴水広場は、子どもの遊びにもなっていた。噴水越に西洋風の建物が見える。2020年から大規模な保存修理をおこなっていた「旧日本郵船株式会社小樽支店」。この春4月25日から公開が再開されていた。[撮り溜めた写真から]
当該建物は、小樽の明治時代の西洋石造建築を代表するもの。地元石材を使用した左右対称な構造。そして外壁に2種類の石(小樽軟石と登別中硬石)を組み合わせている。「近世ヨーロッパ復興様式」と呼ばれる。竣功当時は、クリーム色の建物で、重厚・華麗な風格があったという。昭和44年に国の重要文化財の指定。
正面玄関を入ると眼前に広がる営業室は、飴色に輝く木製の柱や梁、柱頭飾り目に付く。欧州航路を含む貨物や旅客の取扱い業務をした。2階に上ると、貴賓室と会議室がある。施工当時の金唐革紙(壁紙)や漆喰彫刻が施された天井中心飾りから、商都小樽の繁栄が窺い知れる。
写真1 北運河公園と廣井勇像。
写真2 石造建築の旧日本郵船小樽支店。
写真3 飴色の営業室。
写真4 白山丸の模型と階段手摺。
写真5 国際舞台にもなった会議室。
写真6 貴賓室と金唐革紙(壁紙)。





