宝徳寺 床春もみじ | 清多夢クラブ

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 桐生市の「お寺の宝」と称される宝徳寺の床もみじを拝観した。禅宗方丈様式で造られた本堂は、黒色の漆塗りの床が有名・・。タタミ28畳分の磨かれた黒い床が水鏡のようになり、四季折々の自然の美しさを映り出す。本堂の襖絵に、対の龍が描かれている。「雙龍殿」と呼ばれる。[撮り溜めた写真から]

 三方を山で囲まれている大光山宝徳寺。桐生地域の領主であった佐野間網が室町時代の宝徳年間(1450年頃)に創建したとされる。当時、桐生城(檜杓山城)の裏口を護る要害として山寺が建てられた。戦国時代に桐生佐野家が滅び荒廃したが、江戸中期に再建された臨済宗の寺院。

 双龍殿の前には、枯山水の「碧層々の庭」があり、もみじ、山々を借景としている。この石庭を前に、禅の修行をする。「癒し、学び、修行、祈り」の場所だ。床に別世界をリフレクションする床もみじ。Reflectionには、反射の他に、熟考、内省との意味がある。自分の考えや言動を振り返る禅寺なのだろう・・。
 

写真1 黒漆の床に映る春もみじ。

 

写真2 新緑の樹々とカラフルな傘。

 

写真3 石庭「碧層々の庭」と釈迦三尊仏。

 

写真4 雙龍殿の襖絵「海龍と雲龍」。

 

写真5 客殿の襖絵「夢桜」他。

 

写真6 中庭「富貴滴水の庭」と春秋冬の床もみじ。